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やりたい仕事を見出す方法。

自分がやりたいことを問われても、
明確に答えることが出来る人は案外少ないです。

社会人でバリバリと働いてきた人ですら、
私が転職の相談を受けた時に、
「何の仕事を希望するのか?」と質問した時や、
それへの回答に対して、
「なぜ、その仕事を希望するのか?」と聞いても、
はっきりと答えることが出来る人は半分以下です。

国内企業に勤めていると、
そういった自分の意思を問われることが少なく、
自分の意思を表明することに慣れていない
ということだとは思います。

また、そもそも個人の意思や希望を抑制しないと
ならなかったということも影響しているかも知れません。

<人間関係の構築には意思の交換が必要>

しかし、外資系企業やプロフェッショナルファーム等
多様な人々が集まっている会社では、
所属しているだけで連帯感が生まれることはありません。

その事業で収益を上げるという会社の目的に対して、
自分の目的のベクトルが合っていると考える人が
集まっているものです。

そうすると、上司や同僚との人間関係を構築するには、
自分の意思を伝えることが必要です。
「私はこう思うけれど、あなたはどう考えていますか?」
との会話を通じて、相手を理解して、自分も理解してもらうのです。

そうやって、人と人の関係は深まっていきます。

当然ですよね。
その人の経歴を知っているだけよりも、
どんな考えを持っているのかを知っている方が、
その人がどんな人か理解できます。
しかも、お互いに相手の考えを理解出来ておれば、
単に知っている他人から、仲間になります。

<自己理解が大切>

そうすると転職(or就職)活動の面接で
「なぜ、この仕事を志望するのか?」と問われて、
自らの考えを十分に述べられないと、
面接官にとってはその応募者がどんな人か分からず
採用することが出来ません。

自分は何をやりたいのか?
そもそも自らが求めることを把握する必要があります。
それが出来ないのに、自分が働きがいを感じる仕事など
見つけようがありません。

もしも、考えても分からないという場合は、
次の問いを考えてみるのがお勧めです。

「お金を貰わなくても構わないので、
やりたいことは何か?」

思いつく限りノートに書き出していきます。
最低でも10個くらいは。
その上で、1つに絞り込みます。

最後に残った1つが、自分が最も興味あることです。
それが出来る、または、仕事にその要素がある
ということがご自身にとって大切だと言えるでしょう。

(2021年5月6日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
プロフィール
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