あさぎの

未知の領域へ向けて足を踏み出す動き以外に、新しい知識は獲得できないし、自らの立つ領土の…

あさぎの

未知の領域へ向けて足を踏み出す動き以外に、新しい知識は獲得できないし、自らの立つ領土の輪郭を認識することもできない。

最近の記事

読書について

ここでお話しするのは読書という概念についてです。 読書とはどのような概念を指すのでしょうか? もしこの問いに明確に答えられなかったら、 立ち寄っていただけたら嬉しいです。 読書について思いを巡らせようと思ったきっかけ 初対面の方にお会いした時、「あなたの趣味は?」に対して「読書です。」と答えると以下のような答えが返ってくることがあります。 「どんな本が好きですか?」 「〇〇が好きです?」 「おすすめはありますか?」 これらの質問の答えに窮すると「私自身の趣味は読書なの

    • 書き方を学び、考えを整理する力をつける。

      私は文章を読むのが大好きです! 自分でも書いて見たいと思ったのですが、どうも文章の浅さが目立ってしょうがない。文章の浅さから考えを整理する力に乏しいと気がつき、整理するための型を手に入れようと考えました。 物語にも文章にも型があります。 文章を書く上で重要な点であり、考え方を整理するのに役立つはずです。 以下の文献を参考に今回の記事を「書くときの型式」について学んでいきたいと思います。興味を持っていただけたのならぜひお付き合いくださいね! 参考文献:藤吉 豊、小川 真理

      • 好きと愛してるを確かめる、ルービンのテスト

        ライクとラブの狭間でどっちだろう?と悩む。 「あの人の事、好きになったかもしれない。」 「この心のときめきは、、、恋???、ただの好意?」 「恋愛感情ではないはずなんだけど、この感情は好意で誤解されたくない。」 一般的に、好き(Like)と愛してる(Love)の違いは”なんとなく”理解されてる。しかし、「好きは友達に対して抱く感情」で、「愛してるは恋人に抱く感情。」とはもっともな結論なんだけど。そうじゃなくて、この人に対して好意(Like)を持っているのか?あるいは恋

        • 「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」から学ぶ。

           学び方について 本当にこの学びで正解なのだろうか? このような疑問は何度も、何度も、何度も抱くことになるだろう。 「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」と帝国宰相、オットー・ファン・ビスマルクの言葉が思い出される。 「愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ最初から誤りを避けるために、他人の経験から学ぶのを好む。」といった内容だったろうか?  二つの非効率な学び方のフレームワーク(枠組み) 学び方というものに関して我々はあまりにも、心もとないフレ

        読書について

          私は本当に小説を楽しめていたのか?

          読んでも、魅力が語れない。あなたの趣味は?と訊かれて、私は「本を読むことです。」と少し自信なさげに言ってしまう。「好きな本は?」の問いに対して、その本の魅力や内容についてすらすらと思い浮かばないからだ。好きで楽しんでるものなのだから、人に伝えられなくても、いいじゃないか!しかし、小説を楽しめているのか?と不安な気持ちに苛まれる。どうして、本が好きなのに、思い出せず、魅力が語れないのだろうか? 情報の再構築魅力的に語ったりするには「再構築」をおこなわなくてはならない。本は読ん

          私は本当に小説を楽しめていたのか?

          想像の解像度について

          あなたは友人の名前を思い浮かべて、それぞれ友人達の顔をどれだけの解像度で思い出せるか? ほくろの位置、シミの位置、眉毛、髪型、一体どこまで? 試しにやってみると、身近な友人ですらはっきりと顔の細部までは思いだすに至らない。 自分の記憶力が単純にわるいのかと、不安な気持ちになる。 しかし、他人にそれを確認する機会は少ない。 一層不安はグルグルと頭のなかを巡る。 想像の解像度を上げる事はできるだろうか? 私の答えはイエスである。 あなたは古代ギリシア時代の詩人シモニデスの

          想像の解像度について