“静か”という音

「“静かな”音」ではなく、「“静か”という音」です。
感じたことありますか?

現在東京と故郷である岐阜の山奥の田舎(八百津町)を行き来する生活をしています。
東京の家も住宅街にあり周りが騒がしいというわけではありませんが、それでも遠くから車やバイクの走る音が聞こえてくるものです。

片や田舎では鳥のさえずりや虫の鳴き声はかすかに聞こえますが、ほぼ無音状態の環境です。
一般的に考えれば、そんな静かな田舎の方が落ち着けると思うんですが、逆に静かすぎてシーンという音が耳にこだますることがあるんですよね。特に夜寝つきに。

紙コップを耳に当てると聞こえてくるさざなみのような音、といえばイメージしやすいでしょうか。
僕はこれを「“静か”という音」と呼んでいます。

ここまでいくと、都会のリズミカルに通りすぎる車の音も心地よいBGMになるんですよね。皮肉な話。
子供部屋にこもるより、ちょっと騒がしいリビングで勉強する方が集中できるってのも同じ原理なんでしょうか。

でも、そんな「“静か”という音」からは自然を感じとることができるんですよね。自然と一体になっている感覚というか。

これこそマインドフルネスです。“いま”“ここ”をしっかり感じること。
日々何かに追われている現代人にとって、そうやって少し立ち止まってみる時間、とても大事です。(僕も定期的にメディテーションしてます。)

与え合いの恩贈りで巡る世の中になったらいいな。 だれでも好きなこと、ちょっと得意な自分にできることで、だれかのためになれて、それが仕事にもできたら、そんな素敵なことはないですね。 ぼくの活動が少しでも、あなたの人生のエネルギーになれましたらうれしいです。