まずは自分を信じてみよう。成功も幸せもすべてはそこから始まる。

自分を信頼すること。
私も含めて、今多くの人にやってきている課題ではないかと思います。
私たちは今まで自分以外の何か信頼できるものを求めて、そして無意識にそうして生きてきたところがあるように思います。
内閣府の調査「今を生きる若者の意識～国際比較からみえてくるもの～」を見ると、諸外国と比較して自分自身に満足している人が極端に低いのが、日本人の特徴として目立ちます。
もちろん一部の人は、本当に自分を信頼し、自分と繋がり、自分で道を選択し、みずからの手でその人なりの成功、幸せを手に入れています。
そしてそういう人たちがやってきたテクニカルな方法の中に、自分も成功できる、幸せになれるのではないかと、そのテクニックを学ぼうとしている人が多いのではないかと思うのです。
しかしきっと成功や幸せは、その人その人でたどり着く道は違うように思います。確かにテクニカルな方法はあるのかも知れません。それを否定するつもりもありません。
でももっと根本的な問題として「自分を信頼する」ということがとても大事なのではないかと思うのです。成功者から学ぶべきことは、きっとテクニカルな成功法則ではなく、どういうマインドや意識が必要なのか、ということなのではないかと思います。

成功者と呼ばれている人の中に、自分を信頼していない、という人は皆無なように思います。自分のことは信用できないから誰かほかの人を信頼して成功しました、などという人はいないのです。
何をするにも絶対的要素として、自分を信頼する、ということは不可欠なのだと感じます。素晴らしい素質は持っているのに、くすぶっている人たちはきっと自分を心の底から、潜在意識レベルで信頼するということができていないということのように感じています。
もしかしたら小さい頃に言われた周りの人たちの言葉が影響しているのかも知れません。特に親の言う言葉は子どもにとっては絶対ですから、何度も何度も否定的なことを言われているうちに、自分には価値がない、と刷り込まれてしまい、今の自分を信頼できずに、ほかの誰かを無意識に信頼しようとしているのかも知れません。
ちょっとスピリチュアル的なことを言えば、過去世での体験や魂の契約などと言ったものが、あなたの成功を、あなた自身が魂を輝かせることを阻んでいるのかも知れません。

自分を信じるとは、思考レベルではなく、無意識レベルでの問題です。小さな成功体験を積み重ねていって少しずつでも自分を信じることが必要です。
情報を取り過ぎるのも問題です。テレビをつけてボーッと見ているだけでも洗脳されていってしまいます。情報をみずからの意思で選ぶ癖をつけないと自分で判断することができなくなってしまいます。結局、ほかの誰かが言ったことを信じ、自分自身が持っている自分なりの成功センサーを鈍らせていっているのです。
真実はその人の心の中にありますし、人それぞれ真実は違います。それでも人は同じような周波数を放つ人たちと同調し、引き寄せ合います。
依存する人たちは依存する人たちで引き寄せ合い、執着する人たちは執着する人たちで引き寄せ合い、自分を信頼する人たちは自分を信頼する人たちで引き寄せ合うのです。

風の時代は個性を輝かせる時代と言われています。個性は周りとの比較ではなく、もともと自分自身の内側に内在している資質です。その個性を輝かせるには、自分で自分をどう扱っているのか、を今一度見つめ直してみたほうがいいように思うのです。
自分で自分をどう扱っているか。それがきっと周りの人たちがあなたを扱う扱い方です。自分を大事に扱うのと、自分を大きく見せるのは違います。大事に扱うというのは、内側に意識が向いていますが、大きく見せるのは、外側に意識が向いています。
あくまでも意識の方向は自分の内側です。日常のひとつひとつの中に自分をどう扱っているのかは現れます。自分をどう扱ってるかわからなければ、自分を大好きな人と置き換えてみるといいと思います。
大事な人、愛する人にするように、自分にしてみる。厳しいこと、つらいこと、悲しいこと、無理させるようなことは、絶対に大事な人や愛する人にはしないはずです。
そして自分を大事なものとして扱うことが、自分を信頼するということに自然と繋がっていくのではないでしょうか。あなたの大事な人、愛する人を絶対的に信頼するように。ご自愛ください、と他者に伝えるように、自分自身をどうぞご自愛くださいませ。あなたは宇宙で唯一無二の存在なのだから。

最後にお勧めの本とブログをご紹介。

自己信頼[新訳]

「自己信頼／エマソン」から学んだこと