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天孫降臨2柱!伝説の琵琶法師「諸羽神社」山科一宮!天忍穂耳命&栲幡千々姫命&饒速日命「岩屋神社」磐座「川崎大師京都別院・笠原寺」【京都伏見・山科シリーズ】【京都山科シリーズ】

京都に物部って珍しい気がする。。神社好きはこの地域の神社はオススメです!!「天忍穂耳命(あめのおしほみみ)」とタカムスヒの娘「栲幡千々姫命(たくはたちぢひめ)」夫婦と御子「饒速日命(にぎはやひ)」など!


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▼HP、アクセス、祭神・本尊と脇時

※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

▽諸羽神社(京都市山科区四ノ宮中在寺町17)

 奈良、京都山城地域ではお馴染みの京都市内では珍しい割拝殿となっている。

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 「もろはじんじゃ」と読む。『平家物語』にも登場する諸羽山の麓に鎮座し、境内に駐車スペースもある。祭神は「天児屋根命(あめのこやね)」、「天太玉命(あめのふとたま)」、「応神天皇」などを祀っており、格式の高い神社。

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 正殿の応神天皇、脇殿の伊奘諾尊・素戔鳴尊・若宮八幡は合祀したようで、そのときに社名を「兩羽」から「諸羽」に改められた。ということで、元々は天児屋根命と天太玉命の2柱だったようだ。

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 境内は平安時代の皇室に繋がりがあり伝説の琵琶法師「人康親王(さねやす)」の山荘跡になっている。伊勢物語にも『山科の禅師』として人康親王が登場してており、江戸時代になると多くの琵琶法師たちが参拝したそうな。

人康親王
 上総・常陸国の太守、弾正台の長官。859年、高熱により両目を失明し、宮中より追われた。

その流れで、境内には「琵琶石」という彼が座って琵琶を奏でたと言われる石と磐座がある。

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 天満宮と稲荷神社が並んでいる。

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▽岩屋神社(京都市山科区大宅中小路町67)

 山科の一宮!!全国津々浦々にあるTHE磐座信仰の神社名ですね。背後の山の中腹に「陽岩(陽巌)」「陰岩(陰巌)」の二つの巨岩があり、これを磐座として神を祀ったのが始まりとのこと。

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 祭神はアマテラスの息子「天忍穂耳命(あめのおしほみみ)」とタカムスヒの娘「栲幡千々姫命(たくはたちぢひめ)」夫婦と御子「饒速日命(にぎはやひ)」の三柱。神武天皇に国を譲ったニギハヤヒの親が主祭神であることが面白い!!ここは島根・須我神社と同じく山奥に奥の宮があり、そこには巨大な男岩と女岩があるので、そこにも参拝すべし。最後に中世に東・西・上の岩屋三社と呼ばれた神社があったそうで、東がこの神社で、西が山科神社、上は不明だそうだが、元伊勢籠神社の奥宮・真名井神社まで行くと遠いか・・・。

饒速日命(ニギハヤヒ)は??
 『先代旧事本紀』では「天忍穂耳命」と「栲幡千千姫命」の子が「饒速日命」としている。また、物部氏の祖・ニギハヤヒと尾張氏らの祖・天火明命を同一神とし「天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊」ともしている(この神様は京都・籠神社である)。以降割愛する。
 『古事記』では天火明命(アメノホアカリ)とニニギの父とされている。。
 なので、違和感はあるのだが。。まあ~大事な神様で神武天皇よりも先に近畿あたりを平定した天神でもあります。

 一般的には「天忍穂耳命」「栲幡千千姫命」は「天火明命」の親とされており、「饒速日命」の親として祀られる例はあまり見られないかと。そもそも京都に物部って珍しい気がするが、この地域は物部氏系・大宅氏が、開拓した歴史があるそうで、そこから続いているのだろう。

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一宮なだけあって本殿周辺には摂社・末社が並んでいる。

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イザナギとイザナミの長男坊・ヒルコを祀る「蛭子宮」。「両宮 大神宮(伊勢神宮)」とあり、アマテラスとトヨウケを祀る。

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あとは稲荷宮、八幡宮とエース級神社が境内に鎮座する。

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ラストは天満宮、山王社、住吉社となっている。

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 では奥宮へ!

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 岩屋神社の本殿左から神社を抜けて「笠原寺」を越えると、岩屋神社の奥宮参道になる。ここから10分ほど登ると男岩(陽)と女岩(陰)がある。島根・須我神社奥宮など磐座信仰好きは行くべし!!

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▽川崎大師京都別院・笠原寺(京都市山科区大宅岩屋殿2)

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 岩屋神社とセットで参拝できる。岩屋神社から岩屋神社奥宮への道のりにある。正直、存在自体知らずに、なんとなく寄ってみた(笑)。

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 京都にある川崎大師別院で、本堂までの階段が長く上がってからの見晴らしがよい。また、左には四国八十八カ所を一気に回れる小遍路がある。

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▼旅行記


▼セットで行くところ



▼仏像展


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