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ポリネシアの人々の価値観 ④Fun

ポリネシアとは「多くの島々」という意味であり、その名の通りすべてが海に囲まれた島での生活である。古代のポリネシアの人々にとって島での暮らしは毎日が「挑戦」だった。それは常に生活そのものが危険と隣り合わせにあったということである。
嵐に巻き込まれることも、サメに食われてしまうことも、ココナツの木から落ちることも、ココナツの実が突然頭の上に落ちてくることも、狭い山道から足を踏み外してしまうことも、上げればキリがないほど日常生活は危険に満ちていたのである。
さらに生活を過酷にしたのが1800年代に西洋諸国から来島する外国人がもたらしさ疫病であり、免疫を持たない島での生活によって蚊に刺されることでさえも重大な問題だったのである。

そんな彼らが日常の厳しい現実から抜け出すには生活の中に楽しみを見つけること以外ありませんでした。フラという踊りやルアウという宴は、彼らにとっては一時の潤いであり、心の安らぎをもたらしました。
絶え間なく続く苦難の生活の中で、笑いと喜びは精神的な支えとなるばかりでなく、ハワイアンが自分たちのアイデンティティと文化を喪失しないように保つスピリチュアルな命綱だったのである。
今もハワイアンは世界の他の人たちに惜しみなく楽しみを与えているし、今この瞬間を大事に生きるスピリチュアリティは笑顔を増やし、それが周りに伝わって場のエネルギーを上げている。

彼らのライフスタイルや精神性は今を生きる私たち日本人が学ぶべき点がたくさんあるように感じられる。心配や不安の中で心を苦しめ、周りに合わせながら我慢して生きる生活から、彼らのスピリットを取り入れた生活にシフトしていくべきタイミングなのかも知れない。
精神性の合う人たちを見つけて同じ価値観の中で調和しながら楽しく笑顔増量で暮らしていく。そんな未来にしていくことをひとりひとりが心の真ん中に据えて生きるタイミングではないだろうか。

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