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「周囲に差をつける」スキルを持った、プロダクトデザイナーとは

「優れたプロダクトデザイナーとは、パズルができる人である。」
これはanveilがプロダクトをデザインする際の哲学に基づく考え方です。
パズルができるとは一体どう言うことなのか、解説していきます。


プロダクトデザイナーという職業

まず、そもそも、プロダクトデザイナーという職業について思うことは、キャリアルートが非常に限られているのではないか、ということです。

大企業では分業化が進み、企画から実際に形を決めて、生産まで行うという一連のプロセス全体に関われることは稀です。
一方、アトリエでは、色々と関わることができるかもしれませんが、しっかりした教育環境は期待できず、体系的にプロダクトデザインの実務について学ぶのは難しいかもしれません。

そして、その他の中小企業では、そもそも経験者しか募集していないことが多く、未経験者から入ることは難しそうです。

そのような中、未経験であっても、優れたプロダクトデザイナーになるための方法を考えてみました。


「優れた」プロダクトデザイナーとは

プロダクトデザイナーは、「プロダクト(=商品)をデザインする」人であるのは間違いありません。では、「優れた」プロダクトデザイナーとは、どのような人なのでしょうか?

世の中に無かったデザインをできる人でしょうか?あるいは、大人気商品を作れる人でしょうか?

anveilでは、「世の中に普及させることのできるプロダクトをデザインする」人が、優れたプロダクトデザイナーであると考えています。

世の中に普及するとはどういうことか、考えてみます。

今となっては、どこのスーパーやコンビニでも春夏秋冬全ての季節で購入することができるアイスクリーム。
しかし、かつては、世界中でも限られた貴族・王様しか食べることができない、とても高級なものでした。
大昔に真夏アイスを食べるためには、わざわざ登山をし、天然の氷を獲得する必要があったからです。

それが、歴史上のたくさんの人の努力や、新しい冷却技術の開発などにより、少しづつ製造費が下がっていきました。
そして、誰にでも手がとどく商品になったわけです。

世の中を変えることができるのは、たくさんの人に届けることができる商品です。
どれだけ美しく、機能的な商品であろうと、一部の限られた人しか買うことができないのであれば、あまり意味がないと考えています。価格を抑え、
世の中に普及させてこそ、意味のあるプロダクトになると考えています。


優れたプロダクトデザイナーになるために必要な能力

よくある勘違いとして、「プロダクトデザイナーは、アイデアやデザインスキルがあれば良い」というものがあります。

もちろん、デザインスキルが一定水準以上あることは大切ですが、それだけでは優れたプロダクトを作ることはできません。

先述の通り、いくらデザインが優れていたとしても、製造費が高く、商品価格が高いのであれば、あまり良いプロダクトとは言えないからです。
理想のデザインと実際の工法との間には、大きなギャップが生じており、その埋め方が非常に大切になってきます。

では、理想のデザインを追求しつつ、製造費を抑えるためには、どのようなスキルが必要なのでしょうか?

anveilでは、それは「パズルスキル」だと考えています。

プロダクトをデザインしていく過程は、パズルを組み立てていく作業に似ています。

パズルの一つ一つのピースは知識や経験です。
知識や経験は、リサーチや日常業務などを通じて、少しづつ増やすことができます。

まずは、たくさんのピースを集める。そして、それらを試行錯誤しながら、適切に組み合わせる。そうして、優れたプロダクトというものは出来上がっていきます。

この際に大切なスキルは、ピースを集める力と、ピースを組み合わせる力、つまり、「情報収集力」「編集力」です。

これらをしっかりを身につけてもらうことで、本当に優秀なプロダクトデザイナーとなることができると考えています。


優れたプロダクトデザイナーになるためのキャリア

上記のスキルを、誰でも未経験からスムーズに身につけるためのキャリアルートはどのようなものでしょうか?

それは、「商品開発における事務業務」からスタートする、というものです。

取引先とのやりとりや、備品調達、新しい技術のリサーチなどを通じて、パズルのピースを集めていける商品開発事務は、キャリアのスタートには最適です。
ピースを集めつつ、プロダクトデザインの一連の工程をしっかりと理解し、全体像を捉えていきます。

いくら良いデザインがあろうとも、それを作り出すピースが足りていなければ、それは決して実現させることはできません。

まずは、事務業務を通じて、ピースをしっかりと集めること。

そして、良質なピースをたくさん集めた上で、少しづつピースを組み合わせる作業を始めていきます。プロダクトデザイナーとしての次の一歩です。


anveilでのプロダクトデザイナーのキャリア

表札や看板のD2Cブランドである「PIECE OF SIGN」事業を行う弊社では、
以下のようなプロダクトデザイナーへのキャリアルートを用意しています。

「商品開発事務」
→「プロダクトデザイナーアシスタント」
→「プロダクトデザイナー」

そして、現在、商品開発事務ポジションを募集中です!!
世の中を、利用者の人生を変えていくプロダクトを、一緒に作ってみませんか?

もしご興味があれば、以下のリンクより、募集要項をご確認くださいませ。

https://jp.indeed.com/jobs?q=anveil&l=&from=searchOnHP&vjk=17c22562fb1641bd
※現在、商品開発事務の募集は停止しております。

ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。
あなたと一緒に働ける日を楽しみにしております!