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聖地の中の聖地『ワオラニ』。その不思議なマナのパワーに引き寄せられる。
ハワイの神々が地上に最初に降り立ったと伝えられている場所がオアフ島のヌアヌにある。『ワオラニ(Waolani)』と呼ばれるその土地は、ハワイの神話を紐解くと必ず出てくる地名である。
ハワイで最初のヘイアウが造られ、またすべてのハワイアンの祖とされるワケアとパパもこの地に暮らしていたと言われている聖地の中の聖地。
四大神のひとりであるクーと月の女神ヒナの間に産まれた3番目の子、ケアオメレメレ。“金色に輝く雲” という意味の名を持つ彼女が神々の国から降臨したのもこのワオラニの地である。
緑も水も豊かなこの土地にケアオメレメレの世話をしたカーネとカナロア(ともにハワイの四大神)が、彼女のために住居となるヘイアウを造ったと言われている。その後、彼女はフラをマスターし、このワオラニの地でフラの真髄を教えたと伝えられている。
私が好きな通称「妖精の森」と呼ばれるジャッド・トレイルもこのヌアヌの森の中にある。豊かな水と緑に囲まれ、不思議なエネルギーが流れる妖精の森には、神々が語り合い、妖精が宙を舞い、訪れたものの心や魂を輝かせるマナが宿る。このトレイルを歩いて人生が変わったという人もいるほどだ。
さらにこのトレイルすぐ近くには、カメハメハ3世の夏の避暑地跡が人目に触れない隠れた場所にある。
現在、このワオラニがあったとされている場所は、オアフカントリークラブというゴルフ場になっている。神々のエネルギーに触れながらゴルフするってどんな感じなんだろう?スコアよりもここでゴルフできるだけで感謝の気持ちが湧いてくる。
そしてこのワオラニのふもとには、聖なる泉が湧き出ていた。今も現存しているのは『クナワイの泉(Kunawai Spring)』ひとつだけしか残されていないが、かつては6つの泉があり、ヒーリングセンターとして機能していたと言われている。
このように昔からこのヌアヌ一帯にはハワイアンの神々が降臨し、住んでいたと言われる聖地がひしめき合っているエネルギーの強い場所だ。
そう言えば、この周辺にはさまざまな国の宗教寺院が密集しているのも、聖なるエネルギーに引き寄せられてのことかも知れない。
宗教寺院だけでなくカメハメハ4世の王妃であるエマ女王の夏の宮殿や、ハワイの王族たちが眠る霊廟「ロイヤル・モザリアム」もこの地にある。
おまけに、オアフ島で最高のサイキックパワーの持ち主と言われている「ラン・ヴォー(Lan Vo)さん」の邸宅もこのエリアだ。きっとこの地に宿るエネルギーに引き寄せられたんじゃないかな、とつい考えてしまう。
ハワイの神話でも語られる聖地の中の聖地ワオラニ。この地を中心にヌアヌ一帯には今も昔も色濃くハワイの聖なるマナが宿っているのである。
もしかしたらあなたもこのエリアでトレッキングしたり、ゴルフしたり、聖地を巡ったり、サイキックリーディングに行ってみたりすることで、まだ見ぬパワーが覚醒するかも知れない。
知らんけど……。
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