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西国三十三所「槙尾山施福寺」両足裏見せ馬頭「阿弥陀寺」「松尾寺」【大阪泉南シリーズ】【河内長野シリーズ】

西国三十三所札所4「施福寺」は一番厳しい寺と言われている。紅葉の時期に行くのが良いのかな。景色がしんどさを紛らわせてくれそう・・。

変更履歴
2022/08/26 初版


▼HP

▽槙尾山施福寺

▽阿弥陀寺
▽松尾寺

▼アクセス

▽槙尾山施福寺:大阪府和泉市槇尾山町136
▽阿弥陀寺  :大阪府和泉市大野町118
▽松尾寺   :大阪府和泉市松尾寺町2168
※後述「▼見どころ」参照

▼祭神・本尊と脇時

※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

▽槙尾山施福寺

 奈良・三輪山の北隣巻向山の穴師兵主神社の神を祀っていたので、巻尾山となっている。

西国三十三所 草創千三百年 2017年参拝
紀三井寺・粉河寺・施福寺と同時期公開されるが、西国三十三で一番厳しい参道としても有名。公開されたのは、天台18世座主「慈恵大師良源御木造」と御本尊「十一面千手観音」と日本唯一花山法皇の足守の「馬頭観音坐像」だった。馬頭観音は足の裏をこちらに向けており、福井・中山寺と同じく珍しい形式の仏像だ。また、日本唯一「方違い大観音」や本尊厨子の裏側も拝観可能だった。

 狭い道を越えて到着!!麓に駐車場があり本堂へは約1キロメートルもの急峻な階段を30分ほど登らなければならないので、飲み物を買うべし!!

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 西国三十三所のなかでも一番厳しい参道として知られる。槇尾山付近のハイキングを兼ねた参拝者が多く見受けられる。

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 長い階段。山ガールが彼氏と最強のユニフォームなどで挑戦していますが、10分後には愚痴っていました。恰好から入るタイプ?(笑)

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 しかし、山門までの上り坂を越えられれば、結構楽になります。最後の方でお堂が見えますが、それはダミーで本堂はさらに80段ぐらいの階段を登らないといけません!!orz

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 本堂は1845年の焼失後、1860年に復興されたもの。本尊は弥勒菩薩、両脇に千手観音と文殊菩薩を安置し、千手観音が西国三十三所の札所本尊である。

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 西国札所巡礼好きの花山法皇を馬が道案内をしたことから本尊の右側には馬頭観音坐像が安置されている。この馬頭観音坐像は両足の裏をこちらに向けている仏像で珍しい形式。足の裏を見仏者に向けているのは、福井の中山寺「馬頭観音坐像@重文秘仏」と泉涌寺塔頭の戒光寺「不動明王」だが片方だけである。

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 本尊は弥勒菩薩坐像で左に千手観音菩薩立像で右に文殊菩薩立像を従えている。中央の弥勒菩薩像は寺の人曰く弥勒如来と言っていたが、展示は菩薩になっていた。そのあとは、人生初の「方違観音坐像」で大きいが近くで目が合うよう(拝観する用)に姿勢が前掛かりで大きな玉眼が見下ろす形になっている。この方違観音様も特別開帳らしく、背後には阿弥陀如来と金剛式大日如来と白馬が安置されていた。本尊裏通りは25菩薩、大黒天と涅槃仏などが安置されていた。もしかしたら鎌倉の長谷寺と同じく三十三観音かもしれないと帰宅後に思った。


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さあ~帰ろうかな・・やっぱ高いな・・。

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やっと下りきった~。飲み物プリーズ!!

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足がプルプルしている・・次の場所へ。

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▽阿弥陀寺(大阪府和泉市大野町118)

 行基が光明皇后の安産祈願の成就を感謝して彫った阿弥陀仏を安置したのが始まりで、今でも安産祈願の参詣者で賑わっているようです。
 奈良・帯解寺と同じく、安産系で腹帯をもらいに行く人が多いそうな。御祈祷したら腹帯を頂くのだが、お礼参りに持ってこられたものを安産腹帯として頂戴できるようだ。そこに書いてある子の性別と反対の子どもが生まれるといわれている。
 ということから歴史が連続的に繋がっており、「大野の阿弥陀さん」として親しまれているようだ。


▽松尾寺

 672年に創建と伝わる天台宗の古寺。白鳳時代に役行者が如意輪観音の像を刻んで安置したことが寺の始まりといわれている。
 戦国時代に織田信長に敗れ諸堂は荒廃したが、豊臣秀頼により再建。国の重要文化財に指定されている「如意輪陀羅尼経」、「孔雀経曼荼羅図」等多くの文化財が保存されている。

▼旅行記

▼セットで行くところ

▼仏像展


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