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大衆化する銀座。一億総貧乏時代へ

今朝、昔から知り合いの八百屋との会話です。

”昨日、白菜の相場が下がったから、丸ごと1個130円で売ったんだよ。そうしたら、通りがかったお客さんが買っていってあっという間に無くなっちゃったんだよ。八百屋も考え方を変えなきゃダメだね”と。

彼はどちらかというと綺麗な野菜を丁寧に売るタイプの八百屋です。個別包装も綺麗にし、綺麗に並べて売っています。

この、白菜を1個で130円売った事で、考え方が変わったと、しきりに自分に言ってきました。今まで、まともな野菜をまともに売っていたのが、激安販売した途端に、凄いスピードで品物が売り切れたことに驚いた、と言うことらしいです。

自分はもう20年前から一億総貧乏時代になるから、そういう売り方をしなさいと周りに言ってきました。最近は、だんだんその時代になってきた事をつくづく実感します。

昨日は銀座に、安さで名高いワークマン女子が開店しました。この前は、元プランタン銀座に100均のダイソー旗艦店が。下の階はユニクロです。巨大なGUが銀座4丁目交差点付近に堂々と建っています。

もう、銀座ですらラグジュアリーなイメージだけでは成り立たなくなってきています。

反対に驚安で有名なドンキホーテは海外にも販路を広げ、飛ぶ鳥を落とす勢いです。

日本は昔から安いことは良いことだという風潮があるのですが、近年それに拍車が掛かっています。仕事や品質に見合った報酬というものが得られなくなってきています。


もう、日本人は安さが一番!何でも安いのが大好き!高い物には見向きもしない!という時代になってきたと言うことです。給料も上がらない訳ですからそれも致し方ありません。


でも、先進国の中で物価上昇率が最低な国に落ちぶれてしまった訳ですから、なんとも情けない話です。

今日は、昔ながらの八百屋も、激安販売したらその売れ方に驚いた!というお話でした。

#八百屋 #野菜 #果物 #貧乏 #銀座  




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