見出し画像

キャリアも人生も作り変える方法がある

人は自らが描いた将来像通りになると言います。
確かに自分が持つセルフイメージによって成功もするし、
失敗に終わることもあります。
だから、ビジョンを描くことは大切です。

<固く信じた通りになる>

振り返ってみれば、事業で成功した友人は
始めたばかりの時に「上手く行くのは分かっている」
と明言していました。
その数年後の現在は企業価値100億円クラスの
会社に成長しています。

また、スポーツなどをやっている人は、
試合の前にイメージ・トレーニングを
繰り返しやりますよね。
私も学生時代に陸上競技をやっていた時は、
上手く走って自己新記録でゴールする
イメージを何回も想像していました。

こんな事例は世の中に数多くあります。
そのことからも、
人とは自分がどうなりたいのか、
毎日考えているものになるということは、
一つの強い傾向なのでしょう。

<落とし穴>

固く成功をイメージして頑張るものの、
成人期ならではの落とし穴もあります。

まず、発達心理学のエリクソンが言っていますが、
この時期、成人期の心理的傾向には、
親密性の力がありますよね。
これは人々をまとめ上げて一つの生き方に
まとめ上げていく力になるものです。

また、この人生ステージでは多様な人々を融合させ、
新しい環境を次世代の為に作っていくことが
求められています。

しかし、この力が非生産的なことに向かうことが
しょっちゅうあるものです。
それは、エリート意識に向かってしまうことです。
今風に言えば、セレブ気取りですね。

ついつい人はそっちの方向に気持ちが流れがち。
だけど、自分の目的はエリートやセレブを気取ること
ではないはずです。

そんな方向に自分のエネルギーを浪費しないように
注意しましょう。

この様なありがちだと言われる落とし穴に
ストンと落ちないように注意して、
やるべきことは何でしょうか?

<ビジョンを立てて、時々振り返る>

もし明確なビジョンや目標をまだ持っていなければ、
まずはそれらを立てることです。

そして、自分のビジョンを実現している状態を
明確にイメージし続けることが大切なので、
例えばノートに書いて持ち歩いても良いでしょう。

で、時々、そのビジョン及び自分の取り組みを
振り返ることがお勧めです。
日曜日の午前中は自分の振り返りタイムにするとか。

あと忘れてはいけないことは、
行動ですね。

人は毎日考えてイメージし続けた通りになると言います。
きっと、それはそうイメージして信じ続けることが、
自らの行動と思考を動かし、
また、動かす力を生じさせるのでしょう。

(2021年5月31日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
プロフィール


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?