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二元論では選択を誤る

人生において二択を迫られることは多いかもしれません。

金持ちと貧乏、どっちが良い?金持ちに決まってんだろ!
正社員と無職(or ちょっとバイト)どっちが儲かる?正社員に決まってんだろ!だからプラプラしてないで早く仕事見つけろ!
資格あるのと無いの、どちらが就職に有利?そりゃあ、ある方がいいに決まってんだろ!取り敢えず取っとけ。

単純に目の前の選択を二択と考え、どちらかを選ぼうとする人は多いと思います。
それが正しいと思い込み、無理してでもどちらかを選択し、その道を進もうとします。
しかしながら、それで幸せに近づくとは限らないということは多くの人が薄々感じていることかと思います。
それはなぜかというと、目の前に置かれた二つの選択肢を選ぶことに気を奪われ、もっと大事なことを忘れているからです。
「自分は何のために生きているのか?」「どうせ生きるなら意義ある行動をとろう!」「幸せになりたい!」
こんな根本的な想いが置いてけぼりの場合が多いのです。
有利な選択肢を選んだつもりでも残念ながら心は道足りることなく、いつまでもざわざわとした気持ちが残りがちです。
良い大学に入ったからと言って幸せになれるとは限りません。良い会社に入ったからと言って幸せになれるとは限りません。お金が沢山あったとしても幸せになれるとは限らないのです。
これは冷静に考えれば簡単にわかるのですが、お金や学歴、年収と幸せ度の相関は必ずしもパラレルではないのです。
「お金があるのとないのどちらが良いか?」
こんな問いに対しては「そりゃあ、ある方がいいに決まっている。」と答えるかもしれません。それはそうかもしれませんが、それとお金を手に入れるための行動を優先するべきかどうかは違ったりするのです。
仕事を探すとき、時給の高さに目を奪われたり、資格を取るときに就職への有利さに目を奪われたりするかもしれません。
しかしながら、それらは本当に自分がやりたいことでしょうか?
都会の競争的な社会に疲れ、田舎に移住してくる人が増えています。
せっかく田舎に来たのだから自分でやさいでも作って、それを食べながらゆったり暮らしたいと畑作業を始める人は多いです。
そしてせっかく作るのであれば沢山作って余剰分を売って生計を立てれたらいいな。
でも単価が安くて儲からないな(儲けを出すには値段をあげるか量をさばかないとだめだな)。
もっと効率よく沢山生産しないとだめだ(効率良い悪いで言ったら良くないとだめだな)。それには機械化が必要だな。
機械を買うにはお金が必要だ。そして買っちゃったからには沢山売らないとまずい、、、
と言う感じに、競争社会から逃れようとしたはずなのに知らないうちにまた競争に自分から首を突っ込んでいるケースが非常に多く見られます。
このような流れに陥らないようにするには、普段から自分の心の奥にある声に耳を貸す癖をつけるのがお勧め です。
就職に有利だからと言って資格を取るのではなく、もっと純粋に「私は何をしたいのか?」と考え、自分の感覚に耳を傾ける のです。
できるかできないかなんかも置いておいて、本当に情熱をささげるものが何か、考える時間を取るのもいい でしょう。
本当にやりたいことはその資格を取ることでしょうか?
形式的なことはそれほど重要ではありません。
せっかくの人生、自分の気持ちに素直に生きようではありませんか!

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