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コロナウイルスが葬儀業界に与える影響

こんにちは やすです。


コロナウイルスの影響で政府か一人当たり10万円を支給されるそうですね。この支給に対して喜んでいる人ってどれくらいいるのでしょうか?

日頃から経済の勉強をしている方は全く喜んでいないと思います。喜べないかと思います。私も本気で焦りしか感じていないです。


すでに飲食業界やイベント施設は大打撃をうけ、倒産されているところも出てきています。収束の目途も立っていないのが現状です。


葬儀業界は亡くなる人がいる限りは安泰の業界です。


というわけではありません!!


恐らく今後、葬儀業界はかなり深刻な状況に陥ると考えます。

今回は葬儀業界の今後について私の考察を記事にさせていただきます。

※注意※ この記事の内容は業界に対して疑念を抱くための記事ではございません。あくまで葬儀に対する考えを一個人の主観で書かせていただいております。


コロナによる経済の衰退

コロナにより間違いなく日本に不景気か大恐慌が訪れます。一部ではリーマンショック以上の大恐慌とも言われています。

コロナウイルスの一番怖いところ、それは収束の目途が立っていないことです。政府が一時金を支払うといっても、いつまで続くか分からない休業要請に耐えられませんよね。


店を開けることによって売り上げを確保する業態は、一日お店を閉めるだけで売り上げがゼロになります。お店を閉めても家賃等の固定費は支払わなければなりません。それを無期限で閉めなさいと言われているのでムリゲーです。


この先が見えない政策によって倒産や閉店が相次ぎ、日本経済が衰退します。

私たち葬儀業界は死亡者がいる限りなくなることはありません。しかし経済の衰退により、後に打撃をうけることは間違いないのです。


自殺者の増加

倒産が続くと、働き口がなく多くの労働者が路頭に迷うことになります。企業側もコロナによる損失から積極的な採用というのは見送るだろうと考えます。

恐らく政府も経済政策としてインフラを整備するとは思いますが、どこまで期待できるかは分かりません。

その結果起こること、それは自殺者の増加です。働き口がなく自分自身や家族を養っていけない人が増加します。社会全体に希望が持てず自ら命を絶つ人が出てくるでしょう。


自殺者が増加するとお葬式が増えるから問題ないのでは?と考える方がいらっしゃるかと思います。

結論から申し上げると、お葬式は増えますが売り上げには繋がりません。

なぜならお葬式にお金をかけることが出来ないからです。


家族葬・直葬の増加

現在、近親者のみで葬儀を行う「家族葬」や「親族葬」と呼ばれる葬儀が増えています。今までは希望者が家族葬を行っていました。コロナウイルス以前から流行っている近年の葬儀の形です。

しかし今はコロナウイルスの感染拡大防止の観点から、葬儀社も家族葬を推奨する流れとなっています。


【コロナウイルスによる家族葬の実情】

・今までの家族葬⇒遺族が家族葬で行うと決める。

・現在の家族葬 ⇒葬儀社が家族葬を推奨する。


これがヤバいのです!

葬儀のスタンダードが一気に家族葬にシフトしていきます!


大きな葬儀会館を持っている事業所は固定費や維持費が高いです。それを家族葬の売り上げだけで捻出するのは厳しいのです。

ではどうするのか?人件費の削減と、お葬式の数をこなすことです。


すると社員個人の仕事量だけが増え、お給料は上がりにくくなります。


※同時に直葬という形も増えてくると考えています。直葬とは儀式を一切行わずに火葬のみで済ます葬儀のことを言います。葬儀代金だけで見ると最も安く出来る葬儀です。経済が不安定な状況ではあれば間違いなく増加していくでしょう。


今後の業界は個人の負担が増え、薄利多売になっていくと考えます。


ビジネスモデルの変化

コロナウイルスの影響で在宅ワークやオンライン飲み会という、新しい働き方や価値観が生まれてきました。私の会社でもWEB会議が導入されました。

そして間もなく5Gが導入され、社会全体の動きが大きく変わろうとしています。


葬儀業界は、お客様ありきの業界のためリモートワークが難しいところがありました。でもこれも固定観念だと考えます。私は本気で考えました。

今回のコロナで私が学んだことは「移動は必要ない」ということです。

これは葬儀業界にも置き換えられると思います。(デメリットもありますが)


【葬儀での疑問点】

・遠方の遺族を繋げる方法はないのか?

・香典はなぜ紙幣なのか?なぜ郵送なのか?

・記帳、面倒くさくないですか?

このあたりは今の技術でも解決策があると考えます。技術を取り入れると利便性が増しユーザーから評価されます。そしてそれが競合他社との差別化につながります。


そして、もしかしたら出てくるかもしれませんね。

「そもそもお葬式って参列する意味あるの?」って人。


※このようなことを書くと「文化が~」と保守的な意見が出てくるのは承知しています。もちろん文化も大事です。しかしそれ以上に新しいモノや仕組みと調和する方がもっと大事です。

これが分からない人は霊柩車は危険だから、担いで火葬場に行けばいいと思っているはずです(言い過ぎ)


最後に

いかがだったでしょうか。

コロナウイルスの影響は凄まじいです。早く収束していただきたいものです。


色々書きましたが、私はチャンスだと前向きに捉えています。ピンチな時にこそアイディアが生まれると信じています。

皆様も体調管理には十分お気をつけ下さいね。


最後までお読みいただきありがとうございました!

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