私がインスパイアされたハワイの本たち ~ハワイを感じる編~。
書店に行くと実にたくさんのハワイに関する本がある。
かく言う私もハワイに関する本を出版しているが、自分の本を改めて読み返すことは稀である。
書店に行くとついついどんな本が出てるのかな、とハワイの本が並んでいる棚を見てしまう。
私が個人的にこの本いいな、と感じた本を2回にわたって紹介したい。
今日は「ハワイを感じる」ということがテーマ。最初に伝えておくが一般的な観光ガイドは登場しない。観光ガイドには頼ることなく、自分の足でいろいろと発見するからハワイはおもしろいのだ。
それぞれアマゾンのリンクを貼っておくので、興味ある方はぜひ買って読んでもらいたい。
最初は『HAWAII Travelhints 100』(今井栄一著・宝島社)
この本はハワイ全島が載っている。モロカイ島やラナイ島もだ。
読んでいるだけでまるで旅しているような気分になれる。
ハワイ旅の思い出の場所が紀行文のようなガイドのような感じで綴られ、基本的に見開きで完結する。私にとってはハワイに浸るには最高の一冊だ。
お次は『モロカイ島の贈り物』(山崎美弥子著・産業編集センター)
モロカイ島は情報が少ない。本だっておそらく著者でアーチストの山崎美弥子さんの本しかないのではないだろうか? こちらは2006年に出版された本なのでアマゾンでも新刊はなく、すべて中古扱いになっている。
モロカイ島を愛する美弥子さんのぽつりぽつりとした語り口がそのままモロカイ島の雰囲気なのである。彼女はモロカイ島に長年住んでいる。私も何度となくお世話になっている。アーチストなだけに綴られる言葉もアートで、美しく、切なく、情緒的である。彼女のアートを求める人は少なくない。またモロカイ島で宿泊施設を営んでいる彼女のところに癒しを求めてくる人たちも後を絶たない。本を読めばその理由はわかるはずだ。
そんな彼女がこのたび新たに新刊を出すようだ。
『モロカイ島の日々ーサンダルウッドの丘の家より』(リトル・モア)
ぜひぜひ、ご一読願いたい。女性性が強い人であれば彼女の感性にきっと心打たれるに違いない。
最後は『THIS IS GUIDEBOOK IN HAWAII』(赤澤かおり・内野亮著・主婦と生活社)
こちらはオアフ島限定の「食」に関するガイドブックだ。
一般的なガイドブックは紹介しないと最初に伝えたが、これは一般的じゃないガイドブック。赤澤さん、内野さんという「ハワイに精通している」2人が紹介するレストランガイド。内野さんにいたっては本来ハワイで撮影のコーディネート業をしているのでハワイ中に詳しいし、まこっちゃんの愛称で『ハワイに恋して!』に出演しているからオアフ島の至る所に顔を出しているはずである。なのでローカル視点で作られているところが何よりいいし、信頼できる。オアフ島に観光に行く日本人はとてもとても多い。だからこそ一般的なコマーシャライズされているガイドブックよりも、ローカル視点で作られた一冊ということで "普通ではない” ガイドブックである。
何より見ていて美味しそうなのは最高だ。
……ということで、「ハワイを感じる」ということで選んだ本たち。
私の本棚にも並んでいる愛おしいハワイ本。次回は、「ハワイの歴史を知る」というテーマで本を選んでみようと思う。
Aloha&Mahalo.
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