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生産管理システムを勉強してみた#3

新しいキャリアに挑戦予定

すぐに戦力になれるように生産管理システムについて勉強を開始

第3章の投稿です。第2章は↓から。

参考図書

第3章 顧客の思い通りの要求定義を実現するためのポイント

第3章まとめ

3章になった途端、文章だけで伝えるより挿入されている図を模倣した方が早いシーンが多くなりました。図を書くのはかなり時間かかります・・・
ただ分かりやすく、後で振り返る事出来るようにしたいので時間かけてみます。

アウトプットの質は高く維持しておかないと折角のインプット情報も取りこぼしますからね。
にしてもアウトプットはとんでもないトレーニングです。筋トレの様にやり続ければ結果は出ますがちょっとサボると衰えるのは早そうです。

引き続き頑張ります!継続は力なり。

<3-1 要点>生産完備システムは7つのサブシステムで考える

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・ユーザーの思う生産管理システムのスコープが明確でないことが多い
2-1で生産管理は「購買」、「生産」、「販売」、「開発」、「管理」の5つの基幹機能と説明
・この5つの基幹機能から7つのサブシステムに分解する
・「生産」機能を3つに分解
①生産計画
 経営計画→大日程(需要予測結果or受注データ)→中日程(月or週単位の品番別生産計画から必要な部材が明確化され発注)→小日程計画(作業指示や工程指示と言う作業内容レベル)へと時間の経過とともに詳細化
②工程管理
 作業実績から進捗、仕掛品、設備稼働、品質、生産性を管理。
 生産時点のタイムリーデータ取得のためにPOP、バーコード、RFIDとそれを読む端末が使用される
③在庫管理
 在庫は原材料、購入部品、副資材、半製品、仕掛品、流通在庫など多様
 在庫管理は出入庫を正確かつタイムリーに収集できる仕組みが不可欠。
 管理の指標として在庫回転率、在庫回転期間が用いられる

・「販売」「管理」「購買」機能は4つに分解
④販売管理
 見込み生産の場合は需要予測、受注生産の場合は生産計画に盛込む
「品目」、「数量」、「納期」が管理される
⑤購買管理
 計画に基づいて必要部材の「名称・型番」「数量」「納期」が購買に伝達され、取引先に発注がかかる。納期と品質が示され、クリアしたものが納入・検収されて買掛金に計上される
⑥原価・生産性管理
 工程実績から標準時間と実作業時間を管理(組立チャージ)
⑦マスタ管理
 BOMが最重要。名称・型番ルールの徹底、設計変更時の修正、生産終了による削除までの管理が必要
※「開発」機能はMBOM設定のマスタ管理の一部だけのため除外

引用:生産管理システム構築のすべて ISBN 978-4-534-04674-1  P54~56参照

<3-1 所感>

このパートは必読です。この概要と流れが頭に入っておかないと生産管理システムの話は出来ないですね…いまさらながらとても勉強になりました。

また意外と半製品と仕掛品の違いってなんだっけ?ってなります。(私は特に)
なので以下参考。


全体システムの関係は本当に重要なので気合いを入れて図に起こしました。本書の絵を参考にしています。

_7つの主要機能

<3-2 要点>周辺システムとのインターフェースが重要

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・生産管理システムを導入したいが、販売管理と在庫管理と会計システムは、すでに別ベンダー経由で構築済。と言うケースがある
・生産管理と関係が薄いシステム
 設計開発管理(CAD/CAM/CAE)、製品管理(PDM/PLM)、自動倉庫、人事労務

引用:生産管理システム構築のすべて ISBN 978-4-534-04674-1  P57~59参照

<3-2 所感>

このケースあるある‼︎と思ってちょっと期待しましたが、あまり詳細な情報はありませんでした。3-1が理解できればいいかな。

<3-3 要点>工場の生産形態に合ったシステム構築

03_歯車

この説は以下の所感でまとめます!

<3-3 所感>

ここは第2章の<2-2>でも出てきましたね。<2-2>にもこのページのリンク貼っておきます。
正直第2章が重要なワードの定義・説明をたくさん含んでいるので第3章は同じことを書くことになりそうなので、本書にある絵を補足としていれておきます。(自作第2号)

_生産形態の分類表

<3-4 要点>リードタイムは最重要キーワードの一つ

04_時計

・生産管理におけるリードタイム(以下LT)
①生産LT:生産着手から出荷まで
②顧客LT:顧客が発注してから手にするまで(発注LT)とも言う。受注量と生産能力で決まる
③配送LT:工場から納入場所に届くまで
④調達LT:配送LTと逆で発注してから納品されるまで
・LTは一般に需要量が多いほど待たずに入手できる事を期待される。
・LTを縮めるために見込み生産が行われる
・BTO(Billed to Order)とは半見込み生産を実施して顧客要望に応えて仕様変更できる生産
ペーパーLTは帳簿への記帳や情報伝達など事務処理に要する時間や、会議待ち、PC処理時間など考慮するのを忘れがちなLT

引用:生産管理システム構築のすべて ISBN 978-4-534-04674-1  P62~64参照

<3-4 所感>

3-3まで2章の復習と思いきや急に重要な項目が出てきました。
生産管理システムを導入すれば、ペーパーLTが短縮される。この効果はしっかり提案時に示してあげる必要がありますね。
たしかに事務の方がやってる仕事。としてカイゼン項目に含まれていない事が多いかもしれないです。

<3-5 要点>生産形態によって変わるLTと在庫の関係

05_チェス

<3-5 所感>

こちらも本書の図を使った方がわかりやすいと思い、図を自力で作成したので挿入しておきます。当たり前ですが、こうして横並びにすると新鮮な発見ですね。(自作の作画は時間かかり過ぎますね・・・)

_LTと在庫の関係

<3-6 要点>パッケージソフトをうまく導入するコツ

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・生産管理と言う業務は、他の業務と比べて業種、製品、企業で仕事のやり方が千差万別
パッケージソフトを適用しても上手くいかないケースも多い
・アドオンやカスタマイズが膨れ上がりバージョンアップに対応出来なくなるケースも多い
・生産管理システムのパッケージソフトは4種類に分類できる
①ASP(Application Service Provider)
SaaSとも呼ばれる。導入スピードが早く低価格かつ簡単に使えるメリットはあるが、機能の拡張や変更が出来ない
②生産管理パッケージソフト
 ASPより適合は高いがアドオンがかさみ、コストもかさむ事が多い。パッケージのまま使っている顧客はわずか44%で、大幅なアドオンが多い(2009年中堅・中小企業の生産管理アプリケーション利用シェアと評価調査報告)
③ERP(Enterprise Resoure Planning)
 製造業は生産管理システムもERPに取り込もうとしたが適用が難しく、成功した企業は少ない
④イージーオーダー型パッケージソフト
 生産管理機能をサブシステムに分解し、顧客ニーズに合わせて組み合わせる。導入期間や費用がある程度必要だが、基本のMRP(Material Requirement Planning)エンジンの完成度が高いものが多く、自由度の高いアドオンも多い(著者はおすすめ)
※MRPについては第6章で後述されてますのでご安心ください

引用:生産管理システム構築のすべて ISBN 978-4-534-04674-1  P68~70参照

<3-6 所感>

パッケージソフトの種類と特徴が綺麗に整理されています。
著者曰く、フルカスタマイズが適合度が最も高く、一方パッケージは上手く行きにくい。と述べています。(要点からは削除してます)
ここはかなり「???」です。
結局カスタマイズソフトは、要件定義フェーズに相当な時間がかかり、要件定義が終わると莫大な金額の見積が出てくる。
決死の覚悟で投資したが、要件定義が甘く運用に馴染まず使われない…なんて事が多いのではないでしょうか。

トップが入って業務をシステムに合わせる覚悟が必要なんだと思います。
いま回っている業務を変えるって相当勇気がいると思います。

馴染むまで会社全体の業務効率が落ちるし、反抗勢力も強くて導入のハードルが高いので。
ただDXとは、まさしくこうした事を乗り越える必要があるのだと思います。
生産管理システムって凄いなぁって思います。1990年代から概念とビジネスはあり、今改めてDXと言う必要不可欠なビジネスイノベーションの要になっている!!凄すぎますよね。


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