ヤオちゃん

ヤオちゃん

最近の記事

人体改造

「面白い発想だと思うけど」 「やりたいとは思わない」 「俺は人間の形を変えるのは、」 「神だけに与えられた特権だと思ってるから。」 神の禁忌を犯し、神の気に入らない事をたくさんしてきた。 スカリフィケーション、整形、坊主、ボディピアス、刺青、スプリットタン。 神が与えた初期装備が気に食わなくて、自分に課金をして装備を沢山身につけた。 1つだけと彫った刺青も、首から踵まで入った。 1つだけと開けたピアスも顔面から皮膚まで開けた。 1度だけと坊主にした髪もまた坊主にした。

    • いたちごっこ

      1月23日、雨 日曜日。朝7時。 いつも通り、台所の奥にある、喫煙者用の椅子におやま座り。 ヒーターをずりずり持ってきて、頭痛薬を倍量飲んで、座り直してウトウトする。 暖を求めてネコ達はヒーターと椅子の間に集まって、 わたしに暖が来ない。 自分の手元を見ると、何層にもなり、歴史すら感じる汚い横線。真新しいのは縦線。 「ネコに引っ掻かれた」で逸らしてきたこの話題はもう逸らせそうにない。 冷えたブラックコーヒーを飲みながら夏を考える。

      • 名付けようもない様々な感情は 居場所のみつからぬままどこかに 消える。

        アパレルブランドのだうなぁちゃんから 去年クリスマス前に、受注販売の御洋服のモデルの依頼があった。 でも私はその時、医大のICUにいた。 過去に死亡例もある、セロトニン症候群。 過剰な幸せは時に人を殺そうとする。 ずっと死にたかった。 意識不明、全身硬直、瞳孔不同、昏睡状態。 3日目でやっと意識が戻った。 鼻、喉、口に繋がれたチューブ。 口に貼られたテープ。 両腕に繋がれた絡まりあう大量のシリコン、 その全ての先には私を生かす為の機械と点滴。 「死ぬ瞬間まで一分の隙

        • 22.5年間、厄年

          思えばマジで生まれた瞬間以外全部厄年だった。かなりの未熟児でほぼカプセル育ち、1歳で拾い食いしてサルモネラ菌にかかった。4歳、幼稚園でイボイボのマットで転んで頭打って救急車で運ばれた。8歳、夏休みのプールが楽しみすぎて踊ってたら転んで顎を6針縫った。小・中学時代は毎日が厄日なので省略。高校生。楽しかったけどくじ運悪すぎて席替えではマヴメンと毎回ヤオちゃんだけ離れた。就職、19歳で店長になった。1番歳下だからそりゃもうこき使われて朝5時に出勤して退勤は朝の3時だった。加えて壮絶

          精神科調剤事務の世界の終わり

          とうとう9月になった。隕石どころか流れ星でさえ見れない8月だった。というか見れてないのだからそもそも流れ星でさえヤオちゃんの中では降らなかっちゅーことや。 とういかもう8月末なんて正直それどころじゃ無いぐらい目まぐるしく鬱々とした日々だった。精神科薬事科事務でおばちゃん先輩(ババア)が症状が顕著な患者のモノマネをするのがどうしても許せなくて喧嘩して9/3まで謹慎になった。ばあちゃんちの角で小指打った。下駄履いてたらお姉ちゃんに恥ずかしいから10m離れてって言われた。蚊に刺さ

          精神科調剤事務の世界の終わり

          2019年8月末日の宇宙のきっかけ

          2019 OKはきっかけをつくってくれなかった。 きっ かけ 【切っ掛け】 ①物事を始めるための手がかりや機会。また,物事が始まる原因や動機。 「話の-をさがす」 「ひょんな-で友人となる」 ②(普通「キッカケ」と書く)歌舞伎などで,演技や効果などの開始,次への進行を指示する種々の合図。 きっと任命されたあの小惑星は今頃降格処分されて舌打ちしてる。今度来るのは160mの期待のホープらしい。どうせ落ちて来ないしどうせ世界は走らずとも勝手に回ってくれる

          2019年8月末日の宇宙のきっかけ