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ブランディングを考える。

こんにちは。飲食店経営者兼ブロガーのおおいしです。
飲食店に関わることについて書いてるブログはこちらです↓


僕は「ブランド」というものに興味がありません。

靴は履ければいいし、財布はお金が入ればいい。バッグはモノが入ればいいし、車は走ればいい。

ナイキがいいだとかグッチが好きだとかHondaじゃなきゃ乗らないとかそういうのまったくありません。スマホで時間がわかるので時計もつけません。

今日はそんな「ブランド」にまったく興味のない僕が「ブランディング」について考えてみようと思います。

1.ブランディングとはなんぞや

ブランディングについて考えるのにブランディングとは何か知らなければ始まらないので、とりあえずWikipediaで調べてみました。

ブランディング、またはブランドマネジメント (英: branding, brand management)は、ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく、企業と組織のマーケティング戦略。

ターゲット市場におけるブランドの現状認識の分析から始まり、ブランドがどのように認識されるべきか計画し、計画どおりに認識されるようにすることが目的である。認知されていないブランドを育て上げる、あるいはブランド構成要素を強化し、活性・維持管理していく手法でもある。

ここでいうブランドとは高級消費財に限らず、その対象としては、商品やサービス、それらを供給する企業や団体のほか、人物・建築物・史跡・地域 ・祭事など、あらゆるものが該当する。

と、まあこんな感じです。なんとなくわかるようなわからないような。

これを飲食店に当てはめて僕なりに噛み砕くと、

・お店のメニューやサービスの差別化
・差別化したメニューやサービスをお客様に共感していただく
・お客様に信頼されるお店になる

こんな感じで捉えればいいかと思います。

例えば、ルイ・ヴィトンの信頼感ってハンパないですよね。ヴィトン持ってるだけで自分の価値が上がると思ってる人がわんさかいますよね。いいモノ持ってるからって人間としての価値が上がるわけじゃないんですが笑

僕らにとっての「とりあえず生ビール!」ばりに彼女らにとっては「とりあえずヴィトン」は当たり前なんでしょう。

ブランディングってそういうことなんだと思います。

2.ブランディングをもう少し掘り下げる

僕はブランディングについて詳しいわけではありません。だからいろいろ調べました。

結局のところ飲食店のブランディングって、

・メニューの差別化
・立地の差別化
・サービスの差別化
・広告宣伝による認知度のUP
・口コミによる信頼度のUP

こんなことばかりが書かれていました。でも僕は思うのです。

そうやってみんなが同じことをやってブランディングになるんかいな、と。

小さな飲食店のブランディングで大切なのってオリジナリティだと思うんです。もちろん、「どこにもない唯一無二の唐揚げが食べられる」とか「日本で唯一、湖に浮かぶ喫茶店」」とかメニューや立地が他で真似できないオリジナルならいいと思います。湖にお店を浮かべられるかどうか知りませんが笑

ブランディングしよう、ブランディングしようって意識を向けちゃう方が模倣だったりどっかで見たことあるようなヤツになりがちだと思うんです。

個人経営の小さな飲食店なら、周りの目なんか気にせずに「楽しむこと」「好きなこと」にフォーカスして振り切っちゃえばそれ自体がブランディングになっちゃうんじゃないかと思うんです。そう、思うんです。

3.僕の成功体験

僕が小さな居酒屋の大将としてお店を流行らせたとき、ブランディングなんてぶっちゃけ考えてもいませんでした。ブランディング?なにそれ、美味しいの?です。

でも僕は失敗経験からこのお店は好きなこと楽しいことを振り切っていこうと決めていました。それが勝手にブランディングになっていました。

例えば、休みの日は入り口に張り紙をしていたんですが、いつも自分が面白いなって思うことを書いていました。

「都知事選に出馬要請があるかもしれないので本日はお休みします」とか
「本日はプロ野球ドラフト会議です。ワンチャン育成に引っかかるかもしれないので本日は電話の前から離れられません」とか
「エリック・クラプトンに逢いにちょっと遠くへ行ってきます」とか


まあくだらない張り紙を毎週書いていました。自分が楽しいからです。

すると、「休みの日の張り紙面白いねー、どんな店か気になって来てみたよ」って言って新規のお客さんが来るようになりました。これって「休みの日に面白い張り紙貼ってある店」っていうブランディングになってますよね。

あとは、料理の盛り付けでマヨネーズアート描いたり、誕生日のメッセージカードを筆文字で書いたり、営業中にギターを弾いてみたり、ネコちゃんのカワイイ食器を集めてみたり。どれも自分が楽しいからです。

そうやって楽しんでたらそれを求めてくるお客さんが増えたんです。

グループの誰かが誕生日のたびにメッセージカードを楽しみに来てくれた保育士さんの集まり、ギターを持ってきて一緒にセッションした大学生、来るたびに新しいネコちゃんの食器は仕入れてないか聞いてきて同じ食器を家で使う主婦さん…。

これをブランディングなんてカッコいい言い方をしていいかどうかなんてわかりません。何しろ僕はブランドに興味はないしブランディングに詳しいわけでもないですから笑

でもブランディングっぽいことにはなっていたんじゃないかなと。

もちろん、それがイヤで2回目はないお客さんもたーくさんいたでしょう。でもすべてのお客さんを満足させようと思ったら小さな飲食店にファンなんてできません。無難なお店が出来上がるだけです。

ブランディングってそういうもんじゃないの?知らんけど。

4.まとめ

では、今日の話をまとめましょう。

お店楽しもうね!

以上。本日もくだらない文章を長々と読んでいただきありがとうございました。


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