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生きる上で必要ないんだけど、大切なもの

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マンガ、ドラマ、映画で心を動かされる体験って大切だと思うのです。
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有休消化の終わりに

7月末日に働いていた会社の最終出社を終えて、8月から1ヶ月間、有給を消化することにしていた。職場の雰囲気が嫌になって、働くというモチベーションが0の状態だったので、まるで夏休みを待つ小学生のようなソワソワした気持ち、というより、仕事なんて嫌だーーーーいと駄々を捏ねたダメな大人と表した方が正しいのかもしれないが、そんな投げやりな気持ちで、7月を過ごした。とにかく僕は、8月の有給休暇、1ヶ月もの長期休みを、どのように過ごすかということだけを、仕事中にずっと考えていたのである。

花束みたいな恋をした

映画を見てからだいぶ日が経ってしまったのだが、「花束みたいな恋をした」という映画について色々語りたくなってしまった。と言うのも、なんか目にする映画評が、なんか皆ひねくれた目線で見てるんだもの〜。 この映画では、いわゆるサブカルチャーと呼ばれるであろう作家、お笑い芸人、アーティストの固有名詞が沢山出てくるから、そう言うのに詳しい人たちが、「麦も絹も、ニワカでしょwwww」みたいに言いたくなるのは分かる。でも、そんなこと言わなくてもいいジャーン!というのが、僕の言いたいことです

元カノからLINEが来たから、最高の離婚を見た

4連休初日、やり残してあった仕事を家でチマチマと進めていると、1通のLINEが。机に置いてあるiphoneの通知バナーには、大学時代付き合っていた彼女の名前が表示されていた。心臓がバクバクした。さっきまで凝視していたディスプレイの中のプログラムが頭に入ってこなくなった。僕は席を立ち、部屋の中を右往左往。数分ほど歩いて、心が落ち着いたタイミングで改めてiphoneを手に取り、おそるおそるLINEを開いてみた。 「久しぶり!東京に引っ越してきたんだって?近々、ご飯でも行こうよ」

ソラニンと、大人になった僕

先日、大好きな漫画家の一人である、浅野いにお先生の代表作、「ソラニン」の新装版が発売された。ソラニンは高校生の頃に映画で見て、心を打たれた。あまりの感動に、原作が手元に欲しいと思い、隣街のブックオフにまでチャリンコをかっ飛ばしたことを、今でも忘れない。あれから、7年。ソラニン自体は、公開されてから10年以上経つらしいのだが、その続きの話が見ることができるという宣伝文句に惹かれて、「ソラニン新装版」を買ってしまった。ソラニンを読んで思い出したことをボヤかせてください。 思

忘れるの前に浸りたい

人には、忘れてしまいたいことと、忘れたくないことが沢山あるであろう。例えば、会社の忘年会で誤ってパーリーピーポーが集まるお店をチョイスしてしまったこと、先生のことをお母さんと呼び違えてしまったこと、両親がいないと思って彼女を家に連れてきて、ちょめちょめしてたら、お母さんが帰ってきてしまったこと。いつだって忘れてしまいたい記憶というものは、意図せずできてしまう。だけど、これらの過ちが記憶から葬りさられたら。それはそれで、薄っぺらな人生になってしまうのかもしれないと気づかせてくれ

「けもなれ」をオススメしたい

ベトナムに来て、早くも3週間が経った。幸いなことに、生活を送れなくなるほどの問題はない。強いて言うなら、バイクに轢かれる危険性と、食べ物でお腹を壊す危険性が日本の2~3倍高いくらいであろうか。ただ、生活には支障はないのだけどテレビがないことはとても困る。いや、正確に言ったらテレビはあるのだけど、映るものがベトナムの番組のため言葉がわからず何も面白くない。そんなこともあろうかと、Fire TV stickを日本から持ち込んだのに、いざテレビに繋げて映画を見ようとすると「この地域

愛とは何でしょうか?

こんにちは、オェーーーなタイトルから始まりました。愛とは何だろう?なんて柄にもないことを、ここ最近考えている安田です。愛って何?男女が付き合って、結婚する。愛ですね。家族との愛なんてのもありますね。ほかは?あんまり浮かびませんね。だって、友人との関係を愛と呼んでしまったら、ちょっと気持ち悪いし、職場の人たちとの間に愛があるっていうのも、全然違うし。だけど、自分が想像している以上に街には、愛が溢れているんだよなあ。 そんな深いことを考えさせられてしまったのは、現在、Amazo