「今」を大切に生きる。ハワイの哲学とホオポノポノ。

ある言葉がいつもわたしの心の中にある。この言葉は『癒しのパワースポット ハワイ島編』の取材中に、あるカフ（聖地を護る人）から伝えらえた言葉だ。

「過去も未来も本当はないんだよ。あるのは「今」という時間の連続だけなんだ。過ぎてしまった「今」を人は過去と呼ぶし、これから来る「今」を人は未来と呼ぶ。
概念上そう呼んでいるだけで、現実には「今」しか存在しないんだよ。だから過去にとらわれたり、未来に不安を抱いたりすることなんかない。「今」を大切に喜びと感謝を持って生きれば、それでパーフェクトなんだよ。
だって人は人生のすべてを創造できる偉大なクリエイターなんだから」

ハッとさせられる言葉だった。
多くの人たち、特に都会に生きる人たちは「今ここ」に生きていない。
過去に縛られたり、未来を心配して不安になったりして生きている。
自分に自信がなく、周りが良く見え、比較しては落ち込む。
昔がこうだったから、きっと今回もこうだ、と過去にとらわれて考える。
こうならないように、と未来を心配して前もって準備しようと考える。

なんでも「不安」を基準に物事を考える思考の癖がついてしまっている。

どんなに表面的に、意識的に、心の平和や安定を求めていても、意識の深いところ、潜在意識で不安を基準に物事を考えていると、現実の環境や人間関係は、常に求めるものとはかけ離れたものを創造してしまう。

さらに人は考えれば考えるほど、ポジティブな方には考えず、ネガティブな方へと傾く。
直観的に感情的に、こうしたい、こうしよう、と思っても、必ず思考が邪魔をする。不安をベースに環境構築しようとしてしまうのだ。
直観や感情というものは、自分自身を守護してくれる存在からの「言葉」だと思っている。
直観や閃きには根拠がない。根拠がないから自身がない。ちょっとでもワクワク心躍る方へ素直にそのまま進めばいいのに、思考の癖がブレーキを掛けて、〇〇〇〇したらどうしよう、〇〇〇〇しないようにしなくちゃ、となるわけである。

でも本当に豊かな人生を生きている成功者は知っている。
ハワイの賢人も端的に教えてくれた人生の大切な哲学を。

「今」を大切に、直観や前向きな感情のままに動くこと。
自分という存在は、自分の人生の偉大なクリエイターだということ。
自分が変われば現実は変わるということを心から受け入れること。

これがきっと「こうありたい」と思う自分自身を創造する一番の方法であり、自分を認めて愛してあげる、ということなのだと思うのだ。
自分の周りが変わると周りが変わる。ひいては世界が変わる。
すべては「自分自身」なのだ。

ハワイに昔から伝わるヒーリングテクニック「ホオポノポノ」は、きっと今の時代に必要なテクニックであり、「今」を生きることの重要性を充分に理解していた古代ハワイアンの大いなる智慧であり、古い時代から脈々と伝えられてきた「ハワイの秘法」だ。

「ありがとう、ごめんなさい、許してください、愛してます」
４つの言葉を唱えて浄化し、ゼロポイントにリセットしていく。

人は誰もが「３つの自己 ー 体・心・魂」で生きている。
それを統合していくにはゼロポイントにリセットすることなのだ。
そこから起こるあらゆる奇跡こそ、ハワイアンが古代から伝えてきた “秘法” なのです。

アセンションしている地球の波動は急速に変化しています。
思考の癖を変えること。３つの自己を統合すること。
それによって変わります。ミラクルな人生の扉が開かれます。

「過去にとらわれたり、未来に不安を抱いたりすることなんかない。「今」を大切に喜びと感謝を持って生きれば、それでパーフェクトなんだ。だって人は人生のすべてを創造できる偉大なクリエイターなんだから」

本当の幸せとは？ 私にとっての本当の幸せとは？
人それぞれ幸せのかたちはあっていいのではないだろうか。
お金ばかりが豊かさではない。地球全体がコロナというウィルスで止まった時間の中で考えさせられることはたくさんあった。
健康であること、きちんとした食事をすること、人と人とのコミュニケーションの在り方、人に対する思いやり慈しみの心……さまざまな要素が絡み合って本当の豊かさにたどり着く。
真の豊かさ、本当の幸せって、３つの自己を統合し、今を大切に生きることで見えてくるものなのではないだろうか。