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最果てのパラディン

長くてもいい。ストーリーと世界観のしっかりしたファンタジーものが読みたい人向け

◆原作 柳野 かなた
◆作画 奥橋 睦
◆発行元 オーバーラップ

◆キーワード
#ファンタジー
#バトル
#成長
#信仰
#異世界系

◆こんな人におすすめ
主人公チートが好き
キャラクターの心理描写が細かい
成長物語
冒険物
神話性もあり

◆ざっくりあらすじ
剣と魔法と神様の加護、信仰などが基盤の世界観。主人公ウィリアムは転生者。ミイラとゴースト、骸骨に育てられ世界のことわりや魔法、体術剣術などを学ぶところから始まる。やがて成長と共に自分の育ての親たちの秘密が明かされ、冒険に出ることに。仲間を得て旅を続けながら、転生して生まれた自分が新しい世界でできること、生きる使命を探していく。


◆感想
主人公が旅に出るまでにいきなりクライマックス感を迎える。1、2巻で涙が止まらない。勢いで泣けてくるけど、2回くらい読み直さないと展開が怒涛すぎて置いていかれる感がある。旅に出てからは育ての親の恩恵を存分に生かしつつも、良い仲間に恵まれ順調に旅が続く。話の展開は序盤より落ち着くけどテンポ良く続いていく。仲間はふわっと増えるけど、作中で重要な人物に対しては心理描写も描かれているので、ありがちな無条件でみんなに好かれてる感がなくて好き。世界観の基盤に神話と神々と信仰があり、登場人物たちの思想に影響もあるので宗教色がちょい強め。私は好きな感じ。
原作小説もとても読みやすくてワクワクする。漫画はキャラクターのかき分けがしっかりされていて、原作を読んだ上でも楽しく読める。絵柄も綺麗。

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