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苗がうちにやってきた日の夕ごはん︰なすとじゃこの中華風

天気のいい祝日。家族で散歩してたくさんおひさまに当たったら、全身日光消毒できたような気がして気持ちがいい。

途中、ホームセンターで広瀬さんがバジルと青じそとトマトの苗を買う。毎年チャレンジしてらっしゃるのだが、うまくいったりいかなかったり。それも含めて、夏が近付く季節の恒例になっている。

すでに青じそは食べられる大きさに育った葉が5〜6枚あったので、さっそく青じそを使った献立を考える。なすと合わせよう。以前つくって好評だったジャコとの一品にしようと思いつく。あと使いたい野菜といえば小松菜だけど、これは油揚げとのおひたしがいいかな。きゅうりと春雨のサラダもつくろう。夏っぽい献立がイメージできてワクワクしてくる。メインはなし。野菜を使った細々したお菜を並べたら、ひとつひとつがメインのようなもの。お酒も何種類か用意しようと目論む。

春人参で、フライド人参をつくることにする。人参をそれっぽく切って、しょうゆ・みりん・だしの素(顆粒…あまり使わないけど買い置きがある)をまぶして置いておく。今日は入れなかったけど、にんにくのすりおろしも合います。やみつき感が増す。しばらく置いておくと、水分が出るので捨て、またしばらく置く。繰り返す。最初に仕込んで仕上げは最後。水気が抜けた人参に片栗粉をまぶして揚げたらできあがり。以前つくったときは水気が抜けきらなかったからかベチョっとしてしまったが、今回は多めの油でじっくり揚げ焼きしたのでカラッとできあがった。

小松菜はだしに人参を入れてしょうゆ・みりん・酒でくつくつさせたところへ投入、少し煮ておく。色が悪くなるけど、そのまま冷まして味を含ませるとどこか懐かしい美味しさ。きゅうりと春雨のサラダにはごま油でつくった炒り卵を混ぜる。絹さやも茹でて甘い胡麻和えに。昨日つくったぎせい豆腐も出そう、あぁ充実してきた。イメージ通り。

ここへ、なすとジャコの中華風です。なんていいバランス!おそらく本当はなすを揚げるレシピなんだと思うが、レンジで下ごしらえします。気楽だし油っぽくならなくていい。なすを切って塩水に漬けるのだけど、その後油を絡める前に水気をよく取る(キッチンペーパーなどで拭く)ことを省略せずきちんとすれば、美味しく仕上がる。最後に青じそをあしらえば、苗が来た日の献立が完成。

機嫌よく食べ始めたが、ジャコがなかったのでしらすを使ったのが悪かった…と反省することになる。ジャコのカリカリ感がなく、しらすが不思議に煮えた感じ。惜しい、失敗。たまにはこんなこともある。それにしらすを入れたから、カリカリのジャコがいかにこの料理には必要かが分かったし、豚肉を刻んで入れても(しらすでこうなっても味的には問題ない、豚ならカリカリジャコとは別ジャンルってことでいける!)よかろうと新しいレシピのアイデアにもつながった。

味のバリエーションが豊かで(甘い・辛い・酸っぱい)、なんとなく和風なのもホッとする献立。明るいうちからお風呂に入って、家族みんなで食べる夕ごはん。これから夏がどんどん近付いてくる。

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