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採れたて旬野菜を食す 里芋

食べ物を通じてつながる人に、幸せと健康を届けたい

 収穫時期や旬、そしてその野菜がもつ本当の美味しさと栄養を知る事ができれば、更に美味しく味わう事ができる

 スーパーの冷凍野菜でも売れ筋上位の里芋、9月あたりから収穫量が増加。品種によって旬は違うが、多くの品種は秋〜冬にかけて旬。
・石川早生(いしかわわせ)初夏から秋口が旬
   程よい粘りとつるっとした食感です。
・土垂(どだれ)最もポピュラーな里芋
      主に子いもを食用とする品種で、小ぶりの里芋。ピークは10月から11月で、貯蔵性が高くほぼ通年流通しています。肉質は、ねばりがあり煮くずれしにくいのが特徴です
・セレベス   ほくほくとした食感が特徴で11月頃から
・八ツ頭(やつがしら)12月以降、料理におせち料理に使われます。
・ズイキ(芋がら)八ツ頭などの里芋の葉柄部分で、八つ頭から採れる「赤ズイキ」が一般的。
 
 スーパーの特売などで、リーズナブルな価格で購入できるのは、11月から4月にかけて。里芋は長期保存ができるので、どの品種でも収穫量が多くなる11月頃から、貯蔵が続く4月頃は比較的安価に里芋が購入できます。
 ただ、縁起がよいとされている里芋はお節料理にも使われ、需要が高まる12月後半は相場が高騰することもあります。

美味しい里芋を選ぶポイント

 ・形が丸みをおび、ふっくらとしているもの
 ・縞模様がくっきりとしたもの
 ・カットした断面が白く艶のあるもの(既に皮を剥いてある場合は白くて 
  綺麗なもの)
 ・触った感触が固くしっかりとしているもの
 里芋は、乾燥すると水分が抜け、食感や風味が落ちるので土がついたまま 
 で湿り気のあるものを選ぶと良いです。

里芋は常温保存で約1ヶ月
 
里芋は長期保存が可能で、美味しさを保ったまま約1ヶ月程度は保存が可能です。乾燥を防ぐため、1つずつキッチンペーパーで包み、1つずつ包んだ里芋を紙袋に入れ、軽く封をする。直射日光を避け、暑くないところで乾燥と湿気に注意しながら保存します。

里芋の上手な下処理方法
 
里芋特有のぬめりは、触ると皮膚が痒くなることがあります。シュウ酸カルシウムという成分のためで、特に里芋の皮付近に多く含まれています。

里芋の皮を剥く方法
 里芋を下処理は、まず皮を剥きます。この時に手が痒くなったり、里芋を持つ手が滑ってケガをする場合があります。なので簡単に下処理するには
 ・過熱前に、里芋の真ん中にぐるっと一周切り込みをいれる
 ・そのまま里芋を水から茹でる
 ・温かいうちに里芋をふきんで包んで持ち、切り込みの両端をもって身を 
  押し出す。

芋類のなかでは低カロリー
 
サツマイモやじゃがいもや白米と比較するとカロリーは低く、そして糖質も少なめ。里芋はイモ類の中ではかなりヘルシー!8から9個ぐらい食べるとやっとご飯一杯相当のカロリーになります。他の糖質の高い食品の代用品として使うことで、カロリーを抑えることが出来そです。

ネバネバに栄養素がたっぷり
 里芋には食物繊維やカリウム、ナトリウム、ビタミンなどの栄養素が豊富に含まれている!胃腸の働きを助け、痰を排出し、慢性的な便秘によいとされています。
里芋のネバネバ成分には
・ガラクタン(食物繊維)・・・水に溶けやすい「水溶性食物繊維」
  *水溶性食物繊維は、その粘着性により糖質の吸収をゆるやかにするた   
   め血糖値の上昇を抑えてくれます。また、腸内環境を整える整腸作用 
   もあります。
・グルコマンナン(食物繊維)・・・水溶性食物繊維と呼ばれるもので、血中  
 コレステロールの低下や血糖値の上昇予防に効果があります。
 里芋は芋類の中では珍しく水溶性食物繊維を多く含み、調理するとこの水 
 溶性食物繊維が水に溶け出て、独特な粘りを出します。

むくみ解消や血圧低下に効果的
食物繊維の他にミネラル分の「カリウム」が多く含まれています。
・カリウム・・・体内の過剰な水分を排泄する効果があり、高血圧やむくみの予防に効果があります。
 風味と栄養がギュッと詰まった、旬野菜のおいしさを存分に味わってくださいね。



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