#110 親が言う”いい子”は、”都合のいい子”という反省
「今日もいい子だったねー」
そう言ってしまう時は、”大人にとって都合のいい子”だったりします。
息子のコウくんは買い物に出かけてもほとんど泣くことがなく、静かに抱っこされています。
そんな時についつい言ってしまう「いい子にしてくれてありがとう」には「僕のペースで買い物させて欲しい」という思いが隠れています。
憎たらしくなってきた甥っ子
甥っ子は1歳6ヶ月を過ぎ、走り回れるようになり、簡単な言葉なら喋れるようになりました。
そんな甥っ子のことを「ほんと最近憎たらしくなってきた」と妹がぼやいていました。
だんだん自分でできることが増えてくると、自分のやりたいようにしたくて言うことを聞かなくなってきたらしいのです。
この”憎たらしい”には「こっちはこんなに色々してくれているのに応えてくれない」という思いが隠れています。
「自分のもの」という錯覚
愛とは”対象に自分の時間を費やすこと”とも言えます。
逆に自分の時間を費やしたものには愛が芽生えることもあります。
その”愛”が大きいほどに自分の所有物感が生まれてしまうのかもしれません。
”〇〇ローカル”というのもよく似ていて
その場所は自分のものではないけど、そこにいる時間や使っている時間が長くなることで、その場所が自分のもののような錯覚を起こしてしまう人がいます。
もちろん自分で買ったものは間違いなく所有物なので例外です。
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子供はいくらお金をかけようと所有物にはなりません。
そう頭でわかっていても、言動がそうじゃなくなってしまう瞬間だあります。
きっと今日の正解は「おでかけに付き合ってくれてありがとう」だったんだと反省しています。
しょうがないこととは思いますが、ついつい自分にとってどうだったのかという視点だけで発言してしまうことがよくあります。
以前子育てはコーチングという記事を書きましたが、やっぱり主役はコウくんです。
ということは僕にとってどうかじゃなくて、コウくんにとってどうだったかです。
”今誰の視点に立って発言しているのか”
そんなことをこれから大事にしていきたいと思います。
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