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京都神社仏閣
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2022年10月の記事一覧

藤原時代の仏像「来迎院・音無の滝」勝林院(下院)×来迎院(上院)=呂律!【京都大原シリーズ】

勝林院(下院)×来迎院(上院)=呂律!奈良に集中し、京都には少ない認識である藤原時代の仏像たち!(京都は平安時代からが多く、それより前は奈良が多い認識) 変更履歴 2022/10/31 初版 ▼HP なし▼アクセス※後述「▼見どころ」参照 ▼祭神・本尊と脇時※後述「▼見どころ」参照 ▼見どころ▽参道(三千院横テクテク) 三千院の南の奥まったところにある。三千院から南に向かうと下りの階段があり、左に注意していると、次の看板があるので、看板通りに進む。  三千院手前の呂

不断桜「実光院」「法華堂」「後鳥羽・順徳天皇大原陵」【京都大原シリーズ】

大原陵(後鳥羽天皇・順徳天皇陵)が境内だった実光院は不断桜がある!鎌倉時代に「承久の変」で隠岐に流された第82代・後鳥羽天皇と佐渡に流された第84代・順徳天皇の父子の思ひ。 変更履歴 ▼HP、アクセス、祭神・本尊と脇時※後述「▼見どころ」参照 ▼見どころ▽実光院(京都市左京区大原勝林院町187) 三千院を北側に抜けると左側に「実光院」があります。花の寺で四季により様々な花が見られます。拝観は700円ですが和菓子など不要ならば500円になります。  三千院と勝林院の間に

額縁庭園/紅葉/新緑「勝林院・宝泉院」北野天満宮・十一面観音あり!?呂律が回らない

額縁庭園は紅葉と新緑どっちもオススメ!仏教史上有名な「大原問答」が行われたところ。来迎院と同様に延暦寺の別院で、来迎院の呂川とここの律川から「呂律が回らない」という言葉が生まれた。 変更履歴 参拝記録 2012年、2017年4月、2021年11月 ▼HP、アクセス、祭神・本尊と脇時※後述「▼見どころ」参照 ▼見どころ では三千院から北上しましょう!(三千院の門を出たら右。)  途中に年中咲いている桜の名所もありますが先に人気スポットに行きます。このNOTEでは本寺・勝

京都の観光・紅葉代表「三千院」代々皇子・皇族が住職を務めてきた門跡【京都大原シリーズ】

平安時代から皇族・貴族などの隠居地で、三千院、来迎院、勝林院、宝泉院、寂光院がオススメ。朝一必須!年中観光客が絶えない場所。 「京都~おおはら三千院」で有名な門跡だが、この歌は2番が高山寺、3番が大覚寺であり三千院の歌ではない。って、知っている人は昭和だろうけど・・ https://note.com/yanma_travel/n/n4b88b2e67289 変更履歴 2022/10/28 初版 参拝記録 20XX年、2017年4月、2021年11月 ▼HP▼アクセ

京都紅葉!平家の悲運「長楽寺」天皇御即位の時のみ公開?最澄作の准抵観音【京都円山シリーズ】【京都東山シリーズ】

京都市内を一望できる場所にあり805年創建の古寺。最澄が比叡山延暦寺の別院として創建。平安時代末期に平清盛の娘は壇ノ浦に戦いで平家が滅ぶと出家するのだが、それがこの寺である。  紅葉時期に参拝客が多いこの寺だが、天皇御即位の時のみ公開される「准抵観音立像」を見に行くと階段下まで並んでいた。円山公園は元々はここの敷地だったらしい・・ 変更履歴 2022/10/11 初版 ▼HP▼アクセス京都市東山区円山町626番地 ▼本尊と脇時准抵観音 ▼見どころ 円山公園北東に創建さ

八坂神社←四条・祇園→河原町「仲源寺(目疾地蔵尊)」無料で十一面観音坐像@重文を見仏【京都東山シリーズ】

 河原町から八坂神社の商店街にある寺。本尊は地蔵菩薩坐像で丈六と思われる。また、十一面観音坐像@重文も安置されており、なかなか見ごたえのある仏像たちである。 変更履歴 2022/10/10 初版 ▼HP▼アクセス京都市東山区祇園町南側585 ▼祭神・本尊と脇時地蔵菩薩 ▼見どころ 八坂神社から河原町に歩く左手に、丈六サイズの地蔵菩薩、十一面観音坐像@重文が安置されています。1022年、定朝が地蔵菩薩を彫り、四条橋の北東に祀ったのが仲源寺の起こりとされている。  何度か

京都「八坂庚申堂」vs奈良「庚申堂」【京都東山シリーズ】「法観寺(八坂の塔)」

庚申堂(こうしんどう)は、庚申信仰に基づいて建立される仏堂のひとつ!奈良と京都を見比べてみる。私は奈良派ですが貴方は?近くの八坂の塔も紹介!信仰は詳しくないのでWikiを参照ください。ひとまず、「庚申信仰」は、庚申の日に徹夜して身を慎めば長生できるというもので、「青面金剛(しょうめんこんごう)」を安置する信仰のようだ。また、庚申信仰は猿を神の使いとしているため、境内には「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿がいる。 ということで京都と奈良を見比べましょうか。 変更履歴 20

京都vs播州vs安来「清水寺」対決!子嶋寺に伝わる坂上田村麻呂は青い目!次回2033年御開帳!【京都東山シリーズ】【播州シリーズ】【出雲シリーズ】

「清水寺」と言えば?京都or兵庫??両方、坂上田村麻呂所縁の寺なので一気に書き上げます。因みに創建に奈良・子嶋寺の僧が関わっており、子嶋寺を本寺、京都清水寺を末寺とした歴史があるので併せて記す。ちなみに清水寺はいずれも西国三十三札所です。さらに安来市の清水寺も! 変更履歴 2024/02/10 京都に追記(「2023/08/13」でページ内検索)、子嶋寺に2024年:東京国立博物館★仏像展★世界遺産『建立900年「中尊寺金色堂」』(https://note.com/yan

小野篁伝承対決「京都/六道珍皇寺」昼は朝廷!夜はあの世「奈良/矢田寺」小野妹子・岑守・道風一族【京都東山シリーズ】【葛城シリーズ】

小野妹子など高貴な家柄の小野氏の鬼才「小野篁」は昼間は朝廷で働き、夜はあの世に行っていた。冥土へ行くのに通ったと伝わる井戸などが京都と奈良にある!!  そして京都では「五山送り火」の寺で、宗派を越えて「お盆の精霊迎え」のしきたりがある。1000年以上、脈々と受け継がれる信仰行事「五山送り火」と共に、京都のお盆の風物詩がある!  一方、奈良にも小野篁伝承が!あじさい寺としても有名な矢田寺である!!  「京都の閻魔様」「五山送り火」といえば「千本えんま堂(引接寺)」ですね。奈良

空海作の地蔵尊「西福寺」六波羅蜜寺セットで阿弥陀如来坐像注目!【京都東山シリーズ】

弘法大師が自ら土でつくった六波羅地蔵を建立し安置したことに始まる。嵯峨天皇皇后・檀林皇后が幼い仁明天皇の病気平癒を祈願し無事成長したそうな 変更履歴 2022/10/06 初版 ▼HP なし▼アクセス京都市東山区松原通大和大路東入二丁目轆轤町81 ※寺の駐車場なし。 ▼本尊阿弥陀如来坐像 ▼見どころ 六波羅蜜寺近くにあります。本尊「阿弥陀如来」で解放され、近所の方の献花が目立ちます。  弘法大師作の地蔵菩薩が祀られたのが創建の始まりです。 本堂の天井に目をやると、

慶派!運慶あり「六波羅蜜寺」レア仏像寺!快慶と見比べ!西国三十三札所【京都東山シリーズ】

占いでも有名で、宝物館にはかなりリアルな運慶坐像、教科書で見たこともあるであろう「空也上人」が安置されている。空也上人像は口から六体の阿弥陀如来を出している像です。また、定朝作の元本尊で左手に頭髪を持った珍しい仏像で「鬘掛地蔵」、運慶作の「地蔵菩薩」もあります。狭い場所ですが、仏像が間近で見られます。2022年!宝物館が新しくなりました!!  ちなみに2022年は、新宝物館建築の間にトー博で六波羅蜜寺展したいたようですね。2017年以降から京都・奈良・滋賀の古寺の出稼ぎ多い

鳥居のエビス様に賽銭を「恵美須神社(京都ゑびす)」建仁寺鎮守社!出雲トリオ!【京都東山シリーズ】

「京のえべっさん」は鳥居を見上げるとエビス様が!あれ??賽銭が・・。西宮神社、大阪・今宮戎神社と並んで日本三大ゑびす。元々は建仁寺創建した栄西が帰国するときに嵐に遭ったところエビス様が助けてくれたそうな。帰国後に建仁寺を創建し、助けてくれたエビス様を鎮守社に祀ったのがはじまり。  ちなみに栄西の母は今の岡山出身なんですよね。建仁寺内の社には吉備津彦神社とつながりがある神社があります。母は物部系で、息子は出雲系と思ってしまう。とすると実はそのエビス様はコトシロヌシではなくヒル

風神雷神/双龍図で有名「建仁寺」八坂の塔も末寺「開運摩利寺・両足院」など塔頭14あり【京都東山シリーズ】

風神雷神、双龍天井図などで有名な京都観光寺だが、禅の教えを伝える京都最古の禅寺と歴史もある。三門は静岡県浜名郡・安寧寺から移建するなど、荒廃し復興するが鎌倉などからの移築も多い。そもそも、風神雷神も違う寺のものですし・・。 変更履歴 2024/01/30 動画追加(https://www.youtube.com/watch?v=Qh-MvtFuXaY) 2022/10/03 初版 ▼HP▼アクセス京都市東山区大和大路通四条下る小松町 ※駐車場はありますが有料です。

通称・縁切り神社「安井金比羅宮」で縁切りをして「小多福」で体内に縁を入れる【京都東山シリーズ】

ゴールデンコースは  ・阪急・河原町駅⇒八坂神社⇒安井金比羅宮⇒二寧坂・産寧坂⇒清水寺  ・阪急・河原町駅⇒花見小路⇒建仁寺⇒安井金比羅宮 のようです。 縁切り&縁結びが終わったら、オハギだ!?   縁切りして、祇園のオハギを体内注入!?では参拝です!? 変更履歴 2022/10/02 初版 ▼HP▼アクセス京都市東山区下弁天町70 ▼祭神主祭神は崇徳天皇  ※金毘羅さんこと、オオモノヌシではない・・。 ▼見どころ日本大魔縁といわれ、国を呪って怨霊となった「崇徳天皇