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ティモシー・ガルウェイのインナーゲーム(5)♪自信とは、●●●●をまるごと信じること

インナーゲームについて、書いてきましたが、
今日のポイントが、、うまくいく、早く上達するために、
一番大事かなと思っています。

本を読んでいただければわかりますが、
ガルウェイの教え方、
生徒さんへのアプローチは、本当にシンプルで
すばらしいな~と思います。

相手の中にあるはずの能力を信頼しているんですよね。
でなければ、ガルウェイのようなアプローチはできないと思います。

本来もっているはずの力を、発揮させて、
練習していけば、自動的にうまくなる、
そんな指導の仕方です。

私たちは、たいてい逆で、

生徒さんは「できない」から、
「できるように指導する」必要がある、
と考えてしまいがちではないでしょうか?

自分の一人の頭の中でも、
同じことなのではないかな、と思います。

♪真の自信をもつためにもっていたい観点ー二人の自分

セルフ1、セルフ2、という考え方、
観点をいれることで、
自分の頭の中でのやりとりが、
明確になりますから、自分のプレーを、
より客観的にみられるようになりますよね。

今、どっちが話してるの?
セルフ1、うるさすぎない?
セルフ2は、のびのびプレーできてる?

そして、セルフ1とセルフ2の特徴をよく知って、
うまく利用する、そんな感じです。

セルフ2を、やっていることに集中させてあげる。
だから、言葉は少しでいいのです。
パフォーマンスが終わったら、振り返りは、
セルフ1の出番です。

こんな、自分の頭の中での
セルフ1とセルフ2のやりとりを、
(外でやっているゲームと比較して)
インナーゲームとガルウェイは言ったのですね。

そんな練習を通して、
セルフ2の可能性を信じられるようになってくると、
自然と、自分に自信がついてくる、
そんなものなのかもしれません。

♪インナーゲームは楽しい

インナーゲームのやり方として、
ある対象に集中する、ということがあります。

たとえば、テニスであれば、ボール
いつバウンドするか、ボールの毛羽立ち、
模様の動きまでをよく見る、など。

単にボールを見る、でなく、
どこに見ればいいのか、
やることが具体的なところが、ポイントですね。

身体のある部分が、どんな感覚なのか、
よく感じる、動きをモニターする、
ということもやります。

腕の感じ。
身体全体の感覚。


実は、それだけでも、
パフォーマンスは改善されるんです!
私もいろいろとレッスンの中で、
実験してみましたが、本当です。

慣れてくると、楽しいものですよ。


♪解決志向で考えよう

ガルウェイさんの教え方というのは、
対象=生徒さんをとてもよく観察していると思います。

いったいどこに問題があるのか、というよりも、

相手はそれをどのように認識しているのか、
今起こっている、または、
「起こっていると生徒が信じている問題」を解決するには、
どこに意識を集中したらよいのか。。。

ガルウェイの指導法は、相手の心理面にまで及びます。

ある程度うまくできているのに、
ある場面でだけいつも失敗してしまう生徒さんの場合。

ガルウェイは1つの方法として、プロの役を演じる
ということを提案します。
自分がプロで、テレビに映っていて、
人が見ている!というような、明確なイメージをして、
その役を演じるつもりでプレイすると

・・・驚くほどすばらしくできてしまい、
本人もビックリする、なんて例が載っています。

これは、NLP心理学でいうと、モデリング。

なりきるとうまくいく、といってもいいかもしれません。

「そんな馬鹿な!」と思われますか?

これも、本当です。
もちろん、その後の繰り返し、練習は必要です。

でも、問題にではなく、解決にフォーカスする。
今何が起こっているのか、現状を明確にする。
そして、今、できることは何かを明確にし、集中させる。

本人も知らない、または、あるとは思っていないけれど、ちゃんと
セルフ2の内在している能力を、信じていて、引き出すようなアプローチ、
また、「すでに持っている良い点」をもっと伸ばすようなアドバイス。

自分でも気がついていない、
セルフ1とのいつもの会話をだまらせ、
セルフ2を動かすための、
適切な目標設定と、今、やるべきこと
を決めるための手助けをするコーチとの対話。

まさにこれは、これまでのスポーツ指導ではなく、コーチング

ガルウェイの本が、コーチングのベース
と言われるのは、こんなところにあるんですね。


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インナーゲーム1♪二人の自分
インナーゲーム2♪自分を邪魔するものは自分
インナーゲーム3♪うまくいくために集中すべきたった1つのポイント
インナーゲーム4♪感じることと考えること
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