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アベノミクス~日本を救うはずだった最強の経済政策~

今回は「アベノミクス」についてアウトプットも兼ねて解説していきます!

そもそもアベノミクスとは?

アベノミクスはそもそも、安倍元首相が掲げた経済政策でしたね!

そのアベノミクスは、「三本の矢」が柱でした。

  1. 大胆な金融政策

  2. 機動的な財政政策

  3. 民間投資を喚起する成長戦略

これらは「強火・中火・弱火」のような関係です。

(成長戦略は民間企業が勝手にやることだと僕は思っているので、ここでの説明は割愛します。)

第一の矢:大胆な金融政策

三本の矢で最も重要なのは、一本目の矢である「大胆な金融政策」です。

大胆な金融政策として、金融緩和、つまりお金の量を増やしたことで、円安株高が進みました。

しかしそれは、金融政策の本当の目的ではありません!

本当の目的は、その先にあります!

今までのnoteでも解説してきた通り、金融緩和(お金の量を増やすこと)の目的は、お金の価値を下げることです!

そもそもなぜ、金融緩和で円安株高になるのでしょうか?

それはもちろん、投資家の株式に対する需要が高まったからです。

なぜなら、日銀が金融緩和すると宣言したことで、お金の価値が下がると投資家たちが予測したからです。

そう予測した理由は、経済の基本原則を振り返れば分かります。

【経済の基本原則】
・経済とは交換をすること
・交換は、価値の低いモノから価値の高いモノへ
・モノの価値は、量が多ければ低く、少なければ高い

これが理解できていない方は、僕のnoteを振り返ってください。

では、お金の量を増やしてお金の価値を下げたら、人々はどうしますか?

お金の価値が下がるので、お金をモノと交換しますね!

ただ、お金と交換できるモノは、店にある商品とは限りません。

他国の通貨や株も、お金と交換できるモノです!

だから円安株高になるのです!

お金の価値が下がると人々が予測すれば、お金以外のモノに交換しようとします!

外国の通貨に換えれば円安、株を買えば株高、モノを買えば需要ということになるのです!

だから、金融緩和は総需要の不足を解消する経済政策なのです!

よく「アベノミクスは失敗」と言われますが、そんな彼らも円安株高が起こったということは認めています。

それを「効果がなかった」というのはあまりにあり得ない話でしょう。

仮に需要が足りなければ、第二の矢で補えばいいのです!

第二の矢:機動的な財政政策

大胆な金融政策で内需が増やそうとして、実際に結果も出つつありました。

「さぁこれからだ!」

そんなときに水を差したものがあります。

それはもちろん、消費税増税です。

投資家がお金の量が増えて、価値が下がると予測していたところに、政府が「消費税」という形で人々が使えるお金の量を少なくさせる政策をしました。

まさに愚策です!

本来のアベノミクスでは、第二の矢「機動的な財政政策」で、政府がバラマキして人々の手にお金が渡り、使えるお金の量を直接増やして、消費を加速させるはずでした。

それを言うと、

「借金だらけで財政破綻寸前なのに、そんな財源はない!」

という反論が来そうですね。

でも、国の借金である国債の約半分は日銀が買っているので、増やしても問題ありません!

財務省のホームページより

借金の最大の問題は、借金に利子を付けて返さなければならないし、返さないでいると利子が雪だるま式に増えていくことです。

しかし現状の日本の借金の約半分は、政府の子会社である日銀なので、払った利子は政府に戻ってくるのです!

それは例えるなら、父親が母親に借金をするようなものです!

どれだけ借金が増えたところで、家族が経済的に破綻することはありません!

そのため、日銀保有の政府の借金は、事実上借金ではありません!

詳しくは下記のnoteで解説済みです!


最後までお読みいただきありがとうございました!

参考

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