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舞台 刀剣乱舞 禺伝 矛盾源氏物語 レポ

 舞台刀剣乱舞「禺伝 矛盾源氏物語」を観に行きました。こちらのそのレポとなります。ネタバレありの記事のため、まだ観ていない方は気を付けてください。

会場

 こちらは、2023年の2月の東京と大阪で公演されました。どちらも期間がけっこう短かったので、無事にチケットが当選してよかったです。
 今回観劇したのは大阪のオリックス劇場です。ちなみに、大阪公演は4日間しかありませんでした。

会場

 オリックス劇場は段差もあって観やすい劇場でした。

感想

①主演キャストが全員宝塚OG
 今回出陣する刀剣男士は、歌仙兼定、大俱利伽羅、一文字則宗、山鳥毛、姫鶴一文字、南泉一文字の6振です。なんとこの役は全員宝塚OGの方が演じています。豪華すぎて、本当によくチケット取れたな・・・と思いました。そして、やはり上手いです。刀剣乱舞の舞台で他の方(男性)が演じているキャラもいますが、その方よりも上手い気がしました。歌はもちろん、くるくると回転するシーンは本当に綺麗でした。殺陣のシーンはとくにずっと観ていたい。そして、本場の宝塚も観に行きたくなる・・・。
 ですが、個人的には山鳥毛などの男性らしいキャラクターは男性の方が似合うかな・・・とは思いました。

②ストーリー
 
ストーリーは正直難しかったです。実際、中の人も台本をもらったとき難しかった〜と言っていましたが、色々な人が出てきて確かに難しい……。今回の話は源氏物語が主となっていますが、そもそも自分が源氏物語を読んだことがなかったので、「……?」といった感じでした。
 ストーリーは、実際の紫式部の周辺人物が源氏物語のキャラになってしまい、物語であるはずの源氏物語のキャラの世界の方が現実になるという、まさに「矛盾」した源氏物語の話です。それを正すために刀剣男士はこの時代に訪れます。
 また、昔々の話なので、今の時代からすると色々と女性に対する扱いが「どうなの!?」といったシーンもあります。そこは時代が違うので特に気にしてはないのですが、南泉が光源氏に「なんだこいつ」と突っ込んでいて良かったな……とは思いました。
 そして、源氏物語はいくつかの章にわかれていて、刀剣男士はその間(物語がない部分)にいったりするのですが、それも中々シュールでした。

③光源氏の最期
 
クズ男……もとい光源氏ですが、女性に刺されそうになったり、最期には歌仙に斬られて終わります。この最期のシーンがまた鳥肌たつほど良い演出でした。良かったです。

最後に
 刀剣男士の物語でもありますが、源氏物語の二次創作の意味もあるのかなと。趣味の範囲ですが、実際に二次創作を描く身としては中々に考えさせられる舞台でした。本当に良かったです。
 他の刀剣乱舞の舞台と違い、全員女性のキャストとなりますが、刀剣乱舞好きな人には是非見てほしいです。

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