【お風呂小噺】温冷交代浴の効果
早坂先生によるお風呂効果第二弾!
🔹浴槽とサウナの温冷交代浴の違いとは?!
先日、全浴連から温冷交代浴の実験結果についての結果発表があり、面白い結果であったので、咀嚼してみました。
まず、今回の実験の前に2021年に普通浴と温冷交代浴の効果の違いについて調査を行っており、この結果も踏まえて行われたものです。
この時は唾液を分析し、ストレスホルモンである「コルチゾール」としあわせホルモンである「オキシトシン」を分析したものでした。
結果としては、通常浴の方がストレスが低下し、温冷浴の方が幸福感を感じやすい結果となりました。
これを踏まえて、今回は浴槽式とサウナ式による温冷交代浴の効果検証結果となります。
🔹浴槽式とサウナ式温冷交代浴
前回の実験で交代浴によるオキシトシンの増加は確認されているため、近年ウワサのサウナによる脳疲労や自律神経の改善が見られるのかという点も踏まえて、検証を行っており、脳波や心拍数から検証を行っています。
スマホアプリ「ヒロミル」による疲労ストレススキャン(指先の脳波測定)
腕時計型デバイス「meijin」による心拍数と交感・副交感神経活動の計測
被験者による体調変化の評価、報告
この3つの結果から出てきたものは、
脳疲労の改善は認められなかった
サウナによるストレスの減少は確認(交感神経を強く刺激することによる副交感神経を刺激)
サウナの「ととのう」と言われる状態は、この強制リラックス状態なのでしょう。
要は、ストレスというのは水溶性のようなものでじんわりと中和していくものですが、脳というのは錯覚も起こしやすく、ストレス以上に多幸感を感じさせれば、そのようになると。
それがサウナであると。
ただし、この急激な温度差は危険も伴うため、ストレスを感じたときは40度程度の熱すぎないお湯に浸かることをオススメします。
また、この中でも書いてある通り、冷水浴後の計測がなかったり、今回はセロトニンの検査がなかったりと通常浴との比較もどこまでしてよいか難しい部分もあるため、まずは自宅でお試しすることをお薦めします。
(温冷浴はシャワーでも可能です)
結論として、「ととのう」という状態はあると言えそうです。
ただし、エナジードリンクのようなものでタイミングや取扱いには注意が必要です。
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