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3HPU No.5: 初デートの洗礼

3:30代
H:非モテ男が
P:プラチナチケットを手に入れて
U:運命を変えようとした話
「このnoteは実話を元にしたフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません。」


前回みやこ先輩からアドバイスをいただき、
やっと初のデートが決まった野草(やそう)くん。

やそう「これがあの場所に向かうための第一歩だ!💪」

と気合十分に、外しはしないだろうという理由でネイビーシャツ👔着てレストランに向かう。

今まで非モテを続けたことだけあってメッセージ送り合うなんてことはできやしない。すぐにまずは食事しましょうということで、この機会にたどり着いた。

それは先に知りたい

食事先は中心街のイタリアンレストラン🍴だ。
2名でコース15,000円いかない価格帯ではあったが、着いてみると何やら高そうな置物が置いてあって高級そうな雰囲気だ。

さいこ「お待たせしました」

そうこうしているうちに相手の方が来られた。
金融機関で事務職をしている少し年齢は離れている20代の方だ。

お店の方「今日はお越しいただき、ありがとうございます。コース料理で予約いただいてますが、メインはお肉🍖とお魚🐟どちらにいたしますか?」

さいこ「私はお魚🐟でお願いします。それとこの料理の内容をこれに変更できますか?」

お店の方「少々お待ちください(厨房確認後)かしこまりましたそれでは〇〇に変更致しますね!」

やそう (なんか苦手なものでもあったのかな?)

「お飲み物ですが、ペアリングでご提供できたらと思いますが、いかがですか?」

さいこ「それでは是非お願い致します」

やそう(ペアリングってなんだ?あぁ料理に合わせてワイン🥂 持ってくることね!まぁいいか)

菜子「私ベジタリアン🥦 なんですよね。相手には強要しないんですけど」

やそう「そうなんですね!」(私はお肉大好きなんだよな・・・💦 )

ベジタリアン自体を否定する気はないし、野菜も大好きだけど、強要はされなくても長期的な関係を築く上では食事に対する考え方って重要🤔
交際相手を探す場面では先に知りたい。

お会計にてあれれ?


菜子「普段はどんなワイン🍷飲まれるんですか?」手慣れた感じでワイン回しながら聞いてくる。あんまり20代ではお会いしないタイプだ。

やそう「あまり普段は飲まないようにしているんですよ。」
(太るし、日々飲んでたらお金かかるしね)

そんな若干のずれを感じながらも、食事はどんどん進んでいく。

あっという間にお会計の時がやってきた。

お店の方「こちらでございます。」

やそう(あれ??😳 3万円ぐらいしてる!なんだこの値段は?え?ワイン高!)

菜子「ごちそうさまでーす!」

やそう(いや、早いわ!全然奢る主義ですが、なんで奢られる前提?)

初デートの洗礼

きっちり全額お支払いして、店を出る二人。

やそう(このまま帰ったらただの奢った人やん!せめて連絡先ぐらい聞かないと・・・価値観全然あってないけど)

菜子「ありがとうございました!私こっちなんで失礼します!」

こうして菜子は夜の街の中で一人消えていった・・・。

やそう「・・・あぁこういう事もあるのね🥶」

教訓: イタリアン、安易にペアリングなんて初回の食事でするべからず

こうして、やそうは初デートの洗礼をきっちり受けるのであった。

続く



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