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伊賀国造!鮮やか社殿「猪田神社vs猪田神社」影武者どっち!?真名井神社みっけ【伊賀シリーズ】

猪田神社は東側と田んぼ道を走る北側の二つがあるのだが、社殿が素晴らしい!主祭神は猪田神と武伊賀都別命と異なるのだが、いずれも「伊賀津彦」のようだ。

伊賀津彦と伊賀津姫
 NOTEを書きながら、「伊津彦」の誤記かなと思ったが、合っていた。
 伊賀の開拓に生涯を捧げたのが伊賀津彦と伊賀津姫で「伊賀開祖の神」「尺殿明神(山の神)」とも。近くに古墳がある。
 未参拝だが「岡八幡宮」ではこの2柱のお祭りがあるようだ。

▼「伊賀の古代氏族」 考
伊賀の古代氏族は24氏族。
1服部連、 2阿部朝臣・阿閉臣、 3佐々君、 4車持公、 5壬生臣、 6佐奈宜氏、 7新家公、 8穴石神主、 9阿波忌部、 10高橋朝臣、 11竹原連、 12伊賀津姫・伊賀津彦、 13坂戸物部、 14阿保朝臣、 15武伊賀津別、 16治田連、 17比自岐別、 18伊賀水取、 19長田村主、 20久米朝臣、 21須知之稲置・那婆理之稲置・三野之稲置、 22伊賀臣、 23名張臣、 24夏身忌寸――がそれである。
 例えば服部連の項では、 一般に帰化人の秦人の後裔が分住した地で、 養蚕紡織の業を世襲し、 その族長は秦姓を賜り、 部下を率いた。 服部の地をもって、 帰化秦人の居住の地であるという説に従うことに抵抗感がない、 と記している。

https://kasanzou.com/?page_id=314

変更履歴
2022/08/06 初版

▼HP▼アクセス▼祭神・本尊と脇時

※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

▽猪田神社(三重県伊賀市下郡591)

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ここは行きやすい方で、朱色の本殿が素晴らしい。

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祭神は多すぎて書けないので、次の写真を参照してください。。。

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 山側にあるため拝殿からでは見られないが、左側に山に登る階段があり、そこから本殿横が見られる。

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 この神社は、雨石(潮満石)と晴石(潮干石)という二つの岩石があった。神社の前の矢田川に雨石を入れると雨が降り、晴石を入れると雨が止んだそうだ。降雨の祈願を込めて雨石は入れられ、長雨を止めたいときは晴石を入れていた。現在は、雨石だけ境内に残っている。

▽猪田神社(三重県伊賀市猪田5139)

 ナビではもう一つの猪田神社から近いのにぐるっと回らせられる。細い道を行くと田んぼのあぜ道に進み、田んぼに落ちないよう一気にアクセルを踏むと対向車が来たが、地元の方らしく十字のところでどいていただいた。対向車来るなよと祈りながら走っていると看板が現れる。やっと一の鳥居に着いた。

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 境内です。参拝記録を見ると県、市は誰も書いておらず、地元の方ばかりが記帳しています。まあ~車でしか難しいし、途中で挫折する人もいるかと思います。ただ、神社の空気は良いです。

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 倭姫命が4年間滞在された穴穂宮の比定社の一つでもある。

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 本殿の裏山に6世紀の古墳があり、その頂上には小祠がある。伊賀津彦神を祀る社であったとも。近隣の神社を合祀したようで、明治までは住吉神社と称していたようだ。
 ということで、主祭神は住吉神と思わせつつ、「武伊賀都別命(伊賀津彦)」で、合祀された神々が祀られています。

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 国指定重要文化財の本殿です。もう一つの「猪田神社」と同じ造りに見えます。瓦葺きが苔むしているのもよい感じです。

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 もうひとつの「猪田神社」と比べて左右の装飾はあっさりしていますが、造り的には価値のある社で重文指定を受けています。

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 境内には磐座がありますが、残念ながら木々、落ち葉に隠れているようです。古代祭祀場の空気感はあります。
 と、参拝時に記していますが、ここを登ると磐座があるようですね。。

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 「日月石」と呼ばれる円形と三角形の花崗岩の磐座があり、磐座祭祀が行われていたとされる。周辺の丘陵地には横穴式石室をもつ五基の長野古墳群が確認されている。

▽眞名井神社:猪田神社摂社

 猪田の猪田神社境内には摂社「眞名井神社」があります。周りは田んぼですから水は重要なことから神の水が神聖化され、眞名井神社となったのでしょうか?参道は奥に続きます。

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 摂社「眞名井神社」へ行く途中の道です。若干、登り気味で、心配になったところ、下りに入ります。下れば田んぼが見え、そこに伊勢神宮に多い社を囲むものがあり、中を覗くと井戸があります。

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 後ろ側は田んぼです。写真の通り中を覗くと井戸があります。

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 地元の方で神事が行われているのかライトや社務所みたいなものがあります。

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伊賀市、名張市の神社には「山の神」を刻んだ石が多いが、ここもあった。ただし、中には「水神」もあるようだ。また神仏習合も残っており石仏もある。神様も仏様もキリストもなんでも来いという日本独特なものがあります。

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▼旅行記

▼セットで行くところ

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