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伊勢神宮対極!出雲大社より古い「日御碕神社」上の宮:スサノオ>下の宮:アマテラスが日沈?【出雲シリーズ】

数量限定「砂のお守り」!日が昇る「伊勢神宮」、日が沈む「日御碕神社」で上の宮と下の宮の二社からなる。上の宮「神の宮」はアマテラスかと思いきやスサノオ。下の宮「日沈宮」にアマテラスとなるのでご注意を!鎌倉時代には、杵築(現出雲)・佐太と並ぶ神社とされた古社でスサノオの5代目の御子の末裔が宮司。この地域でアマテラスは珍しく、出雲国風土記には「美佐伎社」と記され、地元民からは「みさきさん」の愛称で親しまれている。

 歴史的には「日沈宮」より「神の宮」の方の歴史がある。日沈宮は948年で、神の宮は紀元前536年に建立されたとする。大国主大神を祀る出雲大社より、先の時代に建立されていることから出雲大社の祖神としても崇敬を集めている。って、主祭神・スサノオはオオクニヌシの叔父なので、そりゃそうか。古事記は6代下がり、日本書紀は息子とする。古事記ではここの社家はオオクニヌシの兄ということか。

 修験の聖地でもあるようで、戦国時代以降、朝廷や幕府、大名から崇敬を集め、寄進された宝物がある。

国宝
・白糸威鎧・ 兜・大袖付(かぶと・おおそでつき)
重要文化財
・藍韋威腹巻(あいかわおどしはらまき)
県重文
・尾張藩主・徳川義直寄進の『出雲国風土記(日御碕神社本)』など

変更履歴


▼HP なし

▼アクセス

島根県出雲市大社町日御碕455

▼祭神

日沈宮(下の宮):アマテラス
神の宮(上の宮社):スサノオ

▼見どころ

 「砂のお守り」ですが、1日に決められた数だけ授与されるルールで陳列されることがないお守り。手に入れるには、神職の方に話して出して貰うしかないです。
 では参拝です。楼門@重文は春日大社、下鴨神社・上賀茂神社、今宮神社、八坂神社相当の良い感じに仕上がっています。両端に木製の狛犬がいる。

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この狛犬を見ると下鴨神社・上賀茂神社、籠神社を思い出させます。

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楼門をくぐると左右に客人神社(摂社・末社)があり、参道の松の向こう側にアマテラスを祀る「日沈宮(下の宮)」の拝殿が見えます。

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 右手の崖の上には「神の宮(上の宮)」があり、スサノオを祀る。ちなみに上の宮・下の宮ともに拝殿を手掛けたのが日光東照宮と同じ人物なのだとか。

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 出雲親分・スサノオが、根の国(黄泉国)より「吾が神魂はこの柏葉の止まる所に住まん」と柏の葉を投げて占ったところ、柏葉は風に舞いこの神社背後の「隠ヶ丘」に止まったそうな。その後、スサノオの五世の孫・天葺根命(アメノフキネ)がこの地にスサノオを祀ったそうな。

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境内には末社群(写真右)、荒魂神社がある。

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 ウミネコの経島を見ながら灯台まで行くこともできる。

▽神幸神事

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 毎年8月7日の17:30~19:00に夕日の祭り「神幸神事」が執り行われる。天照大神が経島(ふみじま)に降り立たれた2500年以上前から続いているとされる、由緒正しいお祭り。
 って、やっぱ天橋立・籠神社繋がりの話に感じるのは私だけ??籠神社はアマテラスではないし、笠松公園から見える「冠島」だけど。

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▼旅行記

▼セットで行くところ


↓NOTE版はこってり。↓じゃらん版はあっさり。


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