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弱くてずるい僕の価値

こんにちは、やすみです。

皆様大変ご無沙汰しております。
すっかり外は寒くなりましたが、昼間は少し暖かい時間もまだ残る冬一歩手前の11月。
マフラーを巻いてアウターを着込み出社してくる上司と、パーカー一枚で外に出ている僕が並んで信号待ちをしている変なシーンが見られるのも今だけです。
重課金勢と無課金勢みたいな装備の差に脳が混乱すること請け合い。

さて、今日は恋愛のお話を一つ。

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「価値観が合わない」

よく聞く言葉です。
もはや別れる理由界の絶対王者と言っても過言ではありません。

食べ物の好き嫌い、金銭感覚、生活レベル、趣味趣向、連絡や遊ぶ頻度など、挙げていけばキリがないほどすれ違ってしまう原因は多岐にわたるでしょう。


60-3.やすみと辛いもの


違う人間なんだから当たり前なのでは……?

どっかの誰かがどこかで言ってたんですが、
”共通点よりも相違点を探して話を広げたほうが早い。”
それを聞いた僕は、うーん……確かにって思ってしまったんですよね。
単純な言葉に納得させられたっていうよりは、自身の経験を裏付ける的確な言葉だったから妙にすんなり受け入れてしまった、が正しいかもしれません。

お互い違うところを認め合って尊重できればいいですよね。

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©ABCテレビ

と、ここまでが建前なんですけど、とは言え無理なものは無理じゃないですか?

以前お付き合いしていた方と別れた理由は、それこそ価値観の違い(みたいなもの)で別れたんですが、それは大カテゴリの話であって掘り下げると「宗教的価値観の違い」です。

僕は無宗教で強いて言えば自分しか信じていないのですが、その方はかなり宗教にお熱だったんです。

お付き合いする前はそんなこと毛ほども明かしてはくれず、しばらく経ってから告白されました。
誰もが一度は耳にしたことのあるその宗教の名前は、僕の鼓膜のもっと奥にある脳細胞まで響いてしばらくの間時が止まっていたのを覚えています。
あれはきっと本当に止まっていました。ザ・ワールド。

一旦家に持ち帰って、ちゃんと考えました。
ご飯を食べながら、シャワーを浴びながら、洗濯物を干しながら、自慰行為をしながら(?)と、とにかく多くの時間をその方との今後について考えたのです。
結果として、僕はその方とお別れをすることに決めました。

非難されるかもしれませんが、だって無理なものは無理なんですもん。
無宗教の家庭で育ち、アニオタの英才教育を受けてきた僕にとっては宗教にのめり込む彼女がとても異質に見えてしまったのです。

念のためフォローというか、彼女について申し上げますと、一切僕に宗教を勧めない、もし結婚することになったら相手方ご家族には彼女から(やすみ家族に宗教を無理強いしないよう)説得する、などとても配慮してくださった優しい方でした。
別れを告げた際も、何も反論することなくすんなりと受け入れてくれました。

だからか、余計にしんどかったのを覚えています。

もっとキツく当たってくれ。
ボロ雑巾も引くほど無残な姿になるまで殴ってくれ。

そう思ってました。弱くてずるい人間なので。

寒くなってくると時々思い出すこのエピソード。
あっついコーヒーが染みますね。

なので「価値観の違い」は甘えだけど無理なときは絶対無理。
だと僕は思っています。

良いか悪いか、じゃなくてこの考えも僕の価値観の一つです。

それでは皆様、さようなら。

やすみ

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