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餃子の皮を使い切った日の夕ごはん︰浅漬け風サラダ

少し前に餃子の皮を買っていたのだが、使う機会のないまま賞味期限まで来てしまった。当初は餃子をするつもりだったが、なんとなくタイミングを逸していた。今夜こそ使わなくては。

餃子の皮だから餃子にすればいいのだけど、今夜はスパークリングワインが飲みたい。そう思ってとりあえず人参のムースをつくった。つくりながら心のどこかで「これで餃子はナシだな…」となぜかホッとしている。餃子の皮を買ったのは自分なのに、おかしな話だ。

実は餃子の皮でピザをつくるというやり方をネットで見て、やってみたいと思っていた。ワインのアテをつくったから、もう餃子の皮はピザに使うしかない、と心が決まってホッとしたのかもしれない。やってみたいくせに「ほんまに餃子の皮でピザできるんかな」と思っている証拠。ちょうど冷蔵庫にトマトもあるし、広瀬さんが苗から育てているバジルも収穫時だし、溶けるチーズもある。

人参のムースの他にも、ワインディナーを盛り上げるおかずをつくろう。夏になると食べたくなる、浅漬け風サラダがいいとすぐに思い付く。キャベツを中心に夏に美味しい野菜をどんどん切って、ジッパー付きの袋へどんどん入れて、塩もみして水分を絞ってから、さっぱりとしたドレッシングで漬け込むサラダだ。トマトを入れるのが一番のポイントで、トマトの旨味が酸味をほどよく和らげ、野菜オンリーでも味わい深く仕上げてくれる気がする。生野菜ばかりで娘さんが食べられないからここ1〜2年はあまりつくってなかったが、やっぱり美味しく大好きな味。今年は部分的に娘さんも食べてくれるだろう。

餃子の皮ピザは、ピザソースもなくケチャップだし、フライパンで焼くだけという手軽さだけど、とても美味しかった。ムース(コンソメゼリーもつくってジュレがけ)やサラダは、スパークリングワインにイメージ通り良く合った。明日から始まる新しい一週間を前に、たっぷり料理したという満足感。そして冷蔵庫には浅漬け風サラダがまだまだあるのだ。今週水曜くらいまではサラダを楽しめるだろう。心も軽い日曜日のワインディナー。

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