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「SNS運用」がうまくいかない本当の理由

こんにちは、氏家( @yasu42 )です。

8月になりました。
まずは7月からスタートしたメンバーシップに加入していただいていること、お礼申しあげます。
身内のお茶会や飲み会でしか言えないような、クローズドで価値ある情報」を提供するスタンスは変わりません。
持続可能なコミュニティを目指していくので、今後ともお付き合いください。

8月一発目の記事は「SNS運用」についてです。

SNS運用が人気です。
私も興味あるテーマであり、いろいろと試行錯誤してきました。
今のSNSはアルゴリズムベースであり、「運用」が重要なのは間違いない。そのための技術が有効なのも確かです。

たとえばですが、最近言及したnobさんのnoteは正統派で学ぶ点が多かった。
価格もお手頃だし、おすすめ出来ます。

ただ、多くのひとは「SNS運用」がうまくいっていません。

「note買ったし、コミュニティにも入ったけど、効果がない……」
「インプは増えたけどフォロワーはぜんぜんだ……」
「フォロワー増えたけど、投稿みてもらえない……」
「言ってることはわかるけど、そんなの出来ないよ……」

そんな声が聞こえてきます。
これはどのSNSでも同じ。「運用」がうまくいった例が目立つだけで、結果が出ずに苦労している話はいくらでもあります。

なぜか?

やる気がないのか?
努力が足りないのか?
自分に才能がないのか?

違います。

ポジションがとれていないからです。ここに尽きます。
以下、説明していきましょう。

ランチェスター戦略、という考え方があります。
ご存じの方も多いと思いますが、ランチェスター法則を元にしたビジネス理論ですね。

ランチェスターの法則

  1. 第一法則(線形法則):一対一の戦闘では、戦力は兵力に比例する。

  2. 第二法則(二乗法則):集中攻撃では、戦力は兵力の二乗に比例する。

これだとなにがなんだかさっぱりですが、「戦闘力が同じなら人数の多い側が勝つ」ということです。
解説書は山ほどあるので、詳細はそちらで。

ざっくりまとめると

  • とある分野を奪い合う場合

  • 戦闘力の高い方が勝つ

  • 基本は人数の多い方が勝つ

  • ただし、弱者でも一点に集中することで強者に勝つことができる

という話です。
一点集中せよ、というのは要するに

  • 狭い領域でもいいからトップをとれ!

なんですね。
自分がトップといえるポジションをとるのがなにより重要、というわけです。

現代は超情報化社会です。
現代人が1日に得る情報量は、江戸時代の1年分に匹敵すると言われています。
しかもこれはかなり前からの説なので、現実にはさらに加速しているでしょう(ChatGPTのようなLLMもありますしね)。
すでに情報量は普通の人間の受け皿を超えていると言っていい。

情報が溢れるとどうなるか?

「誰が発信しているか」が最重要になるんです。
そして誰を信じるかというと、「トップ」のひとなんですよ。

特にSNSは受動的なメディアです。
ショート動画は言うに及ばず、Xだって同じ。
みんな情報を「だらっと」摂取しているんですよ。

なので、アカウントの信頼性など一々精査しないのが普通。
似たようなことを発信していても

  • 特定の話題ばかり発信している専門家っぽいひと

  • なんかよくわからない個人アカウント

だったら前者を信用するわけです。

SNS運用の根本的なミスはここにあります。
「どこのポジションをとるか」を決めていないのに「運用」するから失敗するんです。

そこらへんのおじさんがいつもの格好でビジネスについて語ってたらスルーするでしょう。
でも実は「引退した有名経営者」だったら「聞いてみようかな」ってなりますよね。
それと本質的には同じです。

どんなポジションをとるか、は分野によって違うので一概には言えません。
たとえば写真映像分野なら

・ポートレートレタッチの専門家
・近代建築フォトならまかせろ
・動物園の映像なら自分が一番

など、いろいろなやり方があるでしょう。
写真映像の場合はプロフェッショナルが多数いるため競合しやすいですが、それでも切り口はあると思います。

繰り返しますが、「運用」したい場合はまずポジションを考えるべきです。
これがないと、どれだけ頑張っても埋もれたり、徒労に終わる可能性が高い。

このあたりの話題は林さんのメンバーシップが非常に参考になるのでおすすめします(私も入ってます)。

では、本日はこのあたりで。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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