2024/8/14 岸田首相 自民党総裁選挙不出馬を表明

2024/8/14 夜のニュース比較
どの番組でも言っているが「表紙を変えても、中身が変わらなければ、何も変わらない」

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岸田首相 自民党総裁選挙不出馬を表明

広内アナ「先ほど茂木幹事長と麻生副総裁の会談は終わりました。どんなやり取りが交わされたのか?詳しくわかっていませんが、総裁選挙は岸田総理の表明で号砲が鳴りました。こうした議員同士の会合も活発になると見られます。岸田総理は何よりも大切なのは、国民の共感を得られる政治を実現することと述べましたが、簡単なことではありません。国民不在の議論とならないよう総裁選挙で国民のため、あるべき姿を示せるかどうか?が、問われることになります。

NHK:ニュースウオッチ9

大越アナ「今のところ、まだ群雄割拠、本当に推薦人20人集まるかどうか?も、まだこれからというのもありますけど、どうでしょう、この総裁選挙?どういったことをポイントにして、候補者を絞り込み、あるいは最後の総裁を選ぶという行為が行われるんでしょうか?」
藤川みな代氏(テレビ朝日 政治部長)「そうですね、今回なんと言っても自民党内で重視されているのは刷新感ということですね。誰なら一番刷新感を出せるのか?といったのがポイントになるんですけれども、その一方で今後アメリカの大統領選挙などもありますので、厳しさを増していく国際情勢ですとか、経済情勢にきっちり対応出来るのは誰なのか?ということで、刷新感と安定感のバランスが問われるということになります。」
大越アナ「この2つのポイント、先ほど説明してくれた今予想される顔ぶれに当てはめた場合、どうでしょうか?」
藤川氏「刷新感を前面に出すということであれば、小泉さんや小林さん。安定感という面であれば、茂木さんという名前が出てくるんでしょうけれども、今回は政治とカネの逆風というのがありまして、政治への不信感というのが非常に根強いものがありますので、刷新と安定のバランスを見た時に、刷新の方に党内の力学が大きく振れるという可能性はあると思います。」
大越アナ「ただ、今のところはまだ具体的に優劣を持つ段階ではないということでしょうね。」
藤川氏「そうですね。」
大越アナ「今回、派閥が解消されたという中で経験する初めての総裁選挙になります。これについては、どういったことが予想されますでしょうか?」
藤川氏「まず、立候補しようとする人達は長老支配、先ほどのVTRにもありましたけれども、麻生副総裁ですとか、あるいは森元総理だったり、二階元幹事長だったり、そういう長老支配の影が見えたり、かつての派閥の影が見えたりすると、刷新感の妨げになるということで、そうした旧態然とした色がつかないように準備を進めていくということになると見られます。一方で、選ぶ側の議員としては、今回はほとんどの派閥が解消されていますので、応援したい人を自由に応援出来る環境になっているということで、誰なら選挙の顔になるのか?自分の選挙にとって誰なら有利なのか?という、露骨に選挙に有利か?不利か?ということで判断するという傾向になるのではないかと思います。」
大越アナ「ただ、ちょっとそこに落とし穴があるように思う気もしていて、国民の目は厳しいですよね、おっしゃるように。そこで、いかにもこの人なら選挙に勝てそうだという人を選ぶと、国民の方がむしろ自民党の足元を見てしまうんではないか?そんな気もするんですが、どうですか?」
藤川氏「そうですね。実は、総裁の顔を変えるということは、これまで自民党がやってきた手法なんですよね。党内で擬似的に政権交代を起こすことによって、政権を維持し続けるということで、その最たる例が2001年の総裁選で小泉純一郎さんが自民党をぶっ壊すと言って出てきた。そして、圧勝して、その後の参議院選挙でも勝利したということなんで、今回も自民党がそういう手法を取ろうとしてくるのか?ということ。そして、本当に総裁の顔だけでなくて、党の中身が変わっていくのかどうか?ということを見ていかなければいけない。
大越アナ「自民党、今回どういうリーダーを選ぶか?というのは、選ばれたリーダー、候補だけではなくて、どういう風にリーダーを選んでいくのか?という過程も含めて、自民党員、あるいは自民党の国会議員そのものが、自民党そのものが問われている局面のようにも思うんですが、いかがですか?」
藤川氏「本質的に党が変わっていくのかどうか?政治のあり方を、もう一度きっちり考え直すことができるのかどうか?そうした顔の変化ではなくて、中身の変化を誰なら期待できるのか?ということになっていくと思います。」

テレビ朝日:報道ステーション

藤井アナ「どう見ていますか?」
加藤清史郎氏「政権交代しないことっていうのが、自民党にとっては大切なことだと思うんですけど、ただ1番の目的がそこになるっていうのは、ちょっと違うんじゃないかなと思いますね。今の政治は与党も野党も相手を批判することで、自分を優位にしようとしてるのを、すごく感じてしまうんですよね。批判することの基本にあるのは、削り合う作業ではなくて、日本を良くして高め合おう、考え高め合うべきであってほしいと思っています。もし、選挙があるのであれば、私たちは情報をしっかり見聞きして、判断しないといけないなという風に思っています。」

日本テレビ:NewsZERO

小川アナ「まず、岸田総理の不出馬表明のタイミングなんですけど、なぜ今だったんでしょう?」
星浩氏(TBSスペシャルコメンテーター)「明日の終戦記念日の後に方向をはっきりさせるんじゃないか?と思っていたんですが、どうもお盆明けになると、色んな候補が手を挙げますので、そうなると、そういう人たちに抑え込まれて不出馬ということになりかねませんので、ここはそういう動きが出る前に今日のタイミングを選んだということのようですね。ただ、自民党内に広がる岸田さんに対する不信は払拭出来ないままの退陣だったということですね。」
藤森アナ「今日の会見の発言内容ご覧なって、本音の部分が見えてきた、と。」
星氏「そうですね。当初この裏金問題の時から辞任の思いを定めてきたと言うんですけども、現実に岸田さんがやったことは再選を目指して麻生さんと関係修復に動いたり、最近になって憲法改正を打ち出して、保守派の取り込みを狙ったりしてまして、再選を考えていたことは明らかなんですね。しかし、自民党が変わることを示す最初の一歩なんだと言ってはいたんですが、全体として厳しい状況を改善することは出来なかった。つまり、総裁選に出ても、勝機がないということで撤退を判断したというのが本音でしょうね。」
小川アナ「追い込まれてというのがあった、と。一方で今日の会見の中で総理は、このようにも語っています。総裁選から撤退するにあたって、政治家としてやりたいこと、やるべきことを示す政治家の意地みたいなものはあった、と。意地という表現、繰り返し言われていましたけど、これはどんな思いが?」
星氏「政治家の意地という言葉は、私は岸田さんの本音が出たかなあと思うんですね。最近、岸田さんの周りを取材していますと、実は岸田政権の3年というのは、言ってみれば安倍政治の尻ぬぐいだったなあ、と岸田さんが話しているようなんですね。つまり、旧統一教会の問題、これも安倍さん絡みでしたし、派閥の裏金問題も安倍派が中心とした問題でしたし、更に言えば、アベノミクスによる金融政策が歴史的な円安を生んで、それに今苦しんでいるという面もあって、その尻ぬぐいに追われたということなんですけども、逆に言うと、岸田さんが安倍政治に対するキッパリと決別を宣言するということが出来なかったということも岸田さんの限界だったということも言えると思いますね。」
トラウデン直美氏「尻ぬぐいというところは、ちょっとモヤっとしてしまうというか、こういった党の不透明で、国民に対して誠意のない内情を変えられなかった、そのままにしてきた人たちが今自民党にたくさんいる訳じゃないですか。そういった人たちが、次の候補になるかもしれないとなった時に、そのままで何か変わることはあるのかな?というのは正直思ってしまいます。
星氏「非常に本質的な疑問だと思いますし、要するにみんな名前は出てますけども、結局自民党の中で、例えば1年間で10億円の幹事長に引き渡されている政策活動費という不透明な制度を温存しましょうということで、みんな一致している訳ですよね。ということで、本当に抜本的な改革が出来るのか?ということは、もちろん疑問が出ますし、それから何と言っても、この人たちを支える投票する議員の人たちからすると、とにかく誰でもいいから次の選挙で生き残りたいというのが本音なんですね。生き残っちゃいさえすれば、次はもう元の制度に戻せばいいんだと、みんな思ってますので、そういう環境の中で、いわゆる表紙だけ変えても本当に自民党というのは変わるのか?というのは大いなる疑問だと思いますね。」
藤森アナ「今、星さんおっしゃったことを考えますと、今日、次はドリームチームだという発言ありましたよね。」
小川アナ「気にかかる表現でしたよね。」
藤森アナ「これって、ご自身が作れなかったことを何か仄めかしているように聞こえるんですけど、そもそもドリームチーム、例えば、政治とカネの問題、長きにわたる問題を、みんな穴を徹底的に塞いで払拭出来て、国民からの支持とかが高まった人が、いよいよ集まるんだったらわかる使い方なんですけど、今使うって。」
星氏「バスケットボールにしてもドリームチームというのは底辺の選手がいっぱいいて、その一番上の。」
藤森アナ「オールスターの上ですよ。」
星氏「ですよね。今、その底辺の人たちは、とにかく政治とカネの問題を元に戻したくて、しょうがない訳ですから、ドリームチームと言っても、支えている人たち、つまり本の中身を変えないと、表紙だけ変えてもダメだということを、むしろこの間の動きは物語ってると思いますね。」
トラウデン氏「岸田さんの思う真のドリームチームはわからないけれど、国民から見たドリームチームと思える人たちはいるんですか?」
星氏「それは、その自民党の中だけで選ぶというよりも、逆に近く行われる総選挙で国民が選挙で選挙権を行使するということになると思いますね。」
小川アナ「色んな動きが今後出てくるかと思いますけれども、表紙に惑わされない目というのを、きっちり持ちたいですね。」

TBS:news23

萱野稔人氏(津田塾大学教授)
・防衛力の増強で自立した防衛体制に
・金融政策の路線変更で「金利ある社会」に
・転換させた枠組みが新リーダーの出発点

堤アナ「政治のリーダーには多くのものが求められます。自民党のための総裁選びではなく、日本国民のための政治を行うリーダーが選ばれることを期待したいです。」

フジテレビ:Live News α

台風7号

国際

Google 新型「Pixel」発表

小泉耕二氏(IoT NEWS代表)
・AIインターフェースで新たな体験へ
・「AIが知るデータ」を信じる人が増加
・必要なのは公平性も考慮した技術進化

堤アナ「スマートフォンは私達の生活に欠かせないものになってきています。様々な技術が進化していく中で、デジタルは便利な道具として、あくまでその力を借りるものとして捉えることも大切なように思います。」

フジテレビ:Live News α

その他

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日本テレビ:NewsZERO

TBS:news23

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