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【短歌】「生き様、逝き様」その壱

「生き様」

思考する
その横顔を
見つめてる
問いのこたえは
まだ見つからず

難解な
言葉操る
年の功
亀の甲より
地頭のよさ

人生の
戦いの時期
過ぎ去りぬ
残りの時間
ただ穏やかに

知盛は
見るべきもの見
生き抜いた
あなたはすでに
生き抜いたのか


あとがき

平知盛:「見るべき程の事をば見つ。今は何をか期(ご)すべき」
訳:見るべきほどのことは、すべて見た。いまは何も心残りなことはない。
注釈:源氏との檀ノ浦の戦いに敗れ、平家一門の武者たちが次々に入水していった。そして幼い安徳天皇を抱えた平時子も海へ沈んだ。すべてを見届けた知盛が最後に口にしたとされる言葉。この後、知盛も乳兄弟の伊賀家長とともに二領の鎧を着て海に入った。 名言の王国より 平知盛語録 http://meigennooukoku.net/blog-entry-318.html

 こんな生き方をする人って現代に存在するかしら。もし存在していたら世間から浮いているような孤高の人だろう・・・というイメージで歌を詠みました。そんな人の凛とした横顔を、ずっと見つめていたいものです。


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