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小学館のサイト「ミタイ!」にweb持ち込みした漫画の講評が帰って来た。

 はじめに…
 
 この記事は
 ・漫画作品が完成したけど持ち込みする勇気がない…という方
 ・小学館の「ミタイ!」に持ち込みしたいけどどんな講評が帰ってくるのか気になるという方
 ・これからギャグマンガ作品を描こうと思っている方 
 の参考になればと思い書かせていただきました。
 また、自分自身が反省するためのメモとしても書いています。

 みなさまこんにちは。やろいちです。漫画家志望です。
 
  みなさまは小学館の「ミタイ!」というWebサイトをご存知でしょうか?

(この記事は小学館のPR案件ではありません。記事の書き手であるやろいちが勝手に紹介しているだけです。)

 このサイトはこれから漫画家になろうと思っている方や他誌等で連載しているプロの漫画家が自分の作品をインターネットを経由して小学館に持ち込みが出来るというサイトになります。
「一次創作作品でも二次創作作品でも、ボツになった作品でも掲載された作品でもなんでもいいから見せてほしい!もしいい作品なら担当編集者がつくよ!」
という方針のサイトです。二次創作でも持ち込みができるという点が素晴らしいと思います。

 今回僕はミタイ!にこの二次創作作品を持ち込みしてみました。

https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ01092130.html

 東方Projectの二次創作ギャグ4コマ漫画です。4コマ漫画13本(原稿用紙7ページ分)で一つのお話になる構成で作った作品です。表紙とおまけのイラストは送っていません。

 「本当に講評が帰ってくるのか?」と思いながら待ち続けて、2週間ほどたった頃に講評が帰ってきました。

 その講評がこちらです。(原文のままコピペしています。)

 
 やろいち様

この度はミタイ!にご投稿頂き、
ありがとうございました。

『東方4コマ「魔理沙ちゃんの退屈凌ぎ」』を拝見させて頂きましたので、
以下簡単ではありますが講評を返させて頂きます。

・印象に残った点
楽しく拝見させていただきました。「バーカバーカ!」とバカにする魔理沙の表情が絶妙に腹立たしくて、徐々にアップになる様が印象的でした。

・改善点
デッサン力や、漫画的な表現力が、まだまだ未熟だなと感じました。画力を向上させるためには、自分が苦手なところ、上手くなりたいところを意識しながら練習してください。
また、
このお話を通じて、主人公たちのどんな魅力を読者に伝えたいのかが分かりにくかったように思います。主人公たちがどんな性格で、この物語を経ることでどのような変化(成長)がキャラクターたちにもたらされるのか、分かりやすいエピソード作りを意識していただけると良いと思います。

やろいち様の創作活動のご参考になれば幸いです。
またのご投稿をお待ちしております。


※講評に関してのご質問は大変申し訳ありませんが、受け付けておりません。
 こちらのアドレスにご連絡頂いても、返信出来かねますのでご了承ください。


とのことでした。講評に関する質問は受け付けていないということなので、これらの講評の意味を勝手に分析していきたいと思います。

 ・印象に残った点
楽しく拝見させていただきました。「バーカバーカ!」とバカにする魔理沙の表情が絶妙に腹立たしくて、徐々にアップになる様が印象的でした。
→ありがとうございます。ギャグ漫画作品を楽しく読んでもらえたことは作者にとってこの上なく嬉しいことです。また、「読者に印象に残ったシーン」があったことに作者として安心しました。良かったです。嬉しいので「印象に残ったシーン」を貼っておきますね。

 ついでにもう一つ貼っておきます。

 ・改善点
デッサン力や、漫画的な表現力が、まだまだ未熟だなと感じました。画力を向上させるためには、自分が苦手なところ、上手くなりたいところを意識しながら練習してください。
→改善点のご指摘ありがとうございます。改善方法まで教えてくれるとは思っていませんでした。これからは漫画を描く時間とは別に絵の練習時間をもっと増やしていこうと思います。自分が苦手なところ、上手くなりたいところ。それらはいったいなんなのか?を意識しながらデッサン練習や漫画表現の追求の練習をしたいと思います。


また、
このお話を通じて、主人公たちのどんな魅力を読者に伝えたいのかが分かりにくかったように思います。主人公たちがどんな性格で、この物語を経ることでどのような変化(成長)がキャラクターたちにもたらされるのか、分かりやすいエピソード作りを意識していただけると良いと思います。
→キャラクターづくりにおける改善点のご指摘ありがとうございます。確かに主人公たちの成長を描いていませんでした。頭空っぽでも読めるギャグ作品を描きたかったので…。主人公たちの魅力が伝わっていないということはキャラクターの掘り下げが足りなかったということですよね…。なるほど…。

 講評を頂いたことで気づきました。今まで描いてきた自分の漫画作品には主人公の成長がほとんど描かれていませんでした。その理由は「頭空っぽでも読めるギャグ漫画を描きたいから」だったのですが…。でも思い返してみれば新人賞を取るようなギャグ漫画って、最後に主人公の心の成長や変化が描かれていることが多いですもんね…。それとキャラクターの魅力が伝わっていなかったことも問題ですね。漫画のお話において主人公たちの魅力を読者にどう伝えるか?このテーマについてもっと深く考えながら作品作りをしなければいけませんね。

 今後の自分の課題
・デッサン力を上げる
・漫画的な表現力を上げる
・主人公たちのどんな魅力を読者に伝えたいかということについて今までよりもっと深堀して考えながらストーリーを作る

  小学館の編集者のみなさま。お忙しい中僕の作品を講評していただきありがとうございます。これらの講評の意味を噛みしめて今後の作品作りに活かしていきたいと思います。次回作もまた投稿します。よろしくお願いいたします。

その2はこちらです。

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