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【他の人よりチョット詳しくなれる】フィンランドのカリキュラムのポイント!


現在、世界ではコンピテンシー(資質・能力)の定義と育成が目指されています。


日本でいうところの、「主体的・対話的で深い学び」のようなものです!


文献やオンラインのイベントでは、コンピテンシーの定義や育成に関する研究や研究会が増えていますよね!





とはいえ、日本はまだ模索しているように見えます。


たとえば、「高校の『総合的な探究の時間』をどうするか」であったり、


「新しい学習指導要領に対応した授業をどうするか」といった議論や試行錯誤が学校現場で見られるでしょう。





ご存知の通り、現代は「どう教えるか」「何を教えるか」という時代ではありません。


「どう学びを促進(ファシリテート)するか」「どのような経験から学ぶか」を重視する時代ですよね!






とはいえ、どうやったらいいのか…何を指標にしたらいいのか…まだまだ不明瞭なことばかりですよね。






そこで、今回は1994年のカリキュラムからコンピテンシーの概念を取り入れているフィンランドの現在のカリキュラムを見てみようと思います!!






7つのTransversal Competence


フィンランドの現行National Core Curriculumでは、Transversal Competence(TC)という概念が定義されています。


私はこれを「教科横断的で汎用的なコンピテンス」と訳します。




内容は以下の7つです。




1. 考えることと学ぶことを学ぶ
(Thinking and learning to learn)


2. 文化的コンピテンス、相互作用と自己表現
(Cultural competence, interaction and self-expression)


3. 自己管理と日常生活の管理
(Taking care of oneself and managing daily life)


4. 多元的読解力
(Multiliteracy)


5. ICTコンピテンス
(ICT competence)


6. 職業において求められるコンピテンスとアントレプレナーシップ
(Working life competence and entrepreneurship)


7. 参加、関与、持続可能な未来の構築
(Participation, involvement and building a sustainable future)




パッと見た感じ、「主体的・対話的で深い学び」よりはわかりやすそうですよね。



それでも、「どういう意味だろう」「どうやって身につくのだろう」と思いますね。



それぞれについて深く考えると、本1冊では書ききれないほどの情報量になりそうですね…。







そこで、チョットだけくわしくなるために、今回はこれらの名称をおさえることにしましょう!



スモールステップですね!!!



次回、TCについてもうチョットくわしくみていくことにしましょう!



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