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2022/11/28 中国 “ゼロコロナ政策”抗議拡大 習近平指導部退陣要求も

2022/11/28 夜のニュース比較、文字起こし

中国

中国 異例の抗議活動 習近平国家主席に退陣求める声

田中アナ「習近平指導部は今後、今回の事態を全力で抑え込もうとするものと見られます。しかし、明らかになったように中国国民の不満はマグマのように社会の底流に溜まり続けています。最悪の場合、その不満の矛先を国外に逸らそうと日本など外国に向けて強硬な態度に出てくる可能性も排除出来ません。中国社会の安定とその対外姿勢は密接に関わっていることを私達は認識しておく必要があると思います。」
NHK:ニュースウオッチ9

中国 広がる抗議活動 中国政府の対応は?

大江アナ「ゼロコロナ政策に対する抗議デモですが、首都北京でも異例の抗議活動が続いていましたよね。大きなうねりのようなものを感じます。」
滝田洋一氏(解説キャスター)「はい。たしかに相当なうねりが起きてる感じがしますよね。中国はこれまで共産党の統制を我慢すれば、生活の向上を保証するという一種の暗黙の社会契約があったと思うんですけれども、ゼロコロナ政策によってそれが崩れてしまったということです。具体的には、統制は強化される一方で、生活はますます苦しくなっていくということになって、踏んだり蹴ったりということで不満が一気に爆発したんだと思います。」
大江アナ「割に合わない訳ですよね。ただ、ここまで不満が噴出している訳ではあるんですが、感染者数は過去最多を更新している状況ですよね。ゼロコロナ政策を方針転換するにも、かなり難しい局面ですよね。」
滝田氏「難しいと思いますね。というのは、これから冬の、いわゆる感染拡大期を迎える訳ですよね。そして、そもそもなんですけれども、中国製ワクチンの効き具合が悪い、有効性が低いというところに問題がある訳ですよね。政権としては、前門の抗議デモ、後門の感染拡大、両方の挟み撃ちにあっている訳で、進退窮まってる状況じゃないかと思います。」
大江アナ「先ほどの佐藤記者の報告にもありましたが、この偶発的な衝突から大きな事故に繋がる危険性も高まってると感じたというお話がありましたよね。集まってる方々見ると、第二の天安門事件みたいな状況にだけはなってほしくないと思うんですが。」
滝田氏「1989年6月の流血事件が天安門事件ですけれども、今回現状では警官ですね、まさに注目なんですけれども、今回は取り締まってるのが警察官、警官で、まだ軍隊は出動してないと思うんですけれども、仮に軍隊が出動することになると、流血の事態というのは避けられないんじゃないかという風に思いますよね。そういう意味でも、相当予断を許さない状況にあると見ていいと思います。」
テレビ東京:WBS

国際

台湾 蔡英文総統 統一地方選挙で与党敗北 党主席を辞任

小川アナ「蔡英文総統が敗れた、と。この地方選、背景には何があるんでしょうか?」
星浩氏(TBSスペシャルコメンテーター) 「台湾の地方選挙というのは、どちらかと言うとアメリカの中間選挙に似てまして、政権批判というのが前面に出ることが多いんですね。インフレに対する不満というのもありましたし、そういう点では蔡英文さんにとっては非常に痛い結果になったんですけども、選挙を通じて民意が明確になるという点では、中国ではあり得ないことですので、私はむしろ台湾の民主主義が進化してるという風に評価されるべきじゃないかなと思いますね。」
TBS:News23

台湾地方選挙で与党大敗 次の総統選挙はどうなる?

大江アナ「台湾では統一地方選挙が土曜日に行われましたね。蔡英文総統率いる民進党が敗れまして、最大野党の国民党が台北市ですとか、桃園市など主要都市の首長ポストを確保しました。この結果を受けまして、蔡英文氏は民進党のトップである党主席を辞任することになりました。」
滝田氏「はい、そうですね。蔡英文さんなんですけれども、中国の脅威を強調したと思うんですけど、それはその通りだと思うんですけれども、今回はやっぱり地方選挙なんですよね。物価高などの身近な問題、非常に切実だったんだと思うんですよね。もう1つ、蔡英文さんは候補者1人1人を自分の候補として推したために、地方の組織とのちょっと軋轢があったというような話も聞こえてきますね。」
大江アナ「ただ、コロナで経済が混乱して、不満が溜まるというのは、どこも同じですね。」
滝田氏「はい、そうですね。それであるが故に、若さとか新しさを求める潮流というのは各国とも強いと思うんですよね。今回注目したいのは、やっぱり台北の市長に国民党から当選した蒋万安さんですよね。蒋介石総統のひ孫さんにあたる訳ですけれども、彼にスポットライト当たっているようですね。」
大江アナ「蒋万安氏というのは、現在43歳なんですね。」
滝田氏「アメリカのペンシルベニア大学を出て、シリコンバレーの法律事務所で勤務したことがある弁護士ですよね。すごい注目株として2024年のやっぱり総統選挙で、どんなスタンスを取るのか?やっぱりスポットライト当たってるんじゃないでしょうかね。」
大江アナ「そうですね。それぞれの党を、これから誰が引っ張っていくのか?という、中台関係にも大きく影響しますからね。」
滝田氏「全くその通りですね。」
テレビ東京:WBS

政治

野党 秋葉復興大臣の更迭迫る

国山アナ「この秋葉大臣に浮上している疑惑について、まとめました。まず、公設秘書が報酬を受け取って選挙運動をしたいた疑いや、秋葉大臣の次男がタスキをかけて選挙運動を行った“影武者”疑惑。加えて、旧統一教会に関しては、関連団体へのイベント参加の指摘や、そこに加えて収支報告書に旧統一教会の関連団体に会費を支払ったと記載。これについては今日、雑誌の購読料だったと説明しています。」
小川アナ「様々な疑惑がある訳ですけれども、旧統一教会については大臣は就任会見で関係を否定しましたし、自民党内での点検結果にも名前がなかったですよね。そもそも旧統一教会との関係がない、持たないということで大臣に選出されたのではなかったか?と思うんですけれども。」
星氏「この秋葉さんのケースで特徴的なのは、自民党の中で秋葉さんに対する不満が広がってるということなんですね。自民党の多くの議員の中には、会費を払ったとか、接点があったということを公表されて、非常に批判を浴びているというケース多い訳ですよね。秋葉さんは、それを公表せずに大臣を続けている、と。雑誌の購読料だという風に言ってますけど、本当なのかな?ということを自民党の中でも疑念、不満が広がってるということですね。」
国山アナ「では、今後のスケジュール見てみます。明日、第二次補正予算案が衆議院を通過し、参議院での実質審議に入る予定です。また、政府は旧統一教会などの被害者救済のための新法を今国会で提出し、成立させたい考えです。国会は12月10日に閉会の予定です。」
小川アナ「こうした中で秋葉大臣が岸田内閣4人目の辞任となる可能性はどうなんでしょうか?」
星氏「秋葉さんの答弁に対しては岸田さんもやや頭にきてまして、松野官房長官を通じて、しっかり答弁しろということを言ってるんですけども、野党からの追及は止みそうにありません。参議院で予算の可決成立の辺りで、野党側の攻勢で国会の審議がかなり空転したりすると、自民党の中で秋葉さんに対する不満が強いもんですから、自民党の中でも、もう秋葉さん守らなくていいんじゃないか?というような声が出てきたりすると、今回更迭ということに、また繋がる可能性はありますね。いずれにしても、被害者救済の法律の方は深刻な被害どんどん広がってますので、与野党、特に政府与党側が妥協して、ぜひこの国会、12月10日会期ですので、期間中に新規立法に漕ぎつけてもらいたいと思いますね。」
TBS:News23

<プライチ>マイナカードで転売防ぐ

櫻井翔氏「また、チケット購入と紐づけることによってマイナカードの取得を促したいという狙いもあるそうです。」
日本テレビ:Newszero

その他

新型コロナ&インフルエンザ同時検査キット 一般販売へ

山内アナ「こうしたキットを実際薬局などで買えるようになる時期についてですが、実は今回認められたキットを製造する4つの会社の内、3社はまずは医療機関向けの在庫を確保するために今の段階では一般販売は難しいとしています。残りの1社は販売開始の時期や価格など感染状況を考慮して検討する、としています。インフルエンザも懸念されている今、こうしたキットの手に入れやすさというのも医療逼迫を防ぐ手立ての一つになるのではないでしょうか。」
NHK:ニュースウオッチ9

焼肉きんぐ ツイッターアカウント名「変更」できず

有働アナ「イーロンマスクさんと言いますと、電気自動車の事業を困難を乗り越えて軌道に乗せた方ですけれども、Twitterが相手にしているのは人の心です。ユーザーを蔑ろにすれば、ビジネスも破綻することはマスクさんもお分かりだと思いますが。」
日本テレビ:Newszero

コンビニや家電量販店では…7年ぶり“節電の冬”備えは

田中アナ「全国に節電要請が出される12月1日から気温が一気に冷え込む予報となっていまして、私も充電式の湯たんぽを購入したんですけど、備えるなら本当に今だなと思いました。」
大江アナ「私もお湯を入れる湯たんぽは用意してますけど、エアコンを止めただけで電力消費が随分下がるもので、見えると面白いものですよね。」
田中アナ「見える化というのは重要ですね。」
大江アナ「無理なく節電する工夫がどんどん出てきているという点では、今年は大きな進歩ですね。」
テレビ東京:WBS

モスバーガー 新業態オープンへ “脱野菜”の狙いは!?

中垣アナ「こちらのお店、実はポテトも扱ってるんですけど、揚げずにオーブンで焼いているんですよね。この理由が、揚げないのでテイクアウトしても、ふにゃふにゃにならない。もう1つ大事な理由がありまして、油の処理をする必要がないので、少ない人数で営業出来て、人件費を抑えることが出来るというメリットがあるそうです。」
大江アナ「画期的ですね。ただ、今までのモスバーガーとは全然違う雰囲気ですね。驚きました。」
テレビ東京:WBS

黒田日銀 初の国債含み損

大江アナ「この日銀の保有国債、9月末時点で8749億円の含み損。これは長期金利の上昇によって国債の価格が下落し、これが響いたということですね。」
滝田氏「はい。状況はそのグラフをご覧頂きたいんですけれども、全くその通りだと思います。ただ、日銀は国債を満期まで保有する訳ですから、その間の価格が下落しても収益が悪化する訳じゃないんですよね。大変だあと言って大騒ぎするのは、どんなもんかなあ?という風に思いますが、実は別の試練がこれからやって来るとも言える訳ですよね。」
大江アナ「別の試練があるんですか?」
滝田氏「アメリカのFRBをちょっと見てみたいんですけれども、今のアメリカのように金融引き締めで短期金利が長期金利より高い状態、これを「長短金利の逆転」と言いますけれども、そういう場合は中央銀行が保有している債券というのは国債など期間が長いものですよね。一方で中央銀行の資金の調達というのは期間の短い当座預金なんですよね。そうすると何が起こるのか?と言うと、期間が長い方から受け取る金利よりも、期間の短い方に支払う金利の方が高くなっちゃって、決算が赤字になって収益が悪化するという、こういう問題が出てくる訳ですよね。」
大江アナ「実際にFRBは赤字ということですか?」
滝田氏「実際は赤字だと思います。ある試算をしてみたんですけれども、年間765億ドルくらいの赤字になっているというのが現状じゃないかという風に思います。ただ言っておきたいのは、それでも別にドルが暴落している訳でもないですよね。中央銀行が赤字になったからといって、いきなりハイパーインフレだという異論は、ちょっとホラーストーリーのような感じがします。」
テレビ東京:WBS

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