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「銀行マンの凄すぎる掟 ―クソ環境サバイバル術」を読んで

Amazonで予約しておいた猫山課長の新作本「銀行マンの凄すぎる掟ークソ環境サバイバル術」であるが、なんと発売日翌日に我が家に到着することが判明。「当日着ちゃうのかい!」と多くの予約者のツッコミがあったことは想像に難くない。

さてこの日は昼から北海道に旅立つ日になっており、うまいこと受け取れるのかワイは?という状況だった、ギリギリまで待った。結果は下記の通り。

最寄り駅から電車に乗った3分後に到着とかどうなのよ?せっかく旅のお供になると思ったのに😭
まあ、嘆いていても仕方ない。途中に本屋があれば買ってしまおう。
3冊目になるけどいいよね?保存用、観賞用、読書用だからw

、、、で無事ゲット。飛行機でのお供になりましたよ。


まずは答え合わせ

以前ドイさんが提唱されていた発売前に本の中身を想像しようという未読書祭りに乗っかってChatGPTさんに手伝ってもらいながら書いてみた記事。まあ、当然外れますよね、、、そもそも物語ではないしw
正誤はこの際どうでも良く、発売前の盛り上がりに貢献できたのならそれで良いということで😅

構成、文章について

猫山課長が毎週書かれているnoteとは異なり、より多くの人に読まれることを想定した文章になっていると感じた。いわゆる自己啓発本のような小難しい表現もなく、全体的に読者へ優しくに語りかけるような構成になっているのでスムーズに読み進めることができた。

猫山課長のnoteを普段より楽しく読んでいる身としてはもう少し尖ってても良いのかなと思わないでもなかったが、書籍として世に送り出すということはその尖った部分を削り、多くの人に届くものとしなければならないのだろうなとか考えながら読んでいた。

猫山課長は実際あとがきにて、noteは同年代(40代)の中高年社会人に向けた内容になっているが、本書は20代の若い社会人にも響く内容としていると述べられていたのでどの世代が読んでも大丈夫なものとなっている。

章立ては全部で3つだが、各章の各節は10ページに満たないボリュームになっており、忙しい社会人が本書を刻んで読んでもストレスなく進められるよう配慮がされている。

内容について

猫山課長は金融機関にお勤めの方なのでそこでのエピソードをベースに書かれているが、程度の差はあれ日本の多くの会社に当てはまる内容で「あるある」と頷きながら読み進めることができた。

また各章末のコラムは金融機関の中のリアルな話が書かれており、縁遠い身としては興味深く拝見できた。

「第一章 会社に巣くうモンスターへの対処法」
職場のモンスター(クソ上司や役員、ダメな社員など)の生態について説明し、それらへの対応の仕方や心構えなどを説かれている。
いわゆる反面教師として職場のモンスターを観察し、自分はそうはならないようにしていきましょうという内容。

「第二章 予定調査の日々をくつがえす法」
今の自分にも刺さる表現が多かった。
・自分をゲームのキャラクターとして操作することで会社の中の自分を俯瞰する。月曜日も辛くない!!
・外部業者のようにふるまうことでプロとしてより能動的に行動する。
・消化力を磨くことで仕事という事象を分解し、そこから何かを吸収し、嫌なことがあってもストレスを溜め込まないことで前向きに行動する。

辛いのは受け身でやらされ仕事になっているから。それならば自ら主体的に(ゲーム操作のように自らが主人公として)行動することで前向きになることができる。
自らの行動によるすべての結果は自分事として受け止めることができ、そこからは多くの学びもあるし、納得感もある。

「第三章 クソ環境から自分の人生を取り戻せ」
自分の価値を客観的に捉える。勉強は自分への投資であるから時間もコストも出し惜しみせずに継続するべき。

自分は資産、会社は年利回り、年収は配当・利息と考える

本書

という方程式を頭に入れて学び、行動を継続する。結果なんて今の自分には想像も理解もできないのだからとにかくやるしかない。このVUCAの時代に生き残ってゆくためにはセルフブラックな活動をし、自分を高めていくしかない。

読み終えて

他の書籍と異なり、共感しながら読み進めることができたことから結果的に行きの飛行機内と帰りの空港の待ち時間で読み切ることができた。

私のような猫山課長ファンはnoteとの違いも楽しむことができるが、そうではなくてもおすすめできる一冊。特に会社員で現状にモヤモヤしている人や辛い人には自分の捉え方次第で世界は良くも悪くもなるよとお伝えしたい。

嘆いたり文句言ってたりしても何もならないのだから頭を切り替え前向きに取り組んで行こう。周りを変えるより自分が変わる方が圧倒的に効率的でリターンも得やすい。

安心して読める本。作者への敬意を払い、中古で買わずに新刊を本屋などで買いましょう!


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