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チャンスはピンチの顔してやってくる。

12月にリストラの宣言にあい、4月から新しく仕事をするためにちょこちょこと準備を進めてきました。

最初「大好きないまの職場をやめたくない。」と思う気持ちでいっぱいいっぱいで、リストラされた瞬間は涙が止まりませんでした。ですが、次の日にはコロッと気持ちが変わり、「リストラの宣言を受けてよかった。」と思うようになっていました。

それは、父の一言がきっかけでした。

家に帰って家族に「リストラを受けたので、明日から仕事を探します。」と話した際、父から

『ピンチはピンチだからしょうがない。それをどう乗り切るかが、自分の本当の能力が試されるよ。自分はまず、何を優先したいのかを考えて、それをクリアすることを最優先に仕事を選びなさい。
でも仕事を選ぶ時も、自由に自分勝手に選ぶんじゃなくて、自分ができること、自分にしかできないことはなにか、自分の持っているものは何かを考えてから、選びなさい。』

と言われました。その瞬間、ハッとしました。

今までの就職活動は、「受かりそうなところ」「安定していること」この2つを基準に選んでいました。そして、企業の求める人材像やビジョンと、自分の持っている力やスキルが重なっているかどうか全く考えてもいませんでした。

父の言う仕事とは、業務をこなしたり、効率よくすることではなく、日々楽しく、無理をせずに続けられる、自分なりのフォームを保てること、”こうあるべき”という理想を追うのではなく、自分が自分らしく仕事をするための働き方でした。


自分が自分らしく仕事をするための働き方って何だろう。

例えば、1つの会社に勤めることがすべてではない、そんな社会になってきているような気がします。最近だと、色んな分野に携わって活躍している人もいますよね。

正社員や契約社員、パートといった雇用形態によっても、自分が過ごせる時間、行動範囲も変わってくると思います。

わたしは今、社会人と学生の両方の立場にいますが、学生のうちだからできること、社会人だからこそできること、両方の立場の今だからこそできること、といったような未来が沢山転がっているのです。


『なんで、そう前向きなの?』

『リストラされたら、ふつう悲しくない?ショックじゃないの』

友達や仲良くさせてもらっている職場の人にたくさん言われました。


けれど、父からの言葉があったこそ前向きに考えられました。

4月から新しいことが出来る。今の自分の価値観をもっと広げることができることに、今は楽しみさえも抱いています。

以前の私であれば、何にも考えずに仕事を探し、それをずっと繰り返す人生であったと思います。会社に依存してしまっていた自分に気づくことが出来きたこと、自分の考え方を広げることが出来たことに関して、父にはとても感謝しています。


自分が大切にしたいことはなにか。自分が持っている強みは何か。

自分にできて、自分にしかできないことは何か。

それらをよく考えながら、就職活動を行っていきたいと思います。


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