見出し画像

「運動学習」の理解・MTBは「リハビリ」みたいなもの

自転車では普通に走れていたことが、マウンテンバイクでは普通に走れなくなる。というリスタートをきることになっているのが、マウンテンバイクの道に入門するということ。

置き換えると、元気な時は普通に歩けていたけど、ある時、普通に歩けなくなって、リハビリをしているようなもの。

マウンテンバイクのレッスンは、「リハビリ」(ノウハウ)からのアプローチに似ている。

一度学習したことをもう一度学習し直す(アンラーン)。みたいなことだから。

そこで活用される「運動学習」について、簡単に理解。

「運動学習」とは、マウンテンバイクのスキルアップトレーニングをする時の「過程」。

「運動学習」の3段階

  • 初期:認知段階(理解する段階)

  • 中期:連合段階(馴染ませる段階)

  • 最終:自動化段階(慣れた段階)

「運動の自動化」をさせるための過程。

「運動学習」を経て、「運動の自動化」となる。
つまり、MTBでできなかったことが、スキルアップトレーニングをすることで、普通にできるようになった状態が、「運動の自動化」。

MTBは、「乗車操作」が自動化すると「運転操作」がたのしめます。

いちいち「乗車操作」のことを考えながら「運転操作」はできない仕組みなので、『自転車では普通に走れていたことが、マウンテンバイクで普通に走れなくなる。』ってことになっております。

この理解がMTB初心者には難しい概念。
「乗れてる」けど「乗れてない」という表現。

YANS 基礎テクニック

リハビリのポイント

間違ったことも、自動化する = 「変な癖」の正体

少しでもスポーツ車に乗っていると、乗り慣れた分、癖がついています。癖とは「よい癖」や「よくない癖」みたいな、でも、それは単なる偏りです。

シティサイクル(ママチャリ)からスポーツ車に乗り換えると、自動的に身につく、癖。

けして、癖は悪ではないので、癖を味方にする方法もたのしめるのがMTB。

あえて間違えていることをやってみると、おもしろいなぁ・たのしいじゃんと気づいた時に意味が生まれた時、こっちからのアプローチの方が近道だなぁ。そんな遊びしてると、知らずに間違えていたことも、受け入れがしやすくなるような気がする。間違いということに気づく力がもたらす力っていうか、間違えていないと思って間違っていることに気づけば、訂正すればいいだけのことだから、その都度、知るたのしさがリセットされて、人生二度おいしい。って、思って、「間違える力」って、どこかの誰かが説明してるよなー、と思って検索したら、やっぱりあるよなぁ。なるほど。癖を直す時にもつかえそうだな。

2024/04/19 (金)



詳細はウエブで

運動学習の役割と歩行リハビリのポイント

運動学習について

https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika1986/9/3/9_3_149/_pdf


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?