「令和」とは、仲間を励ます言葉である
ふと時間が空いた月曜日の朝、何の気なしに「令和」の背景となった歌について調べるべく『万葉集』を開いていました。改めて前後を読むと、とてもいい言葉だなと思ったので、ちょっと紐解いていくことにしました。
詠まれた日の背景「令和」という言葉が出てくるのは、『万葉集』の巻第五、梅花の歌三十二首の「序文」です。天平二年正月十三日(現在で言うと、730年2月8日?)に、大伴旅人の家に集まって梅についての歌をみんなで詠んだという説明です。
ポイントは、その背景。大伴旅人が大宰府に赴任し