Yasuaki

六か国ほど異国転生を繰り返してたら、起業してました。 コンテンツは以下の通り 「起業・…

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六か国ほど異国転生を繰り返してたら、起業してました。 コンテンツは以下の通り 「起業・副業」 「ブラック企業あるある」 「海外あるある ビジネス編/生活編」 「地政学と国際情勢と歴史」 「お酒の物語」 「行って良かったマイナー観光地 世界編/日本編」

最近の記事

ブラック企業あるある これからはデジタルじゃないと

社内ベンチャーのコンペティションに応募するために、企画に知恵を絞る俺の席の後ろに来て本部長が言ったのさ。 「これからはもっとデジタルじゃないとダメだよ」 そんな本部長は、言うだけ言って自分のデスクに戻ると、机の固定電話をとって言ったのさ 「もしもしJTBさんですか?来週の日本への一時帰国の航空券なんですけど。。。。」 うちの会社はシステムで航空券の予約できるし、今時に旅行代理店って。。。。。 しかも、卓上の固定電話って。。。。。。 コントとしては面白いんだけどさw

    • ブラック企業あるある AKYとOKY

      一昔前に日系企業駐在員の一部でよく聞いた単語。 AKBの派生ユニットではなく、現地の商習慣や労働文化の違いを理解しようともせずに、妄想に近い自分の理想論を押し付けようとする日本本社に対する呪詛の言葉であり、その内容は A あえて K 空気を Y 読まない O お前が K 来て Y やれ なんで、こんな昔の事を思い出したのかって? 察してください。

      • 地政学・時事 10年後は観光が出来なさそうな国々

        2000年ごろには普通に旅行できたのに行けなくなってしまった国々は少なくない。イエメン、シリア、レバノン、リビア等の中東・北アフリカ諸国。 これらはアラブの春で長期政権が倒れて内戦に陥っていた国々。チュニジア、アルジェリア、エジプトの三カ国は持ち直したけど、上記のうちレバノンは実質的に国家崩壊中で、残る参加国は絶賛内戦中。 もうシリアのパルミラ遺跡やイエメンのサヌアの尖塔、リビアのサラブダ遺跡は訪問できない。 アラブの春で崩壊した国家には共通点があって、いずれも共和制かつ

        • 副業・起業 海外仕入れと輸入消費税

          副業で物販をするのに海外からの購入/海外への販売をする場合も多いと思います。その時に気を付けないのは各国の税金ですが、関税と違って見落とされがちなのが各国の消費税で、これによって利益が減るどころか逆ザヤなんて事もありえます。 海外では一般的にVATと呼ばれる消費税ですが、海外向け販売では輸出国では課税されない一方で、輸入国ではがっつりと課税され、これは輸入消費税ないし輸入VATと呼ばれます。 海外仕入れ時の例としては、海外から50万円分の商品を購入して国内で55万円で販売

        ブラック企業あるある これからはデジタルじゃないと

          ブラック企業あるある 「毎日一回叫ぶのが健康管理」

          最初に駐在員として赴任した東欧の工場は、タイのマザー工場から部品供給を受けていた。そのマザー工場に英語の出来る幹部がおらず、ヨーロッパ人の部下に任せていると部品の納期でよくトラブルになり、日本人幹部同士で話し合って解決するはめになる場合が多かった。 で、今日のオッサンはそんなマザー工場の取締役。 この人物はタイでの暮らしは長いものの英語は話せないどころか大嫌いで英語アレルギーなので、マザー工場への連絡は全て日本語のメールでよこせとの主張。当然、そんなことが物理的に可能なわけ

          ブラック企業あるある 「毎日一回叫ぶのが健康管理」

          お酒の物語 お雇いフランス人達の置き土産

          明治維新における日本の先端技術の導入を支えたお雇い外国人といえば、その主体はイギリス人。一方で、帝政ロシアのお雇い外国人といえばフランス人。そんなお雇いフランス人たちの置き土産とは? 18~19世紀の帝政ロシアは西欧諸国に比べて後進国であり、その近代化のためにお雇い外国人の助けを必要としていた。この時のロシアは黒海周辺地域をオスマントルコから奪って領土を大幅に拡大したものの、その近代化も外国人技師の助けを必要とした。 ロシアの近代化を支えたお雇い外国人の多くは、当時の友好

          お酒の物語 お雇いフランス人達の置き土産

          ブラック企業あるある 「暗くてよく見えんくなったから帰るわぁ~」

          オッサンは60過ぎなので、日が傾いて暗くなってくるとモノが良く見えなくなってくるらしい。どうやらオフィスの照明だけでは無理らしい。 そして今日も顧客への見積もり期限をぶち破って帰っていくオッサンは「暗くてよく見えんくなったから帰るわぁ~」と言い残して退社するも、工場から街まで片道1時間で、その半分は峠道。 標識や信号は見えているのだろうか。。。。。。 そして俺は今日も、残業して彼の作った間違いだらけの見積もりを修正する作業が始まる。

          ブラック企業あるある 「暗くてよく見えんくなったから帰るわぁ~」

          時事・地政学 今ハンガリー進出とか正気?

          ある大手商社の駐在員がハンガリーに合弁工場を出そうとしていて、ヨーロッパの現地スタッフが困惑しているというお話。 ハンガリー人は民族的にはマジャール人と呼ばれ、元々は10世紀ごろにウラル山脈からやってきたアジア系遊牧民の末裔。混血が進んだ結果として容姿は白人だけど、その言語等にアジア起源の名残を残していたりする。 公的な場面で表立って言われることはまずないものの、ヨーロッパ内ではアジア起源の民族として低くみられる傾向があるのも事実。 とはいっても、なんだかんだいってEU加

          時事・地政学 今ハンガリー進出とか正気?

          お酒の物語 日本酒世代論

          1970年代をピークに消費量が激減している日本酒。昨今は若干は持ち直して、輸出も漸増していたりはするものの、その消費量は全盛期の1/3以下。 ただ、約10年のサイクルで新しいトレンドが生まれており、今回はこれらを日本酒世代論として、時代背景と一緒に解説してみました。 70年代 消費量としては最盛期だったものの、ビジネスとしての中身も、お酒としての中身も好ましいモノではありませんでした。当時は高度成長のまっさなかで急増する需要に追い付くために、米で作った日本酒をエタノールや水

          お酒の物語 日本酒世代論

          ブラック企業あるある 「ほな、わしかぁ~」

          東欧の小国に駐在員として赴任したその週に、支社長である上司と顧客訪問をした時の話。 訪問したら顧客の購買担当者(ヨーロッパ人)が怒ってた。どうやら見積もりが間違っていたことを怒っているらしく、しかもうちの会社は常習犯らしい。なんで毎回毎回間違えるんだと詰めてくる担当者を前に、誰が見積りを間違ったんだと言い出す上司。 オッサン「お前が間違った見積もりを出したのか?」 俺「一昨日に赴任したばかりですよ」 オッサン「ヨーロッパ人スタッフの営業か?」 俺「うちの会社は見積もりは

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          欧州あるある ビジネス編 御用聞き営業スタイルはコント

          日本では是とされる営業スタイル「何かお困りの事はありませんか?」 ヨーロッパのビジネス文化的には、これは完全なギャグだったりします。 自社の製品やサービスの長所を伝えて、それが営業先の興味・関心ごととマッチした場合にのみ、相手方より具体的な案件の話が出てきます。 自身達の長所が何かをろくにPRせず、ただただ悩みを聞き出そうとしてくる営業マンに、一体何を相談しろというのか。 「何かお困り事はありませんか?」 「貴社の製品の長所は何ですか?」 「電話は2コール以内に取ります」

          欧州あるある ビジネス編 御用聞き営業スタイルはコント

          起業・副業 冷遇される給与所得と優遇される金融所得

          リーマンショックのあおりで内定が消し飛んで既卒未就職の年収100万円のフリーターからはじまった2008年。そこから転職+異国転生を繰り返して、ドイツで総合商社に入った時に気が付きました。  年収1000万円を超えたのに、税金ばかり増えていき、生活はあまり楽にならない。スーパーでの買い物や定食屋のランチメニューで値段を気にしなくなった程度で、資産形成など出来る気がしなかった。働けど働けど、わが暮らし楽にならず。  そう驚愕の手取り率はなんと53% 独身に厳しいドイツの税制

          起業・副業 冷遇される給与所得と優遇される金融所得