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妻がアメリカで出産した話②

背景

なんとか家族(妻妊娠7ヶ月、息子4歳)をアトランタへ連れてきたところ。初診を受けるべく、いざ病院へ。。。

病院にて

アトランタには全米で最も赤ちゃんが産まれる数が多いと言われる、NORTHSIDE HOSPITAL という病院があり、日本人に人気のSoufi先生もここの先生だ。

病院の駐車場へ車を停める。(ちなみにアメリカは都市の真ん中以外は基本的に車でしか移動できない。別の記事にするが、真夏に徒歩でうろついてるのは車がない私か、ホームレスだった。)

病院内にある先生のオフィスへ。待合室で問診票を書く。

「これは…」

専門用語のオンパレードで2人共全く解らない。英語が特段得意でもないし、TOEFLを受けまくったわけでもない妻はもちろんのこと、私も全く解らない単語が並んでいた。

こうなったら、頼るのは文明の利器。

グーグルのAR翻訳機能で、カメラで写した単語が、日本語にリアルタイムで翻訳される機能を使いつつ、病歴などを記入していく。

なんとか書き終え、提出。
しばらく待つと、中にはいるように言われる。

妻は体重測定や尿検査などを行い、ベットのある部屋で待機。黒人の看護師はとにかく陽気でたくさん話してくれる。(しかし、黒人の英語に慣れていない私は恥ずかしながら6割程度しか解らない)

妻は、看護師から(たしか)予防接種を打ってもらい、いよいよ先生のご登場。

Soufi先生は中華系アメリカ人で、ゆっくりと話しながら診察してくれるとても優しい先生だった。

診察後に執務室へ通され、色々と話をする。壁には先生のお子さんらしき子どもとの写真や、先生が取り上げた子の写真などが飾られている。先生自体はだいぶくたびれた印象で、忙殺されて家族ともまともに一緒にいられないんだろうと、勝手に想像していた。

Ultrasoundはするか?Genetic testingは?などを聞かれ、Ultrasoundは保険適用内だったので実施。遺伝子検査はアメリカでは一般的にやるらしいが、日本ではやらないし、保険適用外なのでパス。(ちなみにアメリカの保険システムもメチャメチャなのだが、このときはまだ知らない。)

Ultrasoundと次の診察の日にちを決めて、退出。(Ultrasoundの日は自分は同行できないので、確かこの時に通訳者同行サービスを予約した)

ふぅ~っと緊張の糸がほぐれ、「優しい先生で良かったねー」なんて言いながら病院を後にする。

アトランタのソウルフード、ワッフル・ハウスで昼食をテイクアウトし、帰ろうとしたところでケータイに電話。

「担当看護師からだ。。。なんだろう?」

ただでさえ聞き取れないのに、電話ではさらに難易度アップ。

片耳を塞ぎ、目を閉じながら全集中して聞き取ると、どうやら支払いを済ませてなかったらしい。確かに、オフィスを出るときに「支払いのカウンターに寄っていってね」のような事を言われた気もするが、緊張感からの開放ですっかり忘れていた。

すぐに引き返し、金額を支払う。DEPOSITとして〇〇ドル。。。?とよくわからんかったが、とにかく伝家の宝刀、PNCバンクのデビットカードで決済。

ひと仕事を終えて家路に帰る。

次のUltrasoundの診察は、別の専門医が行うらしく、別の場所で、妻だけで乗り切らなくてはならない。通訳さんは居るとて大丈夫だろうか。。。

まとめ

今回は初めて病院に行った話をしてみました。アメリカの医療システムと、黒人のおしゃべりに驚きながらもなんとか第一関門クリア、といったところでしょうか。

次回は超音波検査の行方を、妻から聞き出しながら書いてみたいと思います。

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