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TSMCの排水処理と菊陽町の下水処理をごっちゃにしちゃう深田萌絵さん界隈

深田萌絵(浅田麻衣子)さんがJASM(TSMC熊本)について、環境汚染を危惧しているようですね。
でも、なんだかとんでもなく間違っていたり、歪曲させていたりする話を拡散しているようです。

※この記事は、深田萌絵さんのJASMや台湾TSMC、日本政府についてのデマ・歪曲話が日々どんどん増えているので、水関連の情報をその都度情報を追記しています。

水関連以外の恐怖煽動については、コチラをご確認ください。



「菊陽町は下水処理設備を30億円で拡張すると言っているが、30億円でフッ素やヒ素を処理はできない。」という深田萌絵さんの話。

とある深田萌絵さんの支持者が排水処理について役所に問い合わせたようです。
その結果の回答が、「30億円かけて下水処理設備を拡張する」というものだったそうです。
この件についてのおかしな点をまとめていきます。


そもそもTSMCの排水処理について、何故自治体に聞くのか?

TSMCの排水処理について、何故自治体に聞くのでしょう?
自治体の下水処理とTSMC等工場の排水処理をごっちゃにしていて、意味不明ですよね。
工業排水は、工場内で排水処理をしたうえで下水に流すものですよね。

TSMC工場内での排水処理→下水に流す→自治体の下水処理

なので、TSMCの排水処理について、自治体に下水処理対策を確認している時点で聞く場所を間違えています。

深田萌絵さんは動画でこのように述べています。

下水処理と有毒物質の除外の処理は全く別物であり、あたかも同じものであるかのように解説するのはちょっとおかしいかなと思います。

https://youtu.be/Wm4IAqQ8ByI

それは菊陽町に問い合わせた深田萌絵さんの話を鵜呑みにしている方が、
自治体の下水処理工業排水の排水処理をあたかも同じものであるかのように認識してしまっていたのではないですか?

そんな認識だから、自治体からの「下水処理設備を30億円で拡張する」という回答を、TSMCの排水処理と菊陽町の下水処理をごっちゃにして曲解してしまったのではないですか?


熊本県の排水基準

排水基準は、国の法律以外にも各自治体の条例でも決まっています。

水に関する基準の一覧表のPDFより

ヒ素もフッ素化合物も水質汚濁防止法で基準が設定されていますね。

熊本県は国の水質汚濁防止法だけでなく、県上乗せ条例地下水保全条例があるのがわかります。


TSMCが誘致される予定地の近隣には、現在も東京エレクトロンや隣接地でTSMCと合弁するソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社などの半導体製造工場があります。
これらの工場も排水基準を守っているわけです。


JASMの代表取締役社長の堀田祐一氏の環境対策について

2022年2月28日に開催された熊本県企業誘致連絡協議会主催のオンラインセミナーにて、JASM(TSMC熊本)の代表取締役社長を務める堀田祐一氏が環境対策についても述べたそうです。
それを服部毅先生が記事にしていました。

環境:環境に十分配慮した工場設計の実施、特に水回収・リサイクルシステムの導入、地下水涵養の取り組み

https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220301-2282202/

服部毅先生のツイートもご紹介します。

服部先生のツイートを書き出しますね。

熊本県誘致当局主催熊本日日新聞運営担当の誰でも参加できる無料セミナーでソニー出身の堀田JASM社長が工場の環境対策について詳しく説明しています.
ソニー熊本工場の対策をさらにグレードアップとのこと.
自ら近所のソニーの環境対応をちゃんと調べたらいかがですか.
拙稿(https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220301-2282202/
-----------
毎日ファイク垂れ流しのYouTube指摘のフッ酸の中和やヒ素の除害は半導体工場の内部での環境対策の話で菊陽の下水処理云々の話ではない!
-----------
熊本市内にJASM本社事務所がありますのでそこに問い合わせたら良い.JASMがともに環境対策担当のソニー熊本テックに環境対策たづねたら良い.ソニー熊本はネット上にも環境対策開示してます.
まずは正しい現状認識を.

服部先生の言う通りですね。
TSMC熊本(JASM)の排水を含めた環境対策を知りたいのであれば、直接問い合わせてみればいいのです。
ただし、ある程度の工業排水についての知識を入れておかないと、せっかく教えてもらっても理解できないと思いますよ。


TSMCと合弁するソニーの環境への取り組み

服部先生のツイートにあった、ソニーの環境対策をご紹介します。

ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社の環境への取り組み


熊本県の「地下水保全条例」改正

熊本県が「地下水保全条例」を改正して、排水だけではなく地下水のくみ上げに関しても整備している事についての記事をご紹介します。

日本人が知らない「熊本の水がすごい」本当の理由 | 意外と知らない「暮らしの水」ウソ?ホント? | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース


TSMCの環境への取り組み

・TSMCはISO14001を取得しています。

ISO14001とは…
概要 | ISO 14001(環境) | ISO認証 | 日本品質保証機構(JQA)

ISO(国際標準機関)は、163ヵ国が加入しており国際間取引をスムーズにするために企業や組織が提供する製品・サービス・活動に対して、一定の国際標準規格を制定する団体です。
(中略)
ISO14001の認定を企業が取得するということは、環境マネジメントシステムによる環境保全において国際規格を満たしているという証明になり、国内外問わず評価を得られます。

ISO14001とは|取得のメリットと環境マネジメント事例の紹介

※先に紹介したソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社も取得しています。
※同じく出資しているデンソーも取得済みです。

・TSMC は、Alliance for Water Stewardship (AWS) プラチナ レベルの認証を2019年から3年連続で取得している唯一の半導体企業

https://esg.tsmc.com/en/update/greenManufacturing/caseStudy/60/index.html

※AWSとは・・・
水のサスティナビリティを推進する機関。
また、降った雨が集まる範囲(集水域)の持続的な水管理に対する認証を行っている。
つまりTSMCは、使用した水の周辺地域への影響についても管理をしていると認証を受けているという事です。

Alliance for Water Stewardship(AWS)は、2010年に世界自然保護基金(WWF)やThe Nature Conservancy(TNC)、自然資本連合(NCC)等のNGOと主要な企業や学術機関が共同で設立した、水のサステナビリティを推進するための機関です。また、工場単位での集水域(catchment)※1の持続的な水管理に対する認証制度も運営しています。

水は地域で量や質、利用状況などが異なることから、普遍的な基準を設けることが極めて困難です。このため、集水域ごとに関連するステークホルダーが協力し、責任ある水資源管理を行う必要があります。AWS Standardには、持続的に責任ある水資源管理を行う上で理解しておくべき視点が、5つのステップで示されています。また、ステップには一連の基準と指標が定められていることから、集水域に着目した拠点の水リスク管理行う際には、AWSを参考とすることができます。

※1 集水域(catchment)
AWSでは、Water Stewardshipの概念を理解するための基本単位として集水域(catchment)が使われています。集水域とは、降った雨が集まる範囲のことです。流域(watershed, basin)とも言われますが、AWS Standardでは集水域(catchment)を使用しています。

https://www.sustainability-navi.jp/insight/insight_reaf_002.html

TSMCのPFOS・PFOAおよびその他のPFAS(有機フッ素化合物)への対応

最近日本全国各地の河川や地下水などでPFOS、PFOAという有機フッ素化合物が検出されていますね。
熊本では、まだ稼働もしていないTSMCがPFOSやPFOAを垂れ流したかのようなおかしな噂が流されています。
しかし、これも調べたところとんでもないデタラメだという事がわかります。

・PFOSは2010年に、PFOAは2018年に使用停止している

TSMCは、2010年にはPFOSの使用停止、2018年にPFOAも使用停止している。
さらに、それ以外の有機フッ素化合物(PFAS)についても検証を進め、2018年の時点で人体や環境に重大な害を及ぼすとされている長鎖 PFAS 含有物質の使用をリスト化して禁止する安全メカニズムも確立されています。

TSMC、ペルフルオロオクタン酸関連物質を代替
https://esg.tsmc.com/en/update/greenManufacturing/caseStudy/12/index.html

・TSMCは半導体PFASコンソーシアムに参加している

18 か月にわたる調査、調査、作業グループ会議、および技術レビューを経て、半導体 PFAS コンソーシアムは、半導体業界における PFAS の使用に関する 10 回目で最後の白書を発表しました。これらの論文では、半導体製造プロセス、半導体製造装置およびインフラストラクチャーにおけるさまざまな用途におけるさまざまな PFAS 化学物質の重要な性能特性と、これらのさまざまな用途でこれらの物質を置き換える際に業界が直面する重大な技術的課題を特定しています。ホワイトペーパーでは、環境への放出と管理に加えて、職場の健康と安全についても考慮しています。

これらの情報からも、
TSMCが台湾および熊本で有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)を垂れ流しているなどという話は、とんでもない作り話だと言えるでしょう。

・PFAS(PFOAやPFOS)がなぜ最近になって検出されているのか。

それは、PFAS(PFOAやPFOS)の検査を最近やり始めたからだと思いますよ。
今までは検査されていなかっただけ。
今までもそこにあったんです。

突然ドバッと汚染が流出したんじゃなくて、前からずっとそこにあったけど検査されてないから検出もされていなかっただけです。

(ちなみに、PFOAやPFOSは市販の浄水器で除去できるものがあります。心配な方は使ってみてください。)

工業排水などの排水処理施設を得意とした会社

半導体産業従事者でもなく、ただのド素人の私ですが、
この件を調べる中で、日本には工業排水などの排水処理施設や設備を得意として、世界で活躍する会社がある事を知りました。

そこで、ソニーやTSMCを大口顧客としている日本の水処理の会社がありました。

オルガノ株式会社https://www.organo.co.jp/

半導体製造に欠かせない超純水製造装置などの世界的大手企業です。
私がみつけた情報では、2001年の時点で超純水製造装置をTSMCに提供している事まではわかりました。

見学した半導体工場は台湾では最も大きい規模の会社(TSMC)が保有する12インチウェハーの新設工場任AB-12)でした。
このTSMCはドイツ資本が入っている巨大企業(資本金1298.9元、2000年売上1662億元、従業員9500人)とのことです。
超純水製造装置はLFPI会員企業の(株)オルガノ製であり、最新のシステムが納入されていました。

https://www.lfpi.org/file/lfpi_news_letter_no18.pdf

オルガノが超純水製造について、TSMCを顧客としている事は判明しましたが、排水処理施設もそうなのか・・・とういうところはわかっていません。
(※記事の終盤に追加情報あり)

しかし、そんな中、大手半導体メーカー向け大型排水処理プラントを受注したというオルガノの記事を見つけました。
この大手半導体メーカーがどこであるかは書かれていません。

大手半導体メーカー向け大型排水処理プラント。
ニーズに応えるための新技術。

スマートフォンやタブレットなどのデバイスに組み込まれる半導体やFPD(液晶、有機ELパネル等)は世界的に需要が高まっているが、このような電子部品の製造には大量の水が欠かせない。例えば、洗浄プロセスやエッチング液の希釈水などに使用される超純水は、半導体工場では500〜700m³/hr、大型液晶工場では3,000m³/hr以上にのぼる。各製造過程で発生する排水の放流、もしくは工場内での再利用を目的として、対象物質の種類・濃度・排水基準値に合わせた多様な排水処理システムが工場内で稼動している。

オルガノは半導体、液晶、電子部品を製造する工場向けの超純水製造および排水処理の技術を有し、多くの水処理プラント納入実績を誇る。あるとき、主要顧客の大手半導体メーカーから新規製造ライン建設計画の情報を得る。大型新規案件の受注に向け、プロジェクトは動き始めた。

https://www.organo.co.jp/recruit/project/story1.html


半導体製造工場は、節水の為、排水だけでなく再利用への取り組みもしているようですね。

オルガノ含め、水処理を得意とする日本企業の活躍が楽しみです。


【追記①】服部毅先生からの情報

服部先生にこの記事にツイートを引用させていただいたことをお伝えしたところ、リプライをいただきました!

・超純水製造
・排水再利用
・排水処理

これらはプラント一式請負になっているそうです。

ということは、TSMCの超純水製造を請け負っているオルガノが排水設備も請け負っているということですかね。

オルガノは四季報にてTSMCの熊本新工場にも積極対応と書いてありました。


TSMC熊本(JASM)の超純水製造~排水処理までの施設を請け負いが決定したかどうかは現時点で不明ですが、今後の情報が楽しみですね。


【追記②】超純水製造〜排水回収システム

    

超純水製造・排水リサイクル・排水処理は一式請負ということがわかりましたが、具体的にどんな流れになっているのかを情ポヨさんがツイートされていたのでご紹介します。

半導体製造で様々な用途に使用された超純水は、排水回収システムに行き3つの排水に分けられます。

希薄排水→排水回収システム(水のリサイクル)
濃厚排水→廃水処理システム→回収システム(水のリサイクル)or廃水(下水へ流す)
プロセス材含有排水(レアメタル等含有)→有価物回収システム→有価物を回収し②の廃水処理システムへ

下水へ流されるのは廃水処理された後の廃水のみということがわかりますね。

半導体製造工場にはこのように排水処理システムが確立されているのに、
一体どうやって使用済みの排水をそのまま下水に流す必要があるのか…
深田萌絵さんが言っているような下水に廃棄物垂れ流しなんて、どうやってやるんでしょうね?


深田萌絵さん界隈がやっている事って、排水基準がある事を無視し、工業排水を処理せずに垂れ流し公害が問題になっていた昔の話が現在でもあるかのような妄想を前提に、これから建設されるTSMC(ISO14001取得)の熊本工場が違法を行う前提で話しているんですよね。

私には、TSMCをなんとしてでも貶めたい!反対したい!という欲求が先にあり、そのためにこじつけできそうなあらゆるものを探し、無理筋のレッテルを貼っているようにしか見えません。

深田萌絵さんの悪質なデマには気をつけましょうね!


【追記③】台湾の透明足跡

2022.4.22追記
さらに情報がありました。

透明足跡のTSMC検索結果はこちら↓


TSMC熊本の排水処理は栗田工業

2023.05.12 追記
栗田工業がTSMC熊本での求人を出しました!

【業務内容】
Japan Advanced Semiconductor Manufacturing (熊本県菊陽町)における新規工場建設に伴う新規排水処理設備/廃水回収設備建設工事の施工管理と試運転調整

https://archive.md/BPFCI#selection-313.0-315.95

実は、とある関係者から私の元に、
JASM(TSMC熊本)は
・排水処理等は栗田工業
・超純水製造は
オルガノ
であるという情報が入ってきました。

栗田工業に関しては、既にJASM勤務の求人が確認できているので確定情報と思われますが、オルガノに関しては今のところ熊本での求人は確認できていますが、勤務先がどこかは開示されていないようですので、現段階では未確定情報です。

どちらも世界に誇る、日本の水処理業界のトップ企業ですね。


2023年夏 政府、インフラ等関連設備増強支援の動き


熊本へのTSMC誘致は、周辺へ関連企業進出の呼び水となり、様々な半導体関連企業が進出を進めています。
交通渋滞は以前から問題視されていましたが、こういった多くの企業の進出を念頭に、交通だけでなく工業用水、下水処理などの関連設備の増強についての情報が出始めました。
熊本と日本政府は連動しています。

工業用水の新設、補助金再開 半導体工場の誘致後押し 2023年7月23日


TSMC進出でインフラ整備に1140億円 熊本県、今後10年間の道路整備や水対策 熊本日日新聞 | 2023年8月17日

県は17日、一帯のインフラ整備に今後10年間で、総額1140億円程度の事業費が発生するという試算を発表した。財務省が2024年度一般会計予算概算要求額を固めるのを前に予算要望の基礎資料とする方針。

鉄道の建設が約410億円
周辺道路の整備は約300億円
公共下水道対策は約280億円
工業用水の供給事業は約150億円

熊本日日新聞 | 2023年8月17日


経産相 熊本のTSMC半導体工場建設 “関連施設整備の支援検討” 2023年8月21日

西村経済産業大臣は、熊本県の蒲島知事と会談し、台湾の半導体大手、TSMCが熊本県で新工場の建設を進めるにあたって、関連するインフラ施設の整備などの支援を検討する考えを示しました。

熊本県では、半導体の受託生産で世界最大手のTSMCが、日本で初めてとなる工場の建設をソニーグループなどと共同で進めていますが、関連する企業の進出が相次ぐ中、工業用水の確保や排水の処理を進めるためのインフラの整備が課題となっています。

これについて熊本県の蒲島知事は関係省庁に支援を求めていて、21日は経済産業省を訪れて西村大臣と会談し、要望書を手渡しました。

要望書では、
▽工業用水を十分に確保するには浄水場の整備が欠かせないほか、
▽工場排水に対応する新たな処理施設なども必要になるとして、
国の財政的な支援を求めています。

深田萌絵さんが嘘だらけの捏造TSMCの汚染話で恐怖煽動しなくても、熊本も国も問題意識をもって、水問題も含むインフラ設備の増強について動いているという事です。

2023年9月、深田萌絵さんが「JASM(TSMC熊本)は水のリサイクル設備を入れる予定がなかった」などと言い始めてズッコケました。

深田萌絵さんは以前から、JASMが水のリサイクル設備や排水処理をせずに、半導体製造過程で洗浄に利用した汚水をそのまま下水に垂れ流すかのような言動をしていましたが、どうやら未だに本気でそう思っているのでしょうか、視聴者を恐怖で煽動する為に嘘をついているんでしょうか、彼女の思惑はわかりませんが、とんでもない事を今頃言い出したので、その件を1つのnoteにまとめました。

JASM(TSMC熊本)は「水のリサイクル設備を入れる予定がなかった」とか言い出した深田萌絵さんの話を検証しました。

下水に流す前に排水処理しないわけがなく、菊陽町議会での質疑でもしっかりと排水処理について6月に言及があったので、そちらをご紹介します。

菊陽町2023年6月の議会での質疑

菊陽町の議会で、JASMの排水処理についての質疑がありましたので、ご紹介しておきます。
令和5年第2回定例会(録画放送) / 町議会 / 菊陽町https://www.town.kikuyo.lg.jp/gikai/kiji0033875/index.html

菊陽町議会 令和5年第2回定例会 一般質問3甲斐榮治議員  令和5年6月7日(水) JASM(TSMC熊本)の排水処理について 39:20〜https://www.youtube.com/watch?v=iWb_IZlwdig&t=2360s

質疑動画の中で紹介されたように、TSMCは世界中の工場を対象とした持続可能な水利用に関する国際承認AWS(Alliance for Water Stewardship)において、最高位であるプラチナを3年連続で取得している世界で唯一の半導体企業です。

https://esg.tsmc.com/en/update/greenManufacturing/caseStudy/60/index.html

自治体側(熊本県・熊本市・菊陽町)の監視体制

JASM工場で処理された水は下水道に排出されるが、自治体の監視・管理体制について紹介されている記事がありました。

・菊陽町が工場に立ち入り検査を実施
・県が下水道施設で水質管理
・坪井川に放流されてからは熊本市が水質を監視

という体制になっているようです。

2023年後半の熊本県での動向

■9月25日熊本県議会

9月25日に行われた熊本県議会において、
自民党・竹﨑和虎議員によりJASM(TSMC)の排水処理に関しての質疑がありました。
そこで、竹﨑議員は怪しいビラをバラ撒きパンフレットを送り付けてくる任意団体について言及されています。

「確証が持てない複数の事象を重ねて記載し、あたかも原因がTSMCによるものであり、今後熊本において環境汚染が進むことを流布するような任意団体が存在し、私の事務所にも広報誌が送られてきました。
そのようなビラやyoutubeを見たり聞いたりしたという方もいらっしゃると思いますが、一方的に県民の皆さんの不安を煽るようなものが散見されます。」

竹﨑議員の質疑はこちら↓

この質疑で、8月末に熊本県から台湾現地に視察を行った際の、台湾TSMCと現地自治体の環境保全に関しての調査結果を後日公表するとの回答がありました。

■10月3日台湾訪問調査の結果について公表

9月25日の質疑で予告されていた、半導体関連企業集積に伴う環境への影響に関する台湾訪問調査の結果が公表されました。

半導体関連企業集積に伴う環境への影響に関する台湾訪問調査の結果について より

PDF資料はこちらhttps://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/life/185920_460896_misc.pdf

PDF資料が見られない、見に行くのが面倒・・・という方がいらっしゃるかもしれませんので、私が資料を全ページスクショしたものをツリーで繋げてツイートしていますのでこちらをご確認ください。
でも、できればご自身で熊本県のサイトまでいって確認してくださいね。

この台湾訪問での調査結果では、熊本のJASMの製造設備や技術面でモデルとなるTSMC Fab15のある中部サイエンスパーク周辺
①下水処理場放流水調査結果
②地下水調査結果
③河川水調査結果
④大気調査結果
を、台湾と熊本での環境規制の数値の違いなども含めてわかりやすく公表されていたり、TSMCと台湾の環境に関する取組みについて、現地での調査結果が色々と公表されています。
JASMの環境対策について心配されている方は、ぜひじっくりと資料を確認してください。


玉山富士子氏が自身発の台湾情報を深田萌絵さんが何度も歪曲しTSMC汚染デマに悪用している事に警告されています。


以前から深田萌絵さんが「台湾でTSMCがこんなにも汚染垂れ流ししている!」という話で、何度も玉山富士子さんのFacebook記事を引用されていたのですが、
とうとう引用元の玉山さんが、ご自身の発信した情報をなんでもかんでも「悪いTSMC」という深田萌絵さんの都合のいい話に歪曲している事に関して警告をされています。

玉山さんのFacebookの記事をご紹介します。

2023-07-04
台湾の環境汚染の話を、深田萌絵さんがYoutubeでTSMC1社が原因かのように拡散している事に対しての指摘。
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid02oW1iNWRAiPwei8dyXQ6nUz4CXHfgtWTDTsu1HUFSPtf9awuAMHPTEwuRtmFTGBvWl&id=100053815332261

2023-07-10
台湾の人工透析率や環境汚染について、TSMCのせいであると歪曲し熊本で演説を繰り広げる深田萌絵さんらにたいしての指摘。
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid02QaPneYzJgTNqGqneQ1hd4zNTTDgNWG7urd51bkgdH99e2GXqXcbQ9FfcC7ofM5zGl&id=100053815332261

2023-07-17
深田萌絵さんの配るチラシやパンフレット、クリアファイルに書かれている内容が、玉山さんがFacebookで発信した情報を歪曲させ、TSMCのせいにしているというお話。
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid0aqvAYvTWWfQpQ8ZCuq7P4MkRAEVk3QrqEGQgwidaHWC2bj5Vg2KoH71UY2yV3C7Al&id=100053815332261

2023-07-22
台湾のグリーンオイスターについて、玉山さんが台湾の様々な方に連絡をとり、深田萌絵さんの話が時系列も原因事故等も無視している事を突き止めたお話。
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid02P3w6aPerhiH1Z8eoaUsPaiw8aQiHS1BYUyeGV6xGN1ssHuBGwMY9aiFBvYQRxPKrl&id=100053815332261

2023-07-24
深田萌絵さんが配るパンフレットに記載されている責任者にも盗まれていたお話。
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid0Smd9eeWopqQFhi9CCNhjW5javeQZnY53pz81An8SmnmfRV6exzQ8KzaVXjqoLGQQl&id=100053815332261


2023-07-25の記事
商用使用や改竄使用を許した覚えはないんですが・・・という玉山さんの訴え。
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid0aMxb7oc71VqWf6o33Y8FPBJxeUXnndsgPSGzMKXGVMBC1ov7CH59uZb5THBjwsukl&id=100053815332261

2023-07-28の記事
現在熊本で誤情報満載のチラシやパンフレットの販売などを率先して行っている榎本セイヤ氏に、間違いを指摘したところブロックされてしまったようです。
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid0ciN1gAuiPDAvSg7nChPS9idCGewKbgsrgVk1rEYrHoNXWAempRLJT4rnFX1im38Dl&id=100053815332261


新設される半導体工場に、環境汚染や地下水の枯渇をしないよう訴える事自体は大切です。
しかし、誤情報を元に恐怖煽動する必要は微塵もありません。
むしろまともな環境活動の邪魔をしているだけです。


情報元の玉山さんが、誤情報・歪曲情報であると指摘しているのに、パンフレットやチラシを配る事をやめようしないという事は、
間違った情報でTSMC熊本(JASM)を攻撃しているようにしか見えませんね。


応援お願いします☆

Youtubeでたまーに動画を上げているのですが、以前収益化までいったのですが、動画UPが滞って視聴回数が減少してしまい、収益化剝がされてしまいました(´;ω;`)ウゥゥ
なので、暇なお時間ありましたら、お好きな動画を再生していただけると嬉しいです!
(1) 八洲子(ヤスコ) - YouTube

最新作はコチラ↓
https://youtu.be/xKGrT--ObnI?si=JRYFYfM8Rvyr9zOb


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