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「私の役」をイモトアヤコさんに演じてほしすぎる問題

もし自分が実写化されたら

エッセイストたちが一度はぶち当たるであろう壁がある。
それは、もしエッセイ実写化したら自分の役誰にやってもらいたいか問題

エッセイは自分が主人公になるため、必ず「自分役」が存在する。

もちろん、エッセイストたちがみんな実写化を望んでいるわけではないし、「自分役」が誰でもいい人だっているだろう。
当然、いざエッセイが実写化すれば大人の事情で原作者の希望なんて通らないのが世の常だ。

だが、それでも。私は子供の頃からヒットマンガの実写キャストを考えるのが大好きだった。筋金入りの「実写化妄想大好きマン」なのだ。なので、明らかに大人の事情なキャスト発表は結構悲しくなってしまう人だった。
ちなみに土方役を柳楽優弥にした実写版銀魂のキャスティングには全幅の信頼を置いている。

そんな私が、「矢御あやせが実写化されたら誰に演じて欲しいか」を決めることにした。
もちろん私のエッセイは現状実写化どころか書籍化すら控えていない。何してるの出版社さん!!!

これは私の純度の高い妄想だけでできたキャスティングだ。ただの夢語りだ。

私が選ぶ、私を演じて欲しい人――それは――
イモトアヤコさんだ。

残念ながら、私は彼女のイッテQでの活躍を知らない。
私はいい年こいて実家暮らしのため、父親にチャンネル主導権が握られている。
家族団らんの時間にイッテQを流すことは固く禁じられている。現在進行形だ。

では、なぜイモトアヤコさんを選んだのか。
私が動物と追いかけっこしたり、すごい山とかにチャレンジする予定があるからではないのかと思った人もいるかもしれない。断じて違う。
私の移動は自宅とコメダ珈琲と高倉町珈琲を行ったり来たりがせいぜいだ。

イモトアヤコさんに演じて欲しいなと思った理由。それは、イモトアヤコさんが女優さんとして好きだからだ。

下町ロケットがめちゃくちゃ良かった

イモトさんはTBSのドラマ「下町ロケット」で島津裕という天才技術者役を演じている。

ドラマの内容を一言でお伝えすると「この企業めちゃブラックだけどここで働きたい」。
社会人生活で散々痛い目に遭わされてきた私が「働きてぇぇ」と思う程度には「仕事はいいものだ」と思わせてくれるドラマなのだ。ちなみにもう「働きてぇ」という感情はどこかに消えてしまった。「働きたい」は揮発性の感情なのだ。今はもう休みたい。

2日に放送されたスペシャルを視聴後、その素晴らしさに私は拍手をしていた。
とてもとても良いドラマだった。この際リアリティはいいのだ。

あのドラマの売りは「働く人の気概」だ。あと財前部長(演:吉川晃司さん)がめちゃくちゃカッコイイ。キャラバンを率いる吉川晃司の格好良さは筆舌に尽くしがたい。肖像画にしたい。(筆舌に尽くしがたいことを無理やり言おうとするとバカっぽさが増す)

この、イモトさん演じる島津裕なのだが、天才なだけではない。
母のように優しくて、時にかわいく、時に美しい。
前半は会社が買収されたり、会社でのパートナー的存在の社長に「要らない」と言われたり、辛いエピソードばかりで、とにかく可哀想だったのだが、後半。後半だ。後半がヤバかった。
後半の彼女の輝きがとにかく凄まじかった。「凄い」なんかじゃない。凄まじいのだ。

竹内涼真(最後まで役名を覚えられなかった)を見守るイモトさんのまなざしが優しいのだ。
ラストシーン近くの復讐に駆られ、島津を切り捨てた伊丹社長(演:尾上菊之助さん)が佃社長(演:阿部寛さん)に救われた後、彼の肩をぽんと叩いた時の彼女の涙に心を打たれた。優しいだけではなく、伊丹社長の悲しみや間違いを包み込むような美しさがあった。トランスミッション業界の母だった。

イモトさんの「美しさ」に心を奪われっぱなしだった。
私は女優としてのイモトさんのファンになってしまったのだ。

池井戸潤さん、下町ロケットの続編にも島津さんを出してください。ホントお願いします……。

私の「なりたい」を見つけてしまった

昔から「なりたい女性っている?」と聞かれ、「そんなん居ねぇし。私が誰かになれるなんておこがましいって思われるだろう」と思っていた。

だが、私は今、なりたいと思う人が二人居る。

それが大久保佳代子さんと、イモトアヤコさんだ。
大久保佳代子さんは後で語るとして、イモトさんのあの「優しいまなざし」を私も誰かに送れる日が欲しい。

そしていつか、夢が叶えばエッセイが実写化し、私の役をイモトさんに演じてほしい。

矢御あやせ 役 イモトアヤコ

インターネットで。公式サイトで。Twitterで。本の帯で。いつかこの文字の並びを見るために。
そのために、質の高いエッセイを作ること、頑張ろうと思う。

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追記

「家売る女の逆襲」でのイモトさんの役を見て、少し悲しくなりました。
彼女の役柄は仕事ができずに厄介者にされがちな女性。少し思い込みが強い傾向がある女の子……。

確かにイモトさんはプロなので、そういう女性を演じるのもお上手です。イモトさんの人柄が持つかわいらしさが出ているのですが……。
うまくまとめられないのですが、今は少し思うところがあります。
考えがまとまったら少し書くかもしれません。

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