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知らぬが仏でも道が拓けることがある!信じ込むことで得られるご褒美もある!【後編】

<この記事は早い人で約4分で読めますが5・6分前後が平均かも!>
この記事は「知らぬが仏でも道が拓けることがある!信じ込むことで得られるご褒美もある!【前編】」の後半部分ですが、前編をお読みで無い方はこちらから先にご覧いただければうれしいです。


さて、前回の続きですが、売上不振で退去寸前となっていたホテルの売店コーナーを、どうやって立て直せばいいのか、頭をひねっていたら閃めきましたよ、ナイスなアイデアが降りてきましたよ。(^o^)/

何とか売上を上げようと考え抜いたおかげで思いついたことが、荷造り・梱包を積極的に引き受けて、発送する段ボール箱の空いているスペースを有効に活用するというものすごく平凡、シンプルなことだったんですよ!

どういうことかというと、買ってもらったお土産物を段ボール箱に詰め込んで自宅へ発送することをおすすめすれば、その箱の余ったスペースに竹のコケシも追加で買ってもらえるんじゃないか、そう閃いたんですよね。^^


当時のお客様は新婚旅行の方と団体旅行が圧倒的に多かったし、旅程のコースが最後の人たちと最初の人たちとが混在していたんだけど、特に新婚さんは土産物がけっこうな人数分になるから、手荷物が多くなるわけですね。

だけど、どこの売店コーナーも地方発送を面倒がってやりたがらず、露骨に嫌そうな態度で渋々受け付けるわけですよ。

そこで他の売店コーナーがみんな嫌がることを、逆に喜んでやってみようと考えて「お荷物発送、承ります!」っていうポップを作って竹コケシに突っ込み、竹コケシをポップ立てにして見せながら店頭に置いたんですね。

言わば逆転の発想で、どうせやらなきゃいけないなら嫌々では無く、笑顔で喜んでもらえるような対応をしよう、そう覚悟を決めたわけですよ。

すると、そこから起死回生とも言える異変が起こったんです!

良く売れている売店コーナーは、露骨に地方発送を嫌がるわけですよ。
特に高額のべっ甲製品や大島紬のコーナーなんかは、荷造りしている間があったら少しでも多く売りたい!そんな態度がありありなんですね。

旅の恥はかき捨てじゃないけど、売るほうもリピートなんて期待していないから、ぞんざいな態度の接客がまかり通っていたんですよ。<(`^´)>エッヘン。

それに引き換え、うちのコーナーは人気も無く人だかりもしないので、ますます寄りつきがたくなって(ヘタに近寄ると売りつけられるから)いくら接客を良くしても、お客様は遠ざかるわけですね。(´д`;)

そこで、大きな荷物を抱えて部屋に戻ろうとしているお客様に、にこやかな顔で声をかけるわけです、例のPOPを示しながら「よかったら、お荷物お送りしましょうか?」って笑顔で声かけするんですよ。モシモシ\(^.^)

声かけすると、大半の方は喜んでくれるんですね。

そして手荷物を持ってこられるんですが、その時に荷物の量と段ボール箱の容量の差からくるスペースを示して「お部屋にあるもう使わない着替えや土産なんかあったら、まだ入りますよ」って伝えるわけですね。

するともう「ええぇ?そんなのも送ってくれるわけ?」「はい!喜んで!」なんてやり取りで、すっ飛んでいくわけです、お客様は荷物とりに。

そして部屋においてあった、着ない着替えや土産物を抱えて引き返してくるんだけど、ついでにほかのお客様も連れてくるんですよ「おい!荷物を送ってくれる発送所を見つけたぞ!」ってなことを言って連れてくるわけね。

するとどうなるかと言えば、人気の無かった不人気のコーナーが、たちまち人だかりができて何やら土産物や手荷物をショーケースの上にたくさん並べて、忙しそうに荷造りしている状況に早変わりするんですね。(!o!)オオ!

その光景を見た行きずりのお客様たちは、何ごとかと気になって仕方がないわけですね、黙って通り過ぎたら何かもらえる物がもらえなくて、損しちゃうんじゃ無いかと、不安になるのですよ。(´д`;)

機会損失の回避行動に奔るわけですね。

そこで首を突っ込んできて尋ねるのです、先客の私たちとやり取りしているお客さんに聞くわけですよ、ここって鹿児島名物なんですか?って、竹コケシなんて誰も知らないですから、マイナーすぎて・・・。(-_-;)

すかさずこちらは、荷造りの手を忙しく動かしながらも例の孟宗竹の由来を熱く語り、かさばるから地方発送がオススメで、こんな風に空いたスペースに不要の着替えや土産物を詰め込めますよ、とアピールするんですね。

それを聞いたお客様は (!o!)オオ! っとなるわけです、ちと残念だけど竹のコケシなんかより手荷物を減らせるという地方発送に魅力を感じて、反応するっていうだけなんですがね。(^_^)b


あとは、同じ事の繰り返しのように、またすっ飛んでいくわけです部屋に。
そして相方や同僚や旅行仲閒を引き連れて、荷物とともに帰ってくるわけですよ。(/_・)/( ´艸`)

もうそうなると、うちの売店コーナーは、ほんとに地方発送承り所に大変身です。エライコッチャ(´д`)エライコッチャ

もちろんホテルの発送所は別の所にあるんだけど、買った店やその近くで始末したいと考える人がほとんどなんですよ。

それにホテルの発送所は、各売店コーナーから持ち込まれる発送受付がメインだったものだから、受付カウンターなんてものがないわけです。

おまけに荷造りや地方発送の手続きが面倒で、自分たちで受け付けたくない売り場の店員さんらが、お客様に地方発送を頼まれるとすかさず言うようになったんですよ。

あ、お客様!ここの端っこのコーナーで地方発送をやってくれますよ!」って地方発送の依頼をこっちに振るわけですね、さも発送受付所であるかのように勘違いさせて・・・。(´д`;)(^^ゞ

でもそれを、笑顔で快く引き受けるわけです、はい!(^^ゞ

そこでのポイントは、空いたスペースに他の売店で買ったお土産物を笑顔で詰め込んであげてるうちに、お客様はココが地方発送所じゃなく竹コケシの売店コーナーだったと思い出すわけですね、当たり前なんだけど・・・。

そして、言い出すんですよ「発送だけ頼んじゃ申し訳ないね、なんか悪いから、その空いたところに収まる土産って、何か無いの?」「いえ、ムリしなくても良いですよ・・・でも、オススメするとしたら、これですかね・・・。

はい!
お買い上げいただきました!ヘ(^o^)/

気分良くお互い様でコミュニケーションが取れると、発送手続きを待っているお客様が、通りすがりの宿泊客に声かけしてくれることもあるんですよ。

団体旅行の仲閒が通りすがると、積極的にオススメしてくれますし、現にこうやって発送してもらっているよ、っていう事例付きで勧誘するわけですからコンバージョン率が半端ないのですよ、ね。(^_^)b

いわゆる強力なクチコミ効果で、紹介販売が成立していくわけですね、連鎖式に団体旅行のお客さん仲閒に一巡りするわけですよ。

そうやって関係がつくれると、翌朝には出発前に挨拶に来られるお客様が多くなって、ついでにもう一品買っていただいたり、もう1箱追加で発送するとかもあって、ものすごく楽しい商売になったんですよね。(^_^)b

こうやって、他の売店が嫌がる地方発送を喜んで引き受けるようにしてから、売上は3倍増、4倍増、5倍増と増え続けました。

それまでの売上から3倍増までに要した期間は半年くらいでしたが、その後の1年ほどで5倍増まで到達できたんですよ、人が嫌がる地方発送を喜んで引き受けたおかげで。

私たちは退去宣告を受けた後に居残りできた例外になったわけですが、退去の予定を撤回してもらったことを知らされたのは、着任半年後の3倍増になった頃でした。

ええぇ~ッ!
ってビックリでしたが、退去せずに済んだという安堵感でヤレヤレでした。

退去の期限が来ても何も知らずに頑張っている姿が、可哀想だと思っていたらしい支配人も売店コーナーの売り上げが、右肩上がりにぐんぐん伸びるもんだから、雲行きが変わって来たんだと思うんですよ。

ぎりぎり退去の期限前に、支配人がホテルのオーナー経営者に相談してくれたらしいんですね、何とかならんかと。

それで損得勘定の厳しさでは名高くて、地元の経済界でも睨みを利かしている高齢のオーナーが、お客様に紛れて視察にみえたのだけど、こちらは視察の理由も知らずただ対応しただけでしたね。

なにしろ地元経済界のドンといってもオーナーは高齢なものだから、何を言ってるのか口元でゴニョゴニョ言っている言葉が、いっこうに聴き取れないのです、ふつうの人には。

それを秘書の女性が通訳してくれて、いろいろ売上アップに関するアイデアや接客業としての心得などを質問されたままに、ひとくさり偉そうに熱っぽく語ったんですよね。

オーナーの質問攻めは10分くらいで終わって、そのままお帰りになったんだけど、この後に鶴の一声で売店コーナーの残留が決定したらしいのです。
ヘ(^o^)/

退去を撤回してもらえた理由は顕著な売上アップだけでなく、私たち夫婦の接客姿勢に加えて、お部屋に備えてあるアンケート用紙へのお客様からの感謝の声だったらしく、件数も多くて、そのことが大きかったようですよ。

知らぬ間に退去話が立ち消えになったのも、お客様からのうれしい置き土産だと思うと、本当に起死回生のアイデアだったと思うんですよ。

何も知らなかったとは言え、退去せずに済んだことは本当にありがたいことでした。

お客様にもオーナーにも、また嫌がって発送を振ってきた他の売店の皆さんにも、心からお礼を申し上げたい気分でしたね、おかげ様でしたと。<(_ _)>

あとから首の皮一枚で繋がったんだなぁ・・・しみじみそう振り返る際どいエピソードでしたが、起死回生の一発大逆転の結末・・・でもなく期待したほどの話じゃなくて申し訳なかったですね。(´д`;) <(_ _)>


でもまとめると、その時につくづく思ったことがあります。

退去宣告のことを何も知らなかったから、がむしゃらに頑張れたし売上目標を達成することを信じていたから、結果が出せて退去宣告を撤回するという状況を変えるパワーになったということです。

もちろんお客様からのありがたい応援があったればこそですが。

知らぬが仏、で道が拓けることもあるんですよ。
信じ込むことで生まれるパワーもあり、得られるご褒美もあるんですよ、ね。(^_^)b



ってことで、今回は
知らぬが仏でも道が拓けることがある!信じ込むことで得られる褒美もある!」という教訓じみた昔話の後編でした。


では!

ごほうびもらって  のほんと。


この記事をわざわざ読んでいただいたご縁に感謝します! これからもクリエーター活動にがんばります!サポートを心の支えとクリエーター活動に活かしますので、よろしかったら応援よろしくお願いします。