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石川泰昭
2021年6月8日 20:12
ねこは、いつも1人になりたがっていました。というよりも、いつも1人でした。それはさみしいからでもなく、苦しいからでもなく、ただ眠たかったから。誰にも会わず、ずっと眠っていたかった。誰にも会わず、ずっと眠っていたがった。誰にも会わず、すっと眠りにつきたかった。ある朝、起きたら夜でした。夜起きたのに、朝起きたと思っていた。夜なのに朝のような、朝のような夜。そんな日のお話です。にゃあ