正解はひとつじゃない。

ハワイの神話、パワースポット、聖地などの逸話は実にバラエティに富んでいる。昔からさまざまな人たちがさまざまな解釈をして、根本は同じ話なんだろうけども、いくつもの説が飛び交っていることが多々あるのだ。
日本人的には「いったいどれが本当なの？」となるが、ハワイアン的解釈をすれば「すべて本当」なのだ。「なんで？ 真実はひとつじゃないの？」と思ってしまう気持ちはとてもよくわかる。でもそれはおそらく私たちは小さな頃から〇か✖かという学校教育の中で、こたえはひとつしかない、と思わされて（洗脳されて）生きてきた。だから「どれが本当なの？」と無意識に思ってしまうのだ。これが結局、Aの考え方（思想、趣味嗜好、想い）よりも、Bの考え方のほうが優れている、などというような善悪優劣という二極化の考え方に繋がっていくのだと思う。

ハワイアンは違う考え方をする。彼らは「自分が信じたものが真実」ということで、究極的に言ってしまえば、答えは人の数だけ存在するということだ。ゆるい。それはあの穏やかで暖かな気候の影響も多分にあると思うが、人の数だけ答えがある。自分が信じたものがその人の真実だという意識がもともとあるのだ。だからこそ、人と人とが尊重できる社会、調和できる環境、マインドが育てられてきたのだ。
また歴史的に見ても、移民に頼らざるを得ない運命をたどり、移民よって成り立っている島社会だったので、多民族の価値観、文化、思想、嗜好を受け容れてきたという背景もある。おそらくハワイという土地が地球上で「運命的に」持つことになった高い波動の影響なのだろう。

これからの時代、風の時代（水瓶座の時代）は、おそらくこの考え方が必要になってくる。人それぞれの考え方、あり方、生き方を尊重し、受け入れ、優劣善悪のジャッジをすることのない意識。私も含めて、まだまだ旧時代の意識が抜け出せない人たちはアップデートしていかなくてはならない意識だと思う。
スピリチュアルなことが偉いわけでも優秀わけでもない。また最近その嗜好が多くなってきているヴィーガンが偉いわけでも優秀なわけでもない。
無理やりスピリチュアルになろうとしなくていいし、無理やりヴィーガンになろうとしなくていい。あなた自身が自然にしっくりくると感じることに委ねて行動することだ。スピリチュアルに生きなければいけないわけじゃない。ヴィーガンで生きなくてはいけないわけじゃない。
矯正することはまったくスピリチュアルな生き方ではない。スピリチュアルに生きるとは、必要に応じて起きていることをそのまま許すことであり、それが自然と変わっていくのであればそれも受け入れること。
とにかく、自分と繋がり、自分の心に問いかけ、自分の直観に従い、それを繰り返しながら、本質的な自分で生きることだ。

何度も言っているが、外の世界は自分の内側の波動の投影でしかない。地球という星は、二極化（反応、反射、投影）の星なのだ。光を知るために闇を創り出すということ。あなたの本質（光）を知るために外の世界にあなたじゃないもの（闇）を創り出し、それは自分じゃないと認識することで、自分を知る。パラドックスに満ちているけど、そういうことだと感じている。
あなたはあなたを生きるだけでいい。あなたという存在が何かを知るためにあなたじゃないものを投影し、あなたじゃないものを感じ、あなたじゃない不快な感覚から抜け出させるために、ハイヤーセルフはあなたの本質をあなたじゃないものを通して思い出させようとしている。
だから人生がスムーズに進みだしたなら、あなたはあなたの本質を生きていることだし、心が喜ぶことに従って生きていればいい、ワクワクを追い求めればいい、ということはあなたの本質に繋がるカギだということなのだ。

話は最初に戻るが、答えはひとつじゃなくていい。人それぞれがそれぞれの答えを持っていていい。〇か✖かの洗脳を浄化して、善悪優劣の世界を卒業することが、これからの時代の意識の持ち方だと考えている。ハワイはレムリアのエネルギーが色濃く残っている高次元の波動の世界だ。特にカウアイ島。海外旅行が自由にできるようになった時には、ぜひハワイを訪れてみて欲しい。肌感覚で理解できると信じている。